この記事は令和6年(2024年):1級建築施工管理技士の過去問まとめ(学科・実地試験)をまとめてみました
1級建築施工管理技士は国家資格であり、資格手当を得られる対象とされています。また、合格した際に報奨金が出る企業も存在し、自身の勤める企業の就業規則を確認してチャレンジすることも重要です。
試験を控えている方や資格取得を目指す方にとって、過去問を活用することは試験の雰囲気や出題傾向を把握するために有効な手段となります。立体感のある解説を通じて、1級建築施工管理技士試験に備えるための貴重な情報をまとめみました。
令和6年度版 1級建築施工管理技士過去問:受験勉強に役立つ資料!
過去問題を解き続けることで、問題のパターンや出題傾向が脳に定着し、試験本番での落ち着いた対応が可能となります。過去問題を解くことは、合格への近道であり、効率的な対策方法と言えます。1級建築施工管理技士試験を受験する方々は、過去問題を積極的に活用して、合格に向けて着実に準備を進めていくことが大切です。
2024年(令和6年):1級建築施工管理技士/1次検定問題(学科)
令和6年1級建築施工管理技士過去問:1次検定(午前・午後)問題
【令和6年度】1級建築施工管理 過去問解答・解説|午前の部(No.1〜44)徹底網羅
第1問〜第20問:建築学・構造・設備・共通
環境工学、構造設計、建築材料、および電気・給排水等の設備に関するセクションです。
- 【解答はこちら 01~10問】
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問 正答 解説 備考 1 3 室内の気流速度は、一般に「0.5 m/s 以下」が標準です。1.5 m/s は速すぎます。 (p. 3) 2 2 熱貫流率 不適当な選択肢の検討により、正答は 2 となります。 (p. 3) 3 4 梁の貫通孔の中心間隔は、孔径の平均値の「3倍以上」とするのが一般的です。2倍では不足です。 (p. 4) 4 1 圧密沈下の限界値は、地盤との接地面積が大きく剛性が高い「べた基礎」の方が、独立基礎より「大きく」設定できます。 (p. 4) 5 4 モーメントの釣合いと反力の算出により、支点Bに生じる水平反力は 6 kN となります。 (p. 5) 6 2 パーティクルボードは木材の小片を「接着剤」で成形した板です。セメントを用いるのは「木片セメント板」等です。 (p. 5) 7 2 換気量は、開口部の「高低差の平方根」に比例します。反比例ではありません。 (p. 6) 8 3 点音源からの距離が2倍になると、音圧レベルは「6 dB」低下します。3 dB は線音源の場合です。 (p. 6) 9 4 柱の脆性破壊を防ぐには、軸方向圧縮応力度は「小さく(制限値以下に)」抑える必要があります。 (p. 6) 10 3 高い回転拘束力(剛性)をもたせるには、露出形式ではなく「埋込み形式」や「根巻き形式」が適しています。 (p. 7)
- 【解答はこちら 11~20問】
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問 正答 解説 備考 11 2 座屈荷重。両端固定の座屈長さ。計算により結果が導かれます。 (p. 7) 12 1 片持ち部分(AC)に等分布荷重が作用するため、点Aで上側に凸のモーメントが生じる 1 が適切です。 (p. 8) 13 2 SN 490 B や C は、溶接性を確保するため炭素当量(Ceq)の「上限」が厳格に規定されています。 (p. 9) 14 2 ドロマイトプラスターは保水性が高く粘りがあるため、通常「のり」を混ぜる必要はありません。 (p. 9) 15 1 ドアセットにおいて「日射熱取得性」が規定されているのは、主に「窓」に近い性能を求められる場合です。 (p. 9) 16 2 スタジア測量は、簡易的な距離・高低差測定法であり「高い精度」を求める場合には向きません。 (p. 10) 17 1 避雷設備(受雷部)は、建築物の高さが「20 m」を超える部分を保護するように設けます。 (p. 10) 18 4 2管式配管は冷水・温水の切替えが必要なため、ゾーンごとの冷暖房「同時運転」は不可能です。 (p. 10) 19 4 屋外消火栓設備は、消防車から送水するのではなく「建物内のポンプ」等から送水する自設設備です。 (p. 11) 20 3 隣接物等の養生費用は「共通仮設費(または直接仮設費)」に含まれます。現場管理費ではありません。 (p. 11)
第21問〜第40問:施工管理(仮設・土工・躯体・仕上げ・改修)
現場の計画、地盤試験、各種工事の具体的工法に関するセクションです。
- 【解答はこちら 21~30問】
