今回は、1級建設機械施工管理技士の令和5年度(2023年)一次・二次検定の過去問題と解答をまとめてご紹介します。
令和5年度(2023年)の1級機械施工管理技士試験は、国土交通省が管轄する国家資格試験であり、建設現場で建設機械を安全かつ効率的に運転・管理する能力が問われます。年に1度の試験に合格することで、1級または2級の建設機械施工管理技士として認定され、ブルドーザーや油圧ショベルなどの建設機械を扱ううえで大きな強みとなります。
建設機械施工管理技士は、施工計画の立案や安全管理、品質管理など、現場を統括する重要なポジションです。本ページでは、令和5年度の一次検定(学科)・二次検定(実地)の過去問PDFダウンロードリンクと、一次検定の解答・ポイントを一覧で確認できるように整理しました。試験対策や復習にぜひ活用してください。
令和5年度:1級建設機械施工技士試験問題ダウンロード&解答
建設業界では、有資格者の需要が年々高まっており、1級建設機械施工管理技士の資格は就職・転職・キャリアアップの大きな武器になります。機械の運転技術だけでなく、安全管理や施工計画の立案能力も評価されるため、現場の中核を担う技術者を目指す方にとって必須ともいえる資格です。
それでは、令和5年度の一次検定から順に確認していきましょう。
令和5年 1級建設機械施工管理技士 一次検定 過去問ダウンロード
令和5年度 1級建設機械施工技士 第1次試験 択一式試験(PDFダウンロード)
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令和5年 1級建設機械施工管理技士:一次検定 解答一覧
1. 土木工学・コンクリート・舗装(No.1〜12)
- 【解答はこちら 1~12問】
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No. 解答 解説・ポイント 1 (2) 最適含水比は、乾燥密度が「最大」となる点に対応する含水比です。(p.2) 2 (4) 弾性波速度は、堅硬な岩ほど「速く」、割れ目が多いほど「遅く」なります。(p.2) 3 (1) 骨材のシリカ分とアルカリ分が反応するのは「アルカリ骨材反応」です。(p.2) 4 (3) 吸水性のある箇所は、コンクリート打込み前に「あらかじめ湿らせておく」必要があります。(p.3) 5 (4) 盛土が低くても、田のあぜ等の凹凸は「段差処理」が必要です。(p.3) 6 (3) 下り勾配を利用する掘削は「ダウンヒルカット」であり、オープンカットではありません。(p.3) 7 (4) 保水性舗装は蒸発潜熱により路面温度を低下させます。記述は「透水性舗装」の内容です。(p.4) 8 (2) 薄層コンクリート舗装は、既存のアスファルト舗装上に施工します。(p.4) 9 (3) 回転杭工法では、支持層に達すると回転抵抗値が「増加」します。(p.4) 10 (1) バイブロフローテーションは「振動+注水」で砂地盤を締固める工法です。(p.5) 11 (2) GNSS測量は、単独測位より「相対測位(干渉測位)」の方が高精度です。(p.5) 12 (3) TSでは広範囲の点群を一度に取得できません(レーザースキャナの説明です)。(p.5)
2. 施工管理・安全・建設機械一般(No.23〜32)
※No.13〜22の問題も本試験では出題されていますが、ここでは提供されている範囲(No.23〜32、No.33〜46)を掲載しています。
- 【解答はこちら 23~32問】
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No. 解答 解説・ポイント 23 (1) 潤滑装置のオイルポンプには「ギヤ式」「トロコイド式」が一般的です。(p.9) 24 (3) オイル粘度が高いと油圧は「高く(不安定に)」なり、原因と対策が一致していません。(p.9) 25 (3) ディーゼルエンジンでは揮発性より「着火性(セタン価)」が重要です。(p.10) 26 (4) 極圧剤は高荷重下での油膜切れ防止用であり、流動性維持は「流動点降下剤」の役割です。(p.10) 27 (1) トルコン式は負荷増大で出力側回転数が「低下」し、トルクが増加します。(p.10) 28 (2) キックアウト装置は、操縦レバーを「中立」に自動復帰させる装置です。(p.11) 29 (4) 運転質量には「最大積載質量」は含まれません。(p.11) 30 (2) 軟弱地盤での方向転換は、スリップ防止のためステアリングを「細かく」操作します。(p.11) 31 (1) 前輪ステアリング式では前後輪の軌跡は「異なり」、内輪差が生じます。(p.12) 32 (3) 前進走行で方向転換する場合、旋回方向と「同じ側」にリーニングします。(p.12)
