皆さん、一級建築施工管理技士の学科試験において、一番頭を悩ませる問題、「日射・日照」。この重要なキーワードを完全攻略しましょう!受験生がよく間違えるポイントや類似問題に焦点を当て、試験に直結するヒントをお伝えします。私も1級建築施工管理技士の保有者ですが、このテーマには苦労しました。ですが、一緒に乗り越えていきましょう!日射・日照がらみの試験対策について、一緒に学んでいきましょう!
1級建築施工管理技士過去問類似5問【日射・日照】
第1問:日射量について日射
に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 全天日射量は、直達日射量と天空日射量を合計したものである。
- 北緯35度付近において、冬至の日における南向き垂直面の終日直達日射量は、水平面の終日直達日射量より大きい。
- 北緯35度付近において、夏至の日における南向き垂直面の終日直達日射量は、冬至の日よりも大きい。
- ブラインドを窓の室内側に設けるより、室外側に設ける方が、室内への熱負荷を軽減する効果が高い。
第2問:日影と隣棟間隔日影及び隣棟間隔
に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 同じ日照時間を確保する場合、緯度が高い地域ほど、南北の隣棟間隔を大きく取る必要がある。
- 建物の高さが同じであれば、建築物の東西の幅が広いほど、長時間日影となる範囲は広くなる。
- 日影曲線は、地面に垂直に立てた棒の影の先端が描く軌跡である。
- 建物の高さを2倍にすると、日影の長さも2倍になるため、長時間日影となる範囲も比例して2倍に広がる。
第3問:可照時間と日照率日照・日射の用語
に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 可照時間とは、日の出から日没までの時間(障害物がないと仮定した場合)をいう。
- 日照率とは、可照時間に対する実際の日照時間の割合(%)をいう。
- 東京地方における日照率は、一般に8月(夏)よりも1月(冬)の方が高い。
- 北緯35度付近において、北向き垂直面の可照時間は、冬至のときに最も長くなる。
第4問:各方位の日射特性特定の日・方位における日射
に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 北緯35度付近において、東向き垂直面の終日直達日射量は、1年の中で夏至のときに最大となる。
- 夏至の日において、南東向き垂直面の日射量は、真南向き垂直面の日射量よりも多い。
- 冬至の日において、東向き垂直面の終日直達日射量は、水平面の日射量よりも多い。
- 真南向き垂直面の可照時間は、夏至よりも冬至の方が長い。
第5問:日影図と島日影日影の影響
に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 日差し曲線(日照図表)は、周囲の建物によってある地点の日照時間がどれだけ削られるかを検討するのに用いられる。
- 島日影とは、建物から離れた場所に「島」のように孤立して生じる、長時間日影になる領域のことである。
- 東西に隣接した建物の間(北側)に生じる島日影は、建物の間隔が狭いほど発生しやすくなる。
- 建物の高さを一定以上に高くしても、そこから遠い場所の日影時間はあまり変化しなくなる。
1級建築施工施工管理技士:日照・日射【解答と解説】
第1問:正解 3
- 解説: 北緯35度付近では、夏は太陽が高すぎて南側の壁(垂直面)に光が当たりにくいです。逆に冬は太陽が低いので、南側の壁に奥まで光が当たります。よって、「冬至の方が夏至よりも南面の直達日射量は多い」のが正解です。
第2問:正解 4
- 解説: 建物を高くすると影の「長さ」は伸びますが、影が「留まる時間」は別問題です。ある一定以上の高さになると、影が動くスピードも速くなるため、「長時間日影(例:4時間以上ずっと影など)」の範囲は、建物を高くしてもそれほど広がりません。
第3問:正解 4
- 解説: 北面の壁に太陽が当たるのは、太陽が北寄りから昇って北寄りへ沈む「夏」だけです。したがって、北向き垂直面の可照時間が最も長くなるのは「夏至」のときです。
第4問:正解 3
- 解説: 冬至の日は太陽が低いため、平らな地面(水平面)よりも、立っている壁(垂直面)の方が光を垂直に受けやすく日射量が多くなります。ただし、それは「南向きの壁」の話です。東向きの壁は午前中しか日が当たらないため、冬至では「水平面」の日射量の方が多くなります。(※南面>水平面>東面の順)
