1級建築施工管理技士の1次検定において、「品質管理の図表」はQC七つ道具の各定義を正しく理解しているかが問われます。「何を調べるための図か」という目的と図の特徴を一致させることが得点への最短ルートです。
特に「ヒストグラム」と「管理図」はどちらも統計的な品質判断に用いるため、定義を入れ替えたひっかけ問題が頻出します。各図表が持つ独自のキーワード(累積和、相関、時間順など)をセットで覚えましょう。
この記事では、試験に直結する品質管理図表の頻出キーワードを整理し、最新の出題傾向を踏まえた過去問対策をわかりやすく解説します。図の形をイメージしてマスターしましょう!
1級建築施工管理技士:品質管理の図表で出題頻度の高いポイント
(ここにマンガ画像を挿入)

QC七つ道具・新QC七つ道具の定義まとめ
| 図表名 | 特徴・目的 | キーワード | 出現頻度 |
|---|---|---|---|
| 管理図 | 工程が安定(管理状態)にあるか判断する | 時間順、サンプル番号順 | ★★★ |
| ヒストグラム | データのバラツキ(分布)の姿を把握する | 柱状グラフ、規格値との比較 | ★★★ |
| 散布図 | 2つの変数間の相関関係を調べる | 横軸と縦軸、打点(プロット) | ★★★ |
| パレート図 | 不適合の重点項目を特定する | 度数の大きい順、累積和 | ★★☆ |
| 系統図 | 目的達成のための手段を系統的に展開する | 目的と手段、ツリー状 | ★★☆ |
ここが狙われる!「品質管理図表」の傾向と対策

1. 「ヒストグラム」と「管理図」の違い
最も間違いやすいのがこの2つです。ヒストグラムはデータの散らばり具合を「柱状」で見るものですが、工程が異常かどうかを「時間順」に追って判断するのは「管理図」の役割です。選択肢の中に「時間順」「管理状態」という言葉があれば管理図を指していると判断しましょう。
2. パレート図は「順位」と「累積」
パレート図は、不具合の原因などを件数が多い順に並べた棒グラフと、その累積比率を表す折れ線グラフを組み合わせたものです。「累積和(累積比率)」という言葉が出てきたらパレート図一択です。これにより「どこを優先的に対策すべきか」を判断します。
3. 散布図の「相関関係」
散布図は、例えば「気温」と「コンクリートの強度」のように、2つのデータの関係性を点の散らばり方で見る図です。「相関」という言葉がキーワードになります。
1級建築施工管理技士過去問類似問題にチャレンジ
第1問:品質管理に用いる図表
品質管理に用いる図表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ヒストグラムは、観測値若しくは統計量を時間順又はサンプル番号順に表し、工程が管理状態にあるかどうかを評価するために用いられる。
- 散布図は、対応する2つの特性を横軸と縦軸にとり、観測値を打点して作るグラフ表示で、主に2つの変数間の相関関係を調べるために用いられる。
- パレート図は、項目別に層別して、出現度数の大きさの順に並べるとともに、累積和を示した図である。
- 系統図は、設定した目的や目標と、それを達成するための手段を系統的に展開した図である。
1級建築施工管理技士:解答と解説
| 問題 | 正解 | 解説 |
|---|---|---|
| 第1問 | 1 | 時間順に統計量を並べて工程が管理状態にあるか評価するのは「管理図」の説明です。ヒストグラムはバラツキの分布状態を把握するためのものです。 |
まとめ:品質管理図表の攻略ポイント
図表の問題は、各名称とキーワードを線で結べるようになれば得点源になります。ヒストグラム=分布、管理図=工程の安定、散布図=相関、とシンプルに覚えましょう。次は、検査の考え方(抜取検査・全数検査)についても合わせて学習すると、管理分野がさらに強固になります!
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