【1級建築施工管理技士】1次検定「鉄骨クレーン作業」の頻出キーワード解説&類似問題対策

ようこそ、「一級建築施工管理技士」の学習へ!今回は、鉄骨工にスポットを当て、「揚重作業・クレーン」に関する頻出キーワードを完全攻略します。私も同じ道を歩んできた一人として、勉強中に気づいたポイントや解き方を共有したいと思います。クレーン操作や揚重作業に関するテクニカルな知識をマンガやイラストを使って解説し、身近な言葉でわかりやすく伝えていきます。一緒に試験勉強を楽しく効果的に進めていきましょう!

1級建築施工管理技士(揚重機)模擬試験

【問1】 クレーンの荷重の定義に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. ジブを有しないクレーンの「定格荷重」は、つり上げ荷重からフック等のつり具の重量を除いた荷重である。
  2. 「つり上げ荷重」とは、クレーンの構造および材料に応じて、つり上げることができる最大の荷重をいう。
  3. つり上げ荷重が同程度の場合、一般にクローラクレーンのほうがトラッククレーンよりも最大作業半径が大きい。
  4. 定格荷重の算出において、つり具の重量は含めたまま計算することとした。

【問2】 強風時の対応に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. クレーンによる作業は、10分間の平均風速が10m/s以上になったため中止した。
  2. 瞬間風速が30m/sを超える風が吹いた後は、作業再開前に各部の異常の有無を点検した。
  3. 作業中止の判断基準を、10分間の平均風速ではなく、瞬間風速が10m/sに達した時点とした。
  4. 台風の通過後、クレーンの各部を点検し、安全を確認してから作業を再開した。

【問3】 クレーンの機種と特性に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 傾斜ジブ式タワークレーンは、高揚程で比較的重量の大きい荷のつり上げに適している。
  2. ラチス式クローラクレーンは、現場内でブームの組立て・解体を行うための広い場所を必要とする。
  3. トラッククレーンを使用する場合、作業時のアウトリガー反力について地盤の強度を検討した。
  4. 傾斜ジブ式タワークレーンは、構造上、軽量物の低揚程作業にのみ限定して使用される。

【問4】 安全設備および作業ルールに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. クレーンで重量物をつり上げる際、地切り(地面から少し浮いた状態)で一旦停止し、安全を確認した。
  2. 建設用リフトの停止階において、荷の積卸口に遮断設備(ゲート)を設けた。
  3. 地表から60m以上の高さにあるタワークレーンには、航空障害灯を設置した。
  4. 地切り後の一旦停止は時間の無駄であるため、そのまま一気に所定の高さまで巻き上げた。

【問5】 その他の揚重設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. ロングスパン工事用エレベーターの定格速度は、毎分10m以下であることを確認した。
  2. リフトの積卸口の遮断設備は、荷の落下の危険がないと判断したため設置しなかった。
  3. トラッククレーンのつり上げ性能は、アウトリガーを最大限に張り出した状態で示す。
  4. 航空障害灯の設置基準について、非常用エレベーターの基準(31m)とは別に、60m以上の工作物として管理した。

1級建築施工施工管理揚重作業・クレーン解答と解説

  1. 4(定格荷重は、フック等の重量を差し引いた(除く)数値です)
  2. 3(作業中止の判断は「平均風速」です。「瞬間風速」は点検の基準です)
  3. 4(傾斜ジブは「高揚程・重量物」が得意です)
  4. 4(地切り後の「一旦停止」は、荷崩れやワイヤの異常を確認する必須作業です)
  5. 2(リフトの遮断設備は、作業者の転落や荷の落下を防ぐために必ず設置します)

漫画でわかるクレーン作業のポイント1


漫画でわかるクレーン作業のポイント2

揚重機(クレーン・リフト)頻出ポイント比較表

項目重要度正しい内容(キーワード)よくある引っ掛け(×)
定格荷重の定義★★★つり上げ荷重 - 「つり具(フック等)」の重量つり具の重量を「含まない(除かない)」数値。
作業中止の風速★★★10分間の平均風速が10m/s以上「瞬間風速」が10m/s以上で中止。
強風後の点検★★★瞬間風速30m/s超の風が吹いた後。「平均風速」が30m/s超の後。
航空障害灯★★地表から60m以上の高さ。「31m以上」や「100m以上」。
地切り(じぎり)★★★つり上げ直後に一旦停止して確認。停止せずにそのまま巻き上げる。
リフトの安全設備★★停止階に積卸口の遮断設備を設ける。遮断設備は「不要」である。
傾斜ジブクレーン★★高揚程・重量物のつり上げに向く。「低揚程」や「軽量物」に向く。
クローラクレーントラッククレーンより最大作業半径が大きい作業半径が「小さい」

合格のための「引っ掛け」見極めポイント

  1. 「定格荷重」の計算式
    • ここが罠: クレーンのカタログスペック(つり上げ荷重)から、「フックの重さ」を引いた残りが、実際に運べる荷物の重さ(定格荷重)です。
  2. 平均風速 vs 瞬間風速
    • ここが罠: 作業を「止める」判断は「平均風速」、作業後に「点検」が必要なのは「瞬間風速」です。このセットが逆になって出題されます。
  3. 地切り(じぎり)のルール
    • ここが罠: 荷物が地面から数センチ浮いた状態(地切り)で止めるのは、ワイヤの緩みや荷崩れを確認するためです。「一旦停止」という言葉がキーワードです。
  4. アウトリガーと地盤
    • ここが罠: トラッククレーンは、走っている時より「作業中(アウトリガー)」の方が地盤に大きな力がかかります。そのため、作業時の地盤強度を検討する必要があります

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