令和5年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 過去問解説
1級建築施工管理技士 過去問解説|分野:法規(建設業法:建設業の許可)
1級建築施工管理技士の「法規」において、建設業の許可に関するルールは頻出中の頻出です。特に「許可が不要な軽微な建設工事」の金額基準や、特定建設業と一般建設業の切り替え、届出の期限などは、正確な数字とセットで覚える必要があります。
一級建築施工管理技士建設業の許可
建設業の許可に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
- 許可に係る建設業者は、営業所の所在地に変更があった場合、30日以内に、その旨の変更届出書を提出しなければならない。
- 建築工事業で一般建設業の許可を受けた者が、建築工事業の特定建設業の許可を受けたときは、その者に対する一般建設業の許可は、その効力を失う。
- 木造住宅を建設する工事を除く建築一式工事であって、工事1件の請負代金の額が4,500万円に満たない工事を請け負う場合は、建設業の許可を必要としない。
- 内装仕上工事など建築一式工事以外の工事を請け負う建設業者であっても、特定建設業者となることができる。
建設業許可解答と解説のテーブル
| 問題 | 正解 | 解説 |
|---|---|---|
| 建設業の許可 | 3 | 許可が不要な「軽微な建設工事」のうち、建築一式工事の基準額は1,500万円(または延べ面積150m2未満の木造住宅)です。4,500万円ではありません。 |
頻出ポイントのテーブル(許可不要な軽微な工事)一級建築施工管理技士過去問

試験で最も狙われる「許可がいらない工事」の基準を整理しましょう。
| 工事区分 | 許可不要(軽微な工事)の条件 | ポイント |
|---|---|---|
| 建築一式工事 | 1件 1,500万円未満 | または延べ面積150m2未満の木造住宅 |
| 一式工事以外 | 1件 500万円未満 | 内装、電気、土木など全ての専門工事 |
一級建築施工管理技士過去問ひっかけ対策解説

1. 軽微な工事の「金額」ひっかけ
建築一式工事の「1,500万円」と、それ以外の専門工事(内装など)の「500万円」は、試験で数字を入れ替えたり、今回の設問のように全く違う数字(4,500万円)を出したりする定番のポイントです。必ずセットで覚えましょう。
2. 一般許可と特定許可の「併存」は不可
同一の業種(例:建築工事業)について、一般と特定の両方の許可を持つことはできません。一般から特定にグレードアップ(許可換え)した時点で、古い一般の許可は効力を失います。
3. 変更届出の期限「30日」
商号、営業所の名称・所在地、資本金額などの変更は30日以内に届け出る必要があります。これに対し、「役員の就退任」や「専任技術者の変更」などは2週間以内と期限が短いため、実務でも試験でも注意が必要です。
4. 特定建設業者はどの業種でもなれる
特定建設業者とは「元請として、合計4,500万円(建築一式は7,000万円)以上の下請契約を結ぶ業者」のことです。建築一式だけでなく、内装仕上工事や電気工事などの専門工事業種であっても、条件を満たせば特定建設業の許可を受けることが可能です。
この記事が、皆さんの1級建築施工管理技士試験合格のお役に立てば幸いです。建設業法の許可制度は、実務の契約関係にも直結します。基本数値をしっかり押さえましょう!
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