【1級建築施工管理技士】1次検定「クロス・内装仕上げ」の頻出キーワード解説&類似問題対策内装仕上げ

プロの建築施工管理技士を目指す皆さんへ、お役立ち情報をお届けします!「1級建築施工管理技士」の1次検定で頻出の「クロス・内装仕上げ」に焦点を当て、キーワードの解説や類似問題の対策について紹介します。この記事では、経験豊富な1級建築施工管理技士が、正しい施工のポイントや引っかけ問題について詳しく解説します。壁紙からカーペット、キッチンまで幅広くカバーする内容で、1級建築施工管理技士への道のりをサポートします。一緒に勉強し、合格を目指しましょう!

1級建築施工管理技士(仕上げ・設備)類似問題

Q1. 壁紙(ビニルクロス)の張り付け施工

に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 壁紙の張り付け後、接着剤の急激な乾燥による目隙(ジョイントの開き)を防ぐため、通風を避けて養生した。
  2. 壁紙を張り付ける際、下地の凸凹が目立たないよう、あらかじめ全面にパテ処理を行い平滑にした。
  3. 接着剤の乾燥を早めて工期を短縮するため、張り付け直後に扇風機を用いて室内を強制的に通風させた。
  4. 気温が5℃以下になるおそれがあったため、採暖を行い、適切な室温を維持した。

Q2. GL工法(下地)における壁紙の張り付け時期

に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. GL工法によるボード下地は、接着剤(GLボンド)の水分が抜けきるまで十分に乾燥させる必要がある。
  2. GL工法によるボード張り完了後、翌日にボードの不陸がないことを確認し、直ちに壁紙を張り付けた。
  3. GL工法の下地乾燥期間として、夏季においては14日間、冬季においては21日間程度の養生期間をおいた。
  4. 下地が十分に乾燥していない状態で壁紙を張ると、カビの発生や剥離の原因となるため、含水率を確認した。

Q3. カーペットの敷き込み工法

に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. タイルカーペットの施工において、部分的な貼り替えを考慮し、粘着はく離形(ピールアップ形)接着剤を使用した。
  2. グリッパー工法において、フェルト(下敷き材)はグリッパーの内側に隙間なく敷き込み、ステープルで固定した。
  3. タイルカーペットの施工において、歩行によるズレを完全に防ぐため、全面接着工法用の強力な反応硬化型接着剤を使用した。
  4. タイルカーペットの張り付けは、部屋の中央部から放射状に向かって順次敷き込んだ。

Q4. システムキッチンの取付けおよび試験

に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. ウォールキャビネット(吊戸棚)を軽量鉄骨下地の壁に取り付ける際、あらかじめ下地内に補強用の合板を設置した。
  2. 排水試験において、シンクに満水まで水をため、一気に流して排水の漏れや詰まりがないかを目視で確認した。
  3. 排水試験において、一定量の水を流し、排水が完了するまでの所要時間をストップウォッチで計測して合否を判定した。
  4. 取付完了後、キャビネット本体を人力で揺らし、固定ねじの緩みやガタツキがないことを確認した。

Q5. 室内仕上げ工事の管理

に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. システムキッチンの強度確認において、全数に対して設計荷重の1.5倍の重りを載せて24時間放置し、異常がないかを確認した。
  2. 壁紙の施工において、下地との接着力を高めるため、下地表面の粉塵を清掃してから接着剤を塗布した。
  3. タイルカーペットの施工において、接着剤の塗布後、適切なオープンタイムを取り、粘着力が発現してから貼り付けた。
  4. キャビネットの取付ビスは、石こうボードを通り抜けて、背後の補強下地材に確実に達する長さのものを使用した。

1級建築施工施工管理技士内装仕上げ解答とポイント

  • Q1:3(急激な乾燥はNG。「通風を避ける」が正解)
  • Q2:2(GLボンドは水分が多いため14~21日の養生が必要。翌日は早すぎます)
  • Q3:3(タイルカーペットはピールアップ形。全面接着はNG)
  • Q4:3(排水試験は「漏れ・詰まりの状態」を確認するもの。時間は計りません)
  • Q5:1(現場で「重りを載せて放置」するような試験は行いません。手で揺らして確認します)

1級建築施工管理技士マンガで説明出題頻度の高いポイントと解説

「内装仕上げ工事(壁紙・カーペット・住宅設備)」に関する重要ポイントをまとめました。

この分野は、「乾燥のさせ方(通風の有無)」と「接着・固定の工法」、そして「試験の方法」が頻出です。

壁紙・床材・住宅設備工事 頻出ポイント一覧

項目頻度正しい施工(ここを覚える!)引っかけキーワード
壁紙の乾燥★★★接着剤の急激な乾燥を防ぐため、通風を避ける「通風を良くして」乾燥させた
GL下地の養生★★★GL工法のボード下地には、施工後14〜21日間以上(※1)放置してからクロスを貼る。「翌日」にクロスを貼った
カーペット工法★★☆タイルカーペット「粘着はく離形(ピールアップ)」接着剤を使う。置敷き、「全面接着」(※2)
キッチン排水試験★★☆シンクに水をため(例:満水)、排水の流れの状態(漏れ・詰まり)を確認する。「排水の所要時間」を調べた
キャビネット固定★★☆軽量鉄骨下地には、あらかじめ補強用の胴縁や下地材を入れる。「ボードに直接」ビス留めした
キッチン強度確認★☆☆ウォールキャビネット等は、取付後に手でゆすり、目視で緩みがないか確認する。「重りを載せて放置」した(※3)

※1:接着剤(GLボンド)の水分が抜けきるまで待つ必要があります。
※2:タイルカーペットは後で交換できるように「剥がせる」のがメリットなので全面接着は×。
※3:現場で全数に重りを載せるような試験は通常行いません。

1級試験対策!「逆転」の引っかけパターン

1. 壁紙は「過保護」に乾かす

壁紙(クロス)を貼った直後に窓を開けて「通風を良くする」のはNGです。急激に乾くと、接着剤が固まる前に紙が縮んで、ジョイント(継ぎ目)が開いてしまいます。試験では「扇風機を回した」などのひっかけも出ます。

2. GL工法の「20日間」の壁

せっこう系接着剤(GLボンド)は厚みがあるため、中まで乾くのに時間がかかります。乾かないうちにクロスを貼ると、ボンドの水分でクロスがカビたり剥がれたりします。「2〜3週間(21日程度)待つ」というのが試験の正解です。

3. キッチン排水は「タイム」じゃない

システムキッチンの試験で「20リットルためて排水時間を計った」という具体的な数値が出たら疑ってください。建築工事の試験としては、「排水がスムーズか」「漏れがないか」という「状態の目視」が基本です。

4. タイルカーペットの接着剤

タイルカーペットは、汚れたところだけ剥がして洗えるのが特徴です。そのため、ガチガチに固まる接着剤ではなく、ペリペリ剥がせる「粘着はく離形(ピールアップ形)」を使うのが大原則です。

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