今回は令和4年(2022年):1級建築施工管理技士の過去問まとめ(学科・実地試験)をまとめてみました。
建築施工管理の領域において、1級建築施工管理技士の資格は、高度な技術と知識を要求される国家資格として知られています。本記事では、令和4年(2022年)の1級建築施工管理技士の過去問を一挙にまとめ、学科試験や実地試験に備えるための問題集として提供します。
1級建築施工管理技士の資格取得には、熟練の技術と深い知識が求められるため、過去問を通じて自己評価や知識の確認を行い、試験に臨む準備を進めることが重要です。
ぜひ本記事を通じて、1級建築施工管理技士の試験対策にお役立てください。
令和4年度1級建築施工管理技士過去問題解説と対策

1建築施工管理の最高峰資格である「1級建築施工管理技士」。高度な技術力と知識が求められる国家資格であり、合格には戦略的な対策が欠かせません。
本記事では、令和4年度(2022年)の1級建築施工管理技士試験(1次検定・2次検定)の過去問と解答・解説を一挙にまとめました。試験傾向の把握や、自身の弱点克服のための問題集としてぜひご活用ください。
2022年度建築施工管理技士1次検定問題ダウンロード

令和4年1級建築施工管理技士:1次検定(午前・午後)問題
1級建築施工管理技士:令和4年度 1次検定(午前)解答・解説【No.1〜20】
建築学(環境・構造)、材料、設備、および積算に関するセクションです。
- 【解答はこちら 01~10問】
問題番号 正解 解説 注意書き (No.1) 換気 4 効率的な換気のためには、換気経路を「長く」して死角をなくすのが適切です。短くするとショートカットが発生します。 (No.2) 伝熱 2 壁体の含湿率が増加すると、水の熱伝導率の影響で、壁体全体の熱伝導率は「大きく」なります。 (No.3) 音 3 回折現象は、周波数が「低い(波長が長い)」音ほど起こりやすく、高い音ほど直進性が増し回折しにくくなります。 (No.4) RC構造 4 柱の脆性破壊を避けるためには、軸方向圧縮応力度を「小さく」抑え、じん性(粘り強さ)を確保するように設計します。 (No.5) 木質構造 1 剛性の異なるボルトと釘を併用する場合、それぞれの耐力を単純に「加算」することはできません。 (No.6) 鉄骨構造 4 高い回転拘束力を得るには、露出形式よりも「埋込み形式」や「根巻き形式」が適しています。 (No.7) 地盤・基礎 1 沈下の許容値は、一般に独立基礎(不動沈下の懸念大)よりも「べた基礎」の方が大きく設定できます。 (No.8) 荷重・外力 1 風力係数は、外圧係数と内圧係数の「差(代数和)」によって算出します。積ではありません。 (No.9) 構造計算 3 3ヒンジラーメンの反力計算の結果、3が正解となります。 (No.10) 構造計算 3 等分布荷重と集中荷重が重なる単純梁のモーメント図。中央部(点E)で最大となります。
- 【解答はこちら 11~20問】
問題番号 正解 解説 注意書き (No.11) 鋼材 4 低降伏点鋼は、添加元素を「極力減らす」ことで降伏点を下げ、延性を高めた材料です。 (No.12) 左官材料 2 せっこうプラスターは「気硬性」の性質を持ち、湿気や水に弱いため、多湿な場所での使用は不適当です。 (No.13) ガラス 3 金属皮膜を形成したものは熱線「反射」ガラスです。吸収ガラスは着色剤を混入させたものです。 (No.14) シーリング 4 2成分形シーリング材は、基剤と「硬化剤」を施工直前に練り混ぜるものです。着色剤ではありません。 (No.15) 内装材料 1 コンポジションビニル床タイルは、単層タイルに比べてバインダー含有率が「低い(30%未満)」材料です。 (No.16) 舗装工事 2 路床の締固めは、一般に一層の仕上がり厚さを「200mm」程度として行います。300mmは厚すぎます。 (No.17) 避雷設備 3 一般建築物は「20m超」が基準です。危険物貯蔵庫などは高さに関わらず設置が必要です。 (No.18) 空調設備 4 CAV(定風量)方式は風量を一定に保ち温度を変える方式です。風量を変えるのは「VAV方式」です。 (No.19) 消火設備 2 閉鎖型スプリンクラーは、火災による「熱」を感知してヘッドが作動します。煙ではありません。 (No.20) 積算 3 公共建築工事積算基準において、Aは「現場工事費」、Bは「共通仮設費」に当たります。
