【No. 28】 道路のアスファルト舗装における路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) アスファルトコンクリート再生骨材を多く含む再生路盤材料は、締め固めにくい傾向にあるので、使用するローラの選択や転圧の方法等に留意して施工するとよい。
(2) セメント安定処理路盤を締め固め直後に交通開放する場合は、含水比を一定に保つとともに、表面を保護する目的で必要に応じてアスファルト乳剤等を散布するとよい。
(3) 粒状路盤材料が乾燥しすぎている場合は、施工中に適宜散水して、最適含水比付近の状態で締め固めるとよい。
(4) シックリフト工法による加熱アスファルト安定処理路盤は、早期交通開放すると初期わだち掘れが発生しやすいので、舗設後に加熱するとよい。
一級土木施工管理技士過去問暗記ノート【無料解説】
【No. 28】 道路:アスファルト舗装(路盤の施工)
正解: (4)
【理由】 シックリフト工法(厚層舗設)は、早期交通開放による「初期わだち掘れ」を防ぐため、舗設後に十分冷却(養生)する必要があります。設問の「加熱するとよい」は真逆の記述であり不適当です。
【理由】 シックリフト工法(厚層舗設)は、早期交通開放による「初期わだち掘れ」を防ぐため、舗設後に十分冷却(養生)する必要があります。設問の「加熱するとよい」は真逆の記述であり不適当です。
💡 試験に出る!暗記ノート
- ✅ シックリフト工法: 1層の仕上がり厚を10〜20cmと厚く施工する方法。熱が逃げにくいため、「加熱」ではなく「冷却」が交通開放の条件。
- ✅ 再生路盤材料: アスファルト分を含むため締め固めにくい。ローラの機種選定(タイヤローラ等)や転圧回数に留意。
- ✅ セメント安定処理: 交通開放時は表面保護のためアスファルト乳剤(プライムコート等)を散布し、水分蒸発を防ぐ。
- ✅ 粒状路盤(砕石): 最適含水比付近で締め固めるのが鉄則。乾燥時は散水が必要。
出題難易度: ★★★☆☆(頻出・引っかけ注意)
一級土木施工管理技士マンガ解説【無料解説】

さらに深掘り!一級土木施工管理技士試験対策ポイント
- 選択肢(4) シックリフト工法(厚層舗設)の注意点:
- 特徴: 通常は数層に分けて打つ路盤を、一度に 10〜20cm と厚く仕上げる工法です。
- 課題: 層が厚いため、内部に熱がこもりやすく、表面が冷めても中が熱いままになりがちです。この状態で車を走らせると、柔らかい内部が変形して「初期わだち掘れ」が起きてしまいます。
- 対策: 解説の通り、「十分な冷却(養生)」が必要です。散水して強制的に冷やすこともあります。「加熱」はさらに柔らかくしてしまうため、絶対にNGです。
- 選択肢(1) 再生路盤材料(RC-40など):
- 古いアスファルトを砕いたもの(再生骨材)は、表面に古いアスファルトが付着しています。これがクッションのようになってしまい、新しい石だけの材料(バージン材)に比べてバネのように跳ね返り、締まりにくい(リバウンド現象)特性があります。
- そのため、タイヤローラでじっくり練り固めるなど、機械の選定が重要になります。
- 選択肢(2) セメント安定処理路盤の養生:
- セメントは「水」と反応して固まる(水和反応)ため、水分が蒸発すると強度が上がりません。
- 乳剤散布の理由: アスファルト乳剤を膜のように張ることで、路盤の中の水分を閉じ込める(保水)役割を果たします。これがそのまま「プライムコート」の代わりになり、上の層との接着剤にもなります。