第5問:正解 3
- 解説: 島日影(しまひかげ)は、2つの建物の影が合体してできる離れ小島のような影です。これは、建物の間隔がある程度「広い」ときに、影が分離して北側にポツンと現れる現象です。
1級建築施工施工管理技士:合格へのワンポイントアドバイス
【1級建築施工管理技士】日影・日射の重要ポイントまとめ
| 項目 | 出題頻度 | 正しい知識(ここを覚える!) | 引っ掛けキーワード(要注意!) |
|---|---|---|---|
| 南面の可照時間 | ★★★ | 南面は、太陽高度が低い「冬至」が最も長く、夏至が最も短い。 | 「南面は夏至が最も長い」は× |
| 北面の可照時間 | ★★☆ | 北面は、日の出・日の入りが北寄りの「夏至」付近のみ日が当たる。 | 「北面は一年中日が当たらない」は× |
| 日射量の比較 | ★★★ | 冬季の積算日射量は、水平面(屋根)より垂直面(南壁)の方が多い。 | 「冬も水平面の方が多い」は× |
| 隣棟間隔 | ★★★ | 緯度が高い(北の)地域ほど影が長いため、間隔を広くとる必要がある。 | 「北の地域ほど間隔を狭くして良い」は× |
| 日照率 | ★★☆ | 東京など太平洋側では、晴天の多い冬季(1月)の方が夏季より高い。 | 「梅雨のない夏季の方が高い」などは× |
| 遮熱対策 | ★★☆ | 日射を遮るには、窓の内側(カーテン等)より外側(ブラインド等)が有効。 | 「内側の方が遮熱効果が高い」は× |
| 用語の定義 | ★★☆ | 可照時間はスペック上の最大値、日照時間は実際に日が当たった時間。 | 「日照時間は障害物を考慮しない」は× |
試験では「夏至の南面 vs 冬至の南面」の比較が非常によく出ます。
- 夏至の南面:太陽が高すぎて、ひさしに遮られるイメージ(日射量・少)
- 冬至の南面:太陽が低いので、部屋の奥まで日が差し込むイメージ(日射量・多)
このイメージを持っておくだけで、多くの問題が解けるようになります!
用語の解説の1級建築施工管理技士得点アップキーワード
難しい専門用語を、日常の感覚でイメージしやすいように整理して解説します。
1. 太陽の光の種類
- 直達(ちょくたつ)日射: 太陽から「ダイレクト」に届くジリジリした光。
- 天空(てんくう)日射: 雲や空気で反射して、空全体から「ふわっと」届く光。
- 全天(ぜんてん)日射: 上の2つを合わせた、地上に届く光のトータル量。
2. 光の正体(波長)
- 太陽光は「波」のような性質を持っていて、その長さ(波長)で呼び方が変わります。
- 可視光線: 人の目に見える光。太陽光のメイン部分です。
- ※単位について:試験では通常 nm(ナノメートル) が使われます(400〜800nmなど)。
3. 季節と方角の「意外な」関係
ここは試験で最も引っかかりやすいポイントです。
- 南面の壁: 夏は太陽が高いので、実はあまり日が当たりません。逆に冬は太陽が低いので、奥までしっかり日が入り、日射量が多くなります。
- 北面の壁: 夏至(夏)の時期だけ、日の出・日の入り前後に少しだけ日が当たります。なので、夏至が一番「日が当たる時間(可照時間)」が長いです。
- 屋根 vs 壁(冬): 冬は太陽が低いので、平らな「屋根」よりも、立っている「南側の壁」の方が圧倒的にたくさんの光を受けます。
4. 日陰と建物のルール
- 隣棟(りんとう)間隔: 寒い北の地域ほど太陽が低いため、影が長く伸びます。そのため、北へ行くほど、建物同士の間隔を広く空けないと日当たりが確保できません。
- 島日影(しまひかげ): 建物が横に並んでいるとき、影と影が重なって、北側にポツンと離れてできる「消えない影」のことです。
- ブラインドの位置: 窓の「内側」で遮るより、「外側」で遮断した方が、熱が室内に入ってこないので涼しくなります。
5. 用語の豆知識
- 日照(にっしょう): 日が当たること。
- 可照(かしょう)時間: 障害物がなければ日が当たるはずの時間(スペック上の最大値)。
- 日照時間: 実際に日が当たった時間(実測値)。
- 日照率: 可照時間のうち、何%日が当たったか。東京では冬(1月)の方が晴れが多いので、夏より日照率が高いのが特徴です。
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※重要度は一級建築施工管理技士の出題傾向に基づきます。