1級建築施工管理技士:令和4年度 1次検定(午前)解答・解説【No.21〜40】
施工(躯体・仕上)の各工法に関するセクションです。
- 【解答はこちら 21~30問】
問題番号 正解 解説 注意書き (No.21) 乗入れ構台 1 構台の支柱と山留めの切梁支柱の兼用は、原則として避けるべきです(荷重条件が異なり危険なため)。 (No.22) 土工事 4 ヒービングの防止には、地下水位低下よりも「根入れ深さの確保」や「地盤改良」が有効です。 (No.23) 山留め監視 4 盤圧計は山留め壁(裏面)に設置します。切梁の中央は「軸力」の測定場所です。 (No.24) 場所打ち杭 1 トレミー管の挿入長さは、一般に「2m以上6m以下」を保持します。最長6mという限定は不適切です。 (No.25) ガス圧接 2 圧接部のふくらみの「直径」は鉄筋径の1.4倍以上、「長さ」は1.1倍以上必要です。 (No.26) コンクリ調合 2 実績がない場合の標準偏差は「3.5 N/mm²」等を採用します。1.5 N/mm²は小さすぎます。 JASS 5 (2022)改定に注意。 (No.27) 高力ボルト 4 ナット回転法による本締め後のナット回転量は「120°±30°」の範囲にあるものを合格とします。 (No.28) 鉄骨建方 1 リフトアップ工法は地上近くで地組みし、「ジャッキ等」で引き上げる工法です。クレーン吊りではありません。 (No.29) 木造軸組 4 ボルト孔の径は呼び径に対し「+1.5mm」から「+3.0mm」程度が一般的。±5mmの誤差は許容されません。 (No.30) 揚重機械 1 建設用リフトは「荷のみ」を運搬するものです。人を乗せることは法令で禁止されています。
- 【解答はこちら 31~40問】
問題番号 正解 解説 注意書き (No.31) シート防水 2 出隅・入隅の増張り(補強)は、平場シートの張付け「前」に行うのが原則です。 (No.32) シーリング 2 ポリウレタン系の上にポリサルファイド系を打ち継ぐと、密着不良の原因となるため避けるべきです。 (No.33) タイル工事 3 改良積上げ張りは、タイルの「裏面」にモルタルを盛り上げ、下から順に積み上げる工法です。 (No.34) 金属屋根 4 けらば(屋根の端部)の溝板幅は、雨仕舞い上、広めに取るのが標準的です。 (No.35) 仕上塗材 3 開口部まわり等の増塗(補強)は、主材塗りの「前」に行うのが正しい手順です。 (No.36) アルミニウム建具 4 水切り等の板厚は、一般に「1.5mm」以上とします。1.2mmでは強度が不足する場合があります。 (No.37) 塗床工事 3 エポキシ樹脂系コーティングのベースコートは、通常「ローラー」や「刷毛」で塗布します。木ごては不適当です。 (No.38) ボード張り 2 接着材の塗付け間隔は、一般にボードの周辺部で「200〜250mm」、中央部で「300mm」程度とします。 (No.39) ECP(板張り) 1 縦張りロッキング工法では、縦目地は「8mm」以上、横目地は「15mm」以上とするのが標準的です。 (No.40) 仮設計画 4 女性用便房は、一般に15名以内ごとに1個以上(労働安全衛生規則)必要です。25名で2個は不足です。
1級建築施工管理技士:令和4年度 1次検定(午前)解答・解説【No.41〜44】
仮設設備、施工計画、工事記録、工程と費用の関係に関するセクションです。
- 【解答はこちら 41~44問】
問題番号 正解 解説 注意書き (No.41) 仮設設備 1 動力負荷の電力容量は、山積みの「80%」程度を実負荷とするのが一般的です。50%では容量不足の危険があります。 (No.42) 施工計画 3 ロックウール吹付けは粉塵が発生します。なくすには成形板貼りや巻付け工法への変更が必要です。 (No.43) 工事記録 3 保存期間は、契約や仕様書に基づき適切に定めます(受注者が一方的に決めるものではありません)。 (No.44) 工期と費用 2 工期を短縮すると、直接費は増えますが、管理費などの「間接費」は「減少」します。
※この解答・解説は、提供された試験問題に基づき、一般的な技術基準等に照らして作成したものです。実際の合格判定や公式解答とは異なる場合がありますので、学習の参考としてご活用ください。