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問 正答 解説 備考 21 3 乗入れ構台の支柱位置は、本体構造物の「柱や梁」を最優先して避け、施工性を考慮して決定します。 (p. 12) 22 1 圧密試験は、砂質土ではなく「粘性土」の沈下特性(圧密特性)を求めるためのものです。 (p. 12) 23 2 引上げ撹拌速度は、ソイルセメントの品質に直結するため、土質に応じて「適切に調整」する必要があります。 (p. 12) 24 1 鉄筋かごの主筋と帯筋の交差部は、原則として「点付け溶接」ではなく「鉄線結束」とします。 (p. 13) 25 1 径の異なる鉄筋の重ね継手長さは、原則として「細い方の径」に基づいて算定します。 (p. 13) 26 2 合板せき板のたわみは、より安全側の「単純支持」のみで計算した値とするのが標準的です。 (p. 13) 27 1 早強ポルトランドセメントは硬化が早いため、普通ポルトランドセメントより湿潤養生期間を「短縮」できます。 (p. 14) 28 2 移動構台工法は、構台のみを移動させ、その上で鉄骨を組み立てる工法です。鉄骨と共に移動はしません。 (p. 14) 29 3 ラグスクリューの下孔径は、スクリュー径の「0.6〜0.8倍」程度とします。+2 mm では緩すぎます。 (p. 14) 30 2 ジブクレーンの定格荷重には、フック等の「つり具の重量」も「含まれます(控除しません)」。 (p. 15)
- 【解答はこちら 31~40問】
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問 正答 解説 備考 31 1 加硫ゴム系シート防水の立上り部との重ね幅は、一般に「100 mm 以上」です。150 mm は過大です。 (p. 16) 32 4 瓦棒葺きの上下のはぜは、雨水の浸入を防ぐため「上はぜを大きく」取るのが一般的です。 (p. 16) 33 1 開口部縦補強材は「上下のランナ」に固定するのではなく、通常は「開口補強用のチャンネル」等に固定します。 (p. 16) 34 1 PC面であっても、付着性を確保するための「シーラー(下塗り)」は原則として省略できません。 (p. 17) 35 2 アルミ建具のアンカー間隔は「500 mm 以内」とします。600 mm では広すぎます。 (p. 17) 36 4 合成樹脂エマルションペイントは「水」で希釈します。有機溶剤は使いません。 (p. 17) 37 3 流し延べ工法であっても、付着力確保のため下地は「金ごて」や「機械研磨」による平滑な面が必要です。 (p. 18) 38 3 接着剤を厚くして不陸調整を行うと、硬化不良や脱落の原因となるため不適切です。 (p. 18) 39 3 パネル取付け金物(Zクリップ)は、下地鋼材に溶接するのではなく「ボルト留め」とするのが一般的です。 (p. 18) 40 4 幅 0.1 mm のひび割れは、パテ状ではなく「低粘度」のエポキシ樹脂を注入または塗布して改修します。 (p. 19)
第41問〜第44問:施工管理(事前調査・工程計画等)
現場着手前の調査や、具体的な工程算出に関するセクションです。
- 【解答はこちら 41~44問】
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問 正答 解説 備考 41 1 隣接建物の基礎構造形式は、山留めの設計や影響予測に不可欠なため、調査を省略することはできません。 (p. 20) 42 4 鉄骨の建入れ直しは、精度確保のため、できるだけ「小さなブロック(1節ごと)」で行います。 (p. 20) 43 1 発注者との打合せ記録は、内容の如何に関わらず重要な証跡となるため、全て保存すべきです。 (p. 21) 44 2 1台1日あたり 80 ピースの鉄骨取付けは、タワークレーンの性能や安全確保の観点から過大(通常 15〜25 程度)です。 (p. 21)
※この解答・解説は、提供された試験問題に基づき、一般的な技術基準等に照らして作成したものです。実際の合格判定や公式解答とは異なる場合がありますので、学習の参考としてご活用ください。
令和6年1級建築施工管理技士過去問:1次検定(午前・午後)問題解答
【令和6年度】1級建築施工管理 過去問解答・解説|午後の部(No.45〜72)徹底攻略
第1表:〔No.45〕〜〔No.50〕 一般的な施工管理・安全管理
品質管理、解体工事の騒音対策、足場、労働安全衛生規則に関するセクションです。
- 【解答はこちら 45~50問】
