皆さん、一級建築施工管理技士を目指す方々に捧げるこの記事では、「コンクリート工『打設・養生』頻出キーワード完全攻略・類似問題」をテーマにお届けします!一級建築施工管理技士を保有する筆者が、自身の勉強から得たキーワードや類似問題をマンガ付きで解説しています。過去問に出題される難問にチャレンジしながら、コンクリート材料や練混ぜから打込み終了までの時間について理解を深めていきましょう。コンクリート工の基本から応用まで、わかりやすく解説していきますので、一緒に勉強していきましょう!
目次
- 1 1級建築施工管理技士過去問コンクリート工事を理解しやすくマンガで整理
- 2 1級建築施工管理技士過去問類似問題10問にチャレンジ
- 2.1 【問1】コンクリートの材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 2.2 【問2】コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 2.3 【問3】コンクリートの打込みに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 2.4 【問4】コンクリートの打継ぎに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 2.5 【問5】コンクリートの養生に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 2.6 【問6】コンクリートの圧送に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 2.7 【問7】マスコンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 2.8 【問8】コンクリートの品質管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 2.9 【問9】養生方法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 2.10 【問10】コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 2.11 一級建築施工管理技士類似問題コンクリート正解とポイント
1級建築施工管理技士過去問コンクリート工事を理解しやすくマンガで整理


一級建築施工管理技士過去問暗記ノート【無料解説】コンクリート工事

| 項目 | 出題頻度 | 正しい内容(暗記ポイント) | 引っ掛けキーワード(要注意) |
|---|---|---|---|
| AE剤の効果 | ★★★ | 凍結融解抵抗性の向上。 | 「強度の増大」「乾燥収縮の低減」 |
| 運搬・打込み時間 | ★★★ | 外気温25℃以下:120分 外気温25℃超:90分 | 「一律120分」「150分」 |
| 沈みコンクリート | ★★★ | 柱・壁の沈下後、1〜2時間おいて梁・スラブを打つ | 「同時に打ち込む」「沈下前に打つ」 |
| 棒形振動機(バイブ) | ★★★ | 挿入間隔60cm以下、下層に10cm挿入 | 「間隔1m」「下層には入れない」 |
| 打継ぎ面の処理 | ★★★ | 散水して湿潤にするが、水たまりは除く | 「乾燥させる」「水が溜まったまま」 |
| 湿潤養生の日数 | ★★★ | 普通:5日、早強:3日、混合B:7日 | 「早強を長くする」「一律7日」 |
| スランプの許容差 | ★★☆ | 8cm以上18cm以下:±2.5cm | 「±1.5cm」「±2.0cm」 |
| 圧送前の先送り | ★★☆ | 富調合のモルタルを先に送る | 「水」「希薄なモルタル」 |
| 養生打ち切り強度 | ★★☆ | 圧縮強度 5N/mm² 以上で打ち切れる | 「10N/mm²(脱型強度と混同)」 |
| 輸送管の呼び径 | ★★☆ | 粗骨材20/25mm:100A以上 | 「125A以上」「150A以上」 |
| マスコンの養生 | ★★☆ | 中心部と表面部の温度差を制御する | 「急激に冷却して温度を下げる」 |
コンクリート工事を間違えない為の「3つの急所」
- 「60cm」のダブルルール
- バイブレーターの挿入間隔も、1層の打込み厚さも、どちらも「60cm以下」です。同じ数字で覚えましょう。
- 「湿潤」のひっかけ回避
- 試験では「水密性の高い型枠(鋼製など)は湿潤養生とみなせるか?」と出ます。答えは「みなせる(散水不要)」です。
- 「早強」は時短キャラ
- 早強セメントは、養生期間が「短い(3日)」、型枠の取り外しが「早い」のが特徴。これを「慎重に長くする」と書かれた選択肢はすべて×です。
1級建築施工管理技士過去問類似問題10問にチャレンジ
【問1】コンクリートの材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- AE剤を使用すると、独立した微細な気泡が混入し、凍結融解抵抗性が増大する。
- 高性能AE減水剤を用いた高強度コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は、外気温に関わらず120分以内とする。
- 高炉セメントB種を用いたコンクリートは、普通ポルトランドセメントに比べ、湿潤養生期間を長くする必要がある。
- AE剤を使用すると、単位水量を増やすことなくスランプを大きくできるため、乾燥収縮を低減させる効果がある。
【問2】コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 外気温が25℃以下の場合は、120分以内とする。