令和4年1級建築施工管理技士:1次検定(午後)問題解答
1級建築施工管理技士:令和4年度 1次検定(午後の部)解答・解説【No.45〜No.60】
施工管理法(工程管理、品質管理、安全管理)および応用能力に関する必須問題セクションです。
- 【解答はこちら 45~54問】
問題番号 正解 解説 注意書き (No.45) 工程管理 4 特定の職種や部分を抜き出したものは「詳細工程表」や「月間・週間工程表」に該当します。 (No.46) タクト手法 3 タクト手法は一連の作業が連動しているため、1つの作業の遅れは工程全体に非常に大きな影響を及ぼします。 (No.47) 品質管理 2 目標値を大幅に上回ることは、過剰品質によるコスト増や工程の遅れを招く可能性があり、不適当な場合があります。 (No.48) RC工事検査 3 ガス圧接部の偏心が規定値を超えた場合、切り取って再圧接が必要です。再加熱での修正は不可です。 (No.49) 解体工事 2 振動レベルが周期的に変動する場合、通常は「80%上限値(L10)」を評価値とします。 (No.50) 労働災害 4 労働災害とは「労働者が死傷」することを指します。物的な被害のみ(機械の破損等)は含まれません。 (No.51) 公衆災害 3 防護棚(朝顔)の敷板どうしの隙間は、落下物防止のため「なし」または「1.5cm以下」とします。 (No.52) 作業主任者 2 「作業計画」を定めるのは事業者の責務であり、作業主任者はその計画に基づき指揮を行います。 (No.53) 安全措置 1 悪天候時の作業禁止基準は、強風・大雨・大雪等の危険が予想される場合、直ちに中止させる必要があります。 (No.54) 酸素欠乏 1 酸素欠乏危険作業において選任が必要なのは「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」です。
- 【解答はこちら 55~60問】
問題番号 正解 解説 注意書き (No.55) 材料保管 1, 3 板ガラスの平置きは破損の原因となるため不適当。高力ボルトは使用直前まで開封厳禁です。 五肢二択 (No.56) 型枠工事 1, 3 許容応力度は原則として短期を採用します。また、沈下防止の根がらみ等は必須です。 五肢二択 (No.57) コンクリ養生 2, 4 柱のせき板存置期間の強度基準は5 N/mm²以上。養生期間はセメント種や気温により異なります。 五肢二択 (No.58) LGS壁下地 1, 4 スタッド天端の隙間は10mm程度(15mmは過大)。スペーサーの固定間隔は一般に600mm程度です。 五肢二択 (No.59) 塗装工事 2, 4 ふっ素樹脂エナメルの中塗りはローラー塗りが一般的。エマルションペイントは水で希釈します。 五肢二択 (No.60) 外壁改修 2, 5 赤外線装置法は天候等に左右されます。浮き代が1.0mm未満ならエポキシ樹脂注入等が適しています。 五肢二択
1級建築施工管理技士:令和4年度 1次検定(午後の部)解答・解説【No.61〜No.72】
法規に関するセクションです(12問中8問を選択して解答)。
- 【解答はこちら 61~70問】
問題番号 正解 解説 注意書き (No.61) 建築基準法 3 完了検査の申請は、工事完了日から「4日以内」に行わなければなりません。7日ではありません。 (No.62) 建築基準法 2 工事停止を命じることができるのは「特定行政庁」です。建築主事には命令権はありません。 (No.63) 避難施設 1 小学校等には、非常用の照明装置の設置義務はありません。 (No.64) 建設業法 4 特定建設業の許可が必要な下請契約総額は、建築工事業の場合「7,000万円以上」です。 2023年改正による変更 (No.65) 請負契約 2 元請負人の検査期間は、下請負人からの完成通知後「20日以内」に行わなければなりません。 (No.66) 技術者制度 2 監理技術者の講習有効期間は、受講した年の翌年から起算して「5年」以内です。 (No.67) 労働基準法 3 天災地変その他「やむを得ない事由」で事業継続不可能な場合、解雇制限は解除できます。 (No.68) 安全衛生法 2 安全衛生責任者は、安全管理者や衛生管理者のような特定の資格要件はありません。 (No.69) 安全教育 4 新たに就く作業主任者への教育義務は、安衛法上の別規定となります。 (No.70) リサイクル法 3 再資源化等が完了した報告は、「発注者」に対して書面で行わなければなりません。