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問 正答 解説 備考(2026年時点の注意) 45 3 品質管理は施工計画書に具体的に記述し、その通りに実施することが基本です (p. 3)。 46 3 振動レベルは変動ごとの「80%進央値」等を用いるのが一般的であり、単なる最大・最小の平均ではありません (p. 3)。 47 1 くさび緊結式足場の建地間隔は、桁行方向1.85m以下、梁間方向1.5m以下が標準です。2mは不適当です (p. 3)。 48 3 新たに雇い入れた労働者への教育は、原則として各「関係請負人(事業主)」の義務です (p. 4)。 49 4 ゴンドラの検査証の有効期間は「1年」です。2年とする記述は誤りです (p. 4)。 50 2 酸素欠乏危険場所では、酸素濃度を「18%以上」に保つよう換気しなければなりません。15%では不足です (p. 4)。
第2表:〔No.51〕〜〔No.60〕 施工管理法の応用能力(五肢択一)
鉄筋、コンクリート、鉄骨、防水、内装などの実務的な判断力を問うセクションです。
- 【解答はこちら 51~60問】
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問 正答 解説 備考(2026年時点の注意) 51 4 圧接端面は平滑に仕上げますが、周辺の「面取り」を行う必要はありません(密着を妨げるため) (p. 5)。 52 5 棒形振動機による締固め時間は、1か所あたり「5〜15秒」程度が標準です。60秒は長すぎます (p. 5)。 53 4 24mmの高力ボルト用の孔径は「26mm」です。27mmとする記述は不適当です (p. 6)。 54 2 ウレタン防水の総使用量は、硬化物比重に基づき計算されますが、記述の数値は標準的な塗厚に照らし不自然です (p. 6)。 55 1 改良積上げ張りの張付けモルタル厚は「4〜6mm」が標準であり、下地側への塗付け厚として適切です (p. 6)。 56 4 化粧吸音板の目地は、下地ボードの目地と「重ねない(ずらす)」のが原則です (p. 7)。 57 4 女性用便所は「20人以内ごとに1個」以上が安衛則の基準です。45人に対し2個では不足です (p. 7)。 58 1 総工事費は工期に比例するとは限りません。短縮する場合も増加(特急費用)します (p. 7)。 59 5 ガス圧接継手の超音波探傷試験は、1ロットから「30箇所(または30本)」を抽出するのが原則です (p. 8)。 60 3 強度率は、1,000延べ労働時間当たりの「労働損失日数」を表す指標です (p. 8)。
第3表:〔No.61〕〜〔No.72〕 法規(建築基準法・建設業法・関連法)
法令の条文知識を問うセクションです(8問を選択して解答する形式です)。
- 【解答はこちら 61~72問】
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問 正答 解説 備考(2026年時点の注意) 61 3 防火・準防火地域内では、10㎡以内であっても増築には「建築確認」が必要です (p. 9)。 62 3 1,000㎡超の建築物の新築工事監理は、一級建築士である必要があります (p. 9)。 63 4 高さ31m以下の部分にある3階以上の階には、非常用進入口の設置が原則義務付けられます (p. 10)。 64 2 特定建設業の許可には「8,000万円以上」の自己資本等の財産的基礎が必要です (p. 10)。 2026年現在も基準に変更なし 65 1 元請負人は、作業方法等を定める際に「下請負人」の意見を聴かなければなりません。注文者ではありません (p. 11)。 66 2 特定専門工事の下請負人が置く主任技術者は、1年以上の「指導監督的実務経験」が必要です (p. 11)。 67 4 18歳未満の年少者を「足場の組立て・解体」等の危険業務に就かせることは禁止されています (p. 12)。 68 2 安全衛生責任者は、特定の資格(安全管理者等)を有している必要はありません (p. 12)。 69 3 作業床の高さ10m以上の高所作業車の運転には、技能講習の修了が必要です (p. 12)。 70 3 擁壁の解体は、請負代金「500万円以上」であれば分別解体等の義務対象となります (p. 13)。 71 2 トラクターショベルを使用する作業は、騒音規制法上の特定建設作業に該当しません (p. 13)。 72 2 積載物の長さ制限を超えて運転する場合、昼間は「赤い布」をつけます。白い布ではありません (p. 13)。
※この解答・解説は、提供された試験問題に基づき、一般的な技術基準等に照らして作成したものです。実際の合格判定や公式解答とは異なる場合がありますので、学習の参考としてご活用ください。
1級建築施工管理技士過去問:2次検定ダウンロード(実地試験)
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1級建築施工管理技士過去問2次試験解説と解答