- 外気温が25℃を超える場合は、90分以内とする。
- 暑中コンクリートにおいて、コンクリートの練上がり温度は35℃以下とする。
- 高強度コンクリートにおいて、高性能AE減水剤を使用する場合は外気温に関わらず150分以内とする。
【問3】コンクリートの打込みに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 柱・壁のコンクリートの沈みが落ち着いてから、梁・スラブのコンクリートを打ち込む。
- 1層の打込み厚さは、棒形振動機の性能を考慮し、60cm以下とする。
- 棒形振動機は、コンクリートを横方向に移動させるために使用する。
- 棒形振動機は、下層のコンクリートに10cm程度挿入する。
【問4】コンクリートの打継ぎに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 水平打継ぎ部は、レイタンスを完全に除去し、健全なコンクリートを露出させる。
- 打継ぎ面は、打込み前に散水して吸水を抑え、湿潤な状態とする。
- 打継ぎ面の散水によって溜まった水は、高圧空気等で除去してから打ち込む。
- 鉛直打継ぎ部は、梁やスラブの端部から1/2付近に設ける。
【問5】コンクリートの養生に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 圧縮強度が5N/mm²に達したことが確認できれば、所定の日数に達していなくても湿潤養生を打ち切ることができる。
- 早強ポルトランドセメントを使用する場合、日平均気温が10℃以上であれば湿潤養生期間は3日間とする。
- 普通ポルトランドセメントを使用する場合、日平均気温が10℃以上であれば湿潤養生期間は5日間とする。
- 高炉セメントB種を使用する場合、日平均気温が10℃以上であれば湿潤養生期間は5日間とする。
【問6】コンクリートの圧送に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 圧送を開始する前には、先送り材として富調合のモルタルを圧送する。
- 粗骨材の最大寸法が25mmの場合、輸送管の呼び径は100A以上とする。
- ベント管(曲がり管)の水平換算長さは、1箇所につき3mとして計算する。
- 先送りに使用したモルタルは、品質が安定しているため型枠内の構造体に使用する。
【問7】マスコンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 打ち込むコンクリートの温度を低くするために、氷や冷水を用いることがある。
- 中心部と表面部の温度差を大きくすることで、ひび割れを防止する。
- セメントの気化熱による温度上昇を抑えるため、低熱ポルトランドセメントを用いる。
- コンクリートの温度上昇が終了し、外気温度との差が25℃以下になるまで保温養生を継続する。
【問8】コンクリートの品質管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- スランプが18cmの場合、許容差は±2.5cmとする。
- 空気量の試験結果は、普通コンクリートの場合、4.5%±1.5%であれば合格とする。
- コンクリート中の塩化物含有量は、原則として塩化物イオン量で0.30kg/㎥以下とする。
- 強度試験のための供試体は、打込み日ごとに1回、かつ150㎥ごとに1回採取する。
【問9】養生方法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 膜養生剤を散布する場合は、ブリージングが終了した後に行う。
- 鋼製型枠など透水性の小さい型枠を使用している場合は、湿潤養生を行っているものとみなすことができる。
- 寒冷期において、コンクリートが凍結しないよう初期養生(保温養生)を行う。
- 散水による湿潤養生は、コンクリートの打込み直後から開始する。
【問10】コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 単位水量を大きくすると、乾燥収縮が大きくなりひび割れが発生しやすくなる。
- 単位セメント量を多くすると、水密性が向上し耐久性が増大する。
- 粗骨材の最大寸法を大きくすると、所要のワーカビリティーを得るための単位水量を減らすことができる。
- 水セメント比を大きくすると、コンクリートの圧縮強度および中性化抵抗性が向上する。
一級建築施工管理技士類似問題コンクリート正解とポイント
| 問 | 正解 | 引っ掛けポイント |
|---|---|---|
| 1 | 4 | AE剤は施工性を良くするが、乾燥収縮を減らす効果(収縮低減剤の効果)とは別物。 |
| 2 | 4 | 高性能AE減水剤でも「120分」が基本。150分は過剰な数字。 |
| 3 | 3 | バイブは「締固め」のため。横流しは材料分離の原因。 |
| 4 | 4 | 梁・スラブの打継ぎは、せん断力が最小になる「スパンの中央付近(1/2)」。 |
| 5 | 4 | 混合B種(高炉Bなど)は反応が遅いため、長めの「7日間」。 |
| 6 | 4 | 先送りモルタルは材料分離のリスクがあるため、構造体には「廃棄」が原則。 |
| 7 | 2 | 温度差が大きいとひび割れるため、温度差を「小さく」制御する。 |
| 8 | 4 | 強度試験は「150㎥」ではなく「450㎥」(300㎥または1日1回も要確認)。 |
| 9 | 4 | 散水は「凝結が終了し、硬化し始めてから」。直後は表面を荒らす。 |
| 10 | 4 | 水セメント比を大きく(=水を増やす)と、強度は「低下」する。 |