3. 施工管理・建設機械一般(No.33〜46)
- 【解答はこちら 33~46問】
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No. 解答 解説・ポイント 33 (4) タイヤの空気圧を「下げて」接地面積を大きくし、転圧効果を高めます。(p.12) 34 (3) タイヤローラは前後輪とも「独立または一対で揺動」する機構が多いです。(p.12) 35 (3) アタック角を大きくすると、敷きならし厚さは「厚く」なります。(p.13) 36 (3) リバース工法のビットは、ドリルパイプを介して回転します。(p.13) 37 (3) 玉石をすくうときは、リフトアームを「上げながら」バケットを引き起こします。(p.13) 38 (2) 計算:3600×2×0.75×1×0.6÷40 = 81 となります。 39 (3) ラウンディング(法肩の丸み)は、仕上げの「途中(掘削と同時)」に行います。(p.14) 40 (2) (図に基づく説明問題です)。(p.14) 41 (1) 横荷重に対抗するため、ウインドロー側へ「車体を傾ける」ようにします。(p.15) 42 (3) 計算:600×7×0.5×1×0.4÷40 = 126 となります。(p.15) 43 (1) 初回転圧は、幅寄せしながら「数回(2回以上)」往復して行います。(p.15) 44 (2) 転圧順序は、継目 → 自由端 → その他の順で、ホットジョイントは最後です。(p.16) 45 (3) 排水性舗装の一体化には「タックコート」を用い、プライムコートは路盤用です。(p.16) 46 (3) オールケーシング工法では、ハンマグラブ等でスライムを直接除去します。(p.16)
3. 法規(No.47〜56)
- 【解答はこちら 47~56問】
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No. 解答 解説・ポイント 47 (4) 同一都道府県内のみの営業所設置は「知事許可」で正しく、他の選択肢が誤りです。(p.17) 48 (3) 監理技術者は、指定建設業の場合「1級」の国家資格者等である必要があります。(p.17) 49 (2) 2地点間の距離が50mを超えるものが「特定建設作業」に該当します。(p.17) 50 (2) 道路管理者が異なる場合でも、一つの窓口で一括申請が可能です。(p.18) 51 (1) 管理票(マニフェスト)は、運搬「前」に交付しなければなりません。(p.18) 52 (3) 就業規則に達しない部分は無効ですが、契約「全部」が無効になるわけではありません。(p.19) 53 (3) 休憩時間は、労働時間の「途中」に与え、一斉付与が原則です。(p.19) 54 (2) 高さ5m以上のコンクリート造工作物の解体は、作業主任者の選任が必要です。(p.19) 55 (2) 元方事業者は、統括安全衛生責任者を「選任」しなければなりません。(p.20) 56 (1) 新たに職務につく職長等への教育は、「作業主任者」も対象となります。(p.20)
令和5年度:1級建設機械施工技士試験(二次検定)実地試験
令和5年度:1級建設機械施工技士試験(二次検定)実地試験(PDFダウンロード)
二次検定(実地試験)は、実際の建設現場を想定した内容で構成されており、クレーンやブルドーザーなどの建設機械の運転、土木工事の施工管理、安全管理など、より実務に近い総合的な能力が問われます。限られた時間内で安全かつ正確に作業を進める必要があるため、実務経験に加え、事前の準備と訓練が重要です。
また、過酷な環境や予期せぬトラブルへの対応力も評価されるため、柔軟な判断力や冷静さも求められます。一次検定で得た知識をベースに、現場をイメージしながら答案構成を練習しておくと効果的です。
一級建設機械施工技士試験過去問まとめ
建設業界で長く活躍していくためには、1級建設機械施工管理技士の資格取得が大きなターニングポイントになります。筆記試験(一次検定)の対策としては、過去問演習が最も効率的であり、本ページのような年度別の問題・解答一覧を繰り返し活用することで、出題傾向や頻出テーマが自然と身についていきます。
通信講座やテキストを併用しながら独学で合格を目指すことも十分可能であり、実務経験のある方であれば、現場イメージと結びつけて理解を深めやすいはずです。建設機械施工管理技士は土木関連企業でも高く評価され、1級取得者は現場の中核人材として期待されます。
大規模案件の責任者を目指したい方、スキルアップやキャリアアップを図りたい方にとって、1級建設機械施工管理技士はぜひ挑戦したい資格です。令和5年度の過去問をしっかり活用し、次の試験に向けて着実に力を積み上げていきましょう。