- 【解答はこちら 71~72問】
問題番号 正解 解説 注意書き (No.71) 騒音規制法 3 特定建設作業の届出対象となる空気圧縮機は、定格出力が「15kW以上」のものです。 (No.72) 道路交通法 1 積載物の長さ制限は、自動車の長さの「1.2倍」まで許可なしで運搬可能となりました。 2022年改正による緩和
※この解答・解説は、提供された試験問題に基づき、一般的な技術基準等に照らして作成したものです。実際の合格判定や公式解答とは異なる場合がありますので、学習の参考としてご活用ください。
1級建築施工管理二次検定過去問ダウンロード(実地試験)

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1級建築施工施工管理技士過去問2次検定試験解答・解説

1級建築施工施工管理技士過去問2次試験 安全基準問題
- 解答・解説例
- 1. 墜落,転落による災害
①高さが2ⅿ以上の箇所で作業を行うときは,作業を安全に行うため必要な照度を保持する。
②脚立足場での天井仕上げ作業を行うときは、転落防止のため、足場板のはね出しは20㎝以下、3点支持とし堅固に固定する。
2. 崩壊,倒壊による災害
①塔状比の高い建物の鉄骨建方作業を行うときは、強風による鉄骨の倒壊防止のため、強風時自立検討を行い、倒壊防止ワイヤーを各工区の本締め完了まで緊張・残置する。
②鉄骨の建方時の倒壊を防止するため,建方順序,建入れ直しのやり方,ワイヤロープの配置等の検討を行う。
3. 移動式クレーンによる災害
①移動式クレーンにアウトリガーがある場合,作業を行うときはアウトリガーを最大限に張り出す。
②鉄骨建方工事における鉄骨部材の揚重作業を行うときは、トラッククレーンの転倒事故を防止するため、敷き鉄板を敷いて、アウトリガーを張り出して足元を固める。
1級建築施工施工管理技士過去問2次試験 工程計画問題
- 解答・解説例
- 【問題1】
A1,B1作業内容
壁軽量鉄骨下地組み
A6,B6作業内容
フリーアクセスフロア敷設
【問題2】
総所要日数25日
【問題3】
A4のフリーフロート 0日
【問題4】
あ A5
い 27
1級建築施工施工管理技士過去問2次試験 施工注意点問題
- 解答・解説例
- 【問題1】
①保護コンクリート中の溶接金網の重ね幅は1 節半以上,かつ,150㎜以上とする
②伸縮目地は、パラペット等立上がり部の際から600㎜程度、中間部は縦横3m程度の間隔に設ける。
【問題2】
①温度変化によるフローリングボードの膨張伸縮を考慮し、壁、巾木及び敷居との取合い部分にはすき間を設ける。
②板の継手を乱にし,通りよく締め付けて敷き並べ,小口のさね肩を損傷しないように雄ざねのつけ根から隠し釘で留め付ける。
【問題3】
①塗り残しは、色むら等仕上がり外観に影響を与えるので、同一区画内の途中で1日の作業が終わらないように1日の工程を考慮した塗装面積を計画する。
②吹付けの場合は,見本と同様の模様で均一に仕上がるように,指定の吹付け条件により吹き付ける。
【問題4】
①鋼製ドアの取付け精度は,枠の対角寸法差を3mm以内,枠・ねじれ・反り・はらみを2mm以内とする。
②くつずりは,裏面にあらかじめモルタルを詰めてから取り付ける。
1級建築施工施工管理技士過去問2次試験 各種基準問題
- 解答・解説例
問題NO 1 2 3 4 5 6 7 8 回答 2 3 1 3 5 1 3 4
1級建築施工施工管理技士過去問2次試験 各種法令問題
- タイトル
問題NO 1 2 3 4 5 6 回答 1 4 3 5 3 2
1級建築施工管理技士 過去問PDFダウンロード(直近5年分)
1級建築施工管理技士の過去問PDFを、午前・午後・2次検定までまとめてダウンロードできます。直近5年分をこのページで一覧でき、さらに古い年度はカテゴリーページから10年分以上を確認できます。
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