【令和6年度】1級建築施工管理 第二次検定 解答解説|記述・法規の重要ポイント網羅
第1表:問題1〜問題2(施工管理・安全管理)
実務経験に基づく「働き方改革」への考え方と、建設機械の安全使用に関する記述問題です。
| 問 | 形式 | 解答のポイント・解説 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | 経験記述 | 働き方改革と品質確保がテーマ。RC造共同住宅新築工事を想定し、①工種・作業名、②現場作業の軽減策とその理由、③確保すべき品質と施工上の留意事項を3つ記述します。また、時間外労働の要因と組織的な対策についても問われます。 (p. 2) (p. 3) | |
| 2 | 安全管理 | 具体的な設備・機械の安全使用に関する留意事項を2つずつ記述します。 1. バックホウ(0.5m³程度) 2. 仮設電力設備 3. 垂直昇降型高所作業車 (p. 4) |
第2表:問題3〜問題4(工程管理・施工留意事項)
ネットワーク工程表の計算と、各種仕上げ・防水工事の施工上の留意点に関する問題です。
| 問 | 形式 | 解答のポイント・解説 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 3 | 工程管理 | 事務所ビル内装工事のネットワーク工程表。作業⑤(せっこうボード張等)と⑧(タイルカーペット敷等)の内容特定、総所要日数の算出、フリーフロート・トータルフロートの計算、工程追加後の影響を解きます。 (p. 6) (p. 7) | |
| 4 | 施工留意 | 具体的な工法に関する施工上の留意事項を2つずつ記述します。 1. 外壁タイル張り(有機系接着剤) 2. アルミニウム製笠木(パラペット天端) 3. セルフレベリング材塗り(床下地) 4. ビニル床シート張り(平場部) (p. 8) |
第3表:問題5〜問題6(用語穴埋め・法規)
専門知識と関連法規の条文に関する選択式穴埋め問題です。
| 問 | 形式 | 解答のポイント・解説 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 5 | 語句・数値 | 1. 安全な通路の採光・照明、高さ(1.8m) 2. 根切り(クイックサンド、ボイリング、盤ぶくれ) 3. 既製杭の精度(D/4以下、150mm以下、鉛直精度1/100) 4. 鉄筋のあき(粗骨材25mm、20mm、1.5倍) 5. 型枠支保工(交差筋かい、根がらみ、3.5m超) 6. 打込み量、打込み順序、締固め能力 7. 寒中コンクリート温度(5℃以上)、強度(5N/mm²)、加熱養生 8. 溶接の余盛(0mm、10mm、8) (p. 10) (p. 11) (p. 12) (p. 13) | |
| 6 | 法規 | 1. 建設業法:施工体制台帳の「施工範囲」、施工体系図の「上下」関係 (p. 14) 2. 建築基準法施行令:建て方の「仮筋かい」、建て方の「手順」 (p. 14) 3. 労働安全衛生法:快適な「職場」環境の形成、快適な状態に「維持管理」するための措置 (p. 15) |
1級建築施工管理技士 過去問PDFダウンロード(直近5年分)
1級建築施工管理技士の過去問PDFを、午前・午後・2次検定までまとめてダウンロードできます。直近5年分をこのページで一覧でき、さらに古い年度はカテゴリーページから10年分以上を確認できます。独学が不安な方へ:効率よく合格したい人向けの通信講座
「テキストは買ったけど、どこから手を付ければいいか分からない」「独学だと不安」という方には、1級建築施工管理技士に特化した通信講座を併用するのがおすすめです。- 出題傾向をまとめた対策ファイルで、「どこがよく出るか」が一目で分かる
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まとめ
この記事では、令和6年(2024年)の1級建築施工管理技士の過去問をまとめて紹介しました。1級建築施工管理技士は国家資格であり、資格手当を受けることができるため、取得を目指す価値のある資格です。さらに、合格した際には報奨金を出す企業もあるため、自身が所属する企業の就業規則を確認し、チャレンジすることをおすすめします。 過去問を通じて、試験の雰囲気や出題傾向をつかんでみることは大変有益です。
1級建築施工管理技士の資格取得を目指す方や興味を持っている方は、過去問に触れて試験の難易度や内容を把握することで、自己評価や学習方針の見直しに役立つでしょう。 過去問のダウンロードや解答の確認を通じて、1級建築施工管理技士の試験対策に役立ててみてください。
充実した学習を通じて、資格取得に向けて着実に準備を進めていきましょう。令和6年の1級建築施工管理技士試験に向けて、頑張ってください!