こんにちは!一級建築施工管理技士を目指す皆さんにお届けする、型枠工事における重要なキーワードに焦点を当てた記事です。この記事では、型枠工や型枠支保工に関する問題を徹底攻略し、試験における自信をつけるお手伝いを致します。第1問では、支保工の水平荷重と変形量に関する記述に注目。型枠の構造計算や設計について、ポイントを押さえていきましょう。さらに、第2問では、パイプサポートや鋼管支柱の設置に関する問題を解説します。合板や鋼製仮設梁(トラス)などさまざまな要素を取り入れながら、型枠支保工の組み立てについて理解を深めていきましょう。
目次
1級建築施工管理技士過去問類似問題5問にチャレンジ
【第1問】 支保工の水平荷重と変形量
型枠の構造計算および設計に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- パイプサポートを支保工とするスラブ型枠において、打込み時の水平荷重は、支保工に作用する鉛直荷重の5%とした。
- 型枠の構造計算において、支保工以外の材料の許容応力度は、長期許容応力度の数値を用いた。
- コンクリートの側圧に対する型枠部材の許容変形量は、各部材とも3mm以下とした。
- 合板をせき板に用いる場合、繊維方向による曲げヤング係数の低下を考慮して計算した。
【第2問】 パイプサポート・鋼管支柱の設置
型枠支保工の組み立てに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 支柱としてパイプサポートを2本継いで使用するため、継手部を4本のボルトで固定した。
- パイプサポート以外の鋼管を支柱として用いるため、高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けた。
- 鋼製仮設梁(トラス)を用いるにあたり、トラスの下弦材をパイプサポートで支持した。
- 型枠支保工の沈下を防止するため、下部のコンクリートが十分な強度に達してから設置を開始した。
【第3問】 鋼管枠(枠組)支保工のルール
型枠支保工に鋼管枠(枠組足場材等)を用いる場合の記述として、最も不適当なものはどれか。
- 支柱として鋼管枠を使用する場合、水平つなぎを設ける位置は、最上層及び5層以内ごととした。
- 支柱に加わる荷重は、枠組の荷重受けを利用して脚柱部で直接受けるようにした。
- 支柱として鋼管枠を使用する場合、1枠当たりの許容荷重は、荷重の受け方に関わらず一定とした。
- 枠組の支保工を設置する地盤は、十分に突き固めた上で敷角を使用して不等沈下を防止した。
【第4問】 セパレーターと型枠の仕上げ
型枠の締め付け金具および仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- コンクリート表面に残る丸型セパレーターのねじ部分は、専用工具を用いてねじ切って除去した。
- コンクリート表面に残る丸型セパレーターのねじ部分を、ハンマーで叩いて折り取った。
- コンクリート表層部を緻密にするため、余剰水が排水できる透水型枠を採用した。
- 柱型枠の足元は、型枠精度の保持とパンチング(はらみ)防止のため、桟木で根巻き固定した。
【第5問】 支柱の取外しと強度
スラブ下の支柱の取外しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- スラブ下の支柱を早期に取り外すため、コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の85%以上であることを確認した。
- 支柱を取り外す際、コンクリートの圧縮強度が12N/mm²以上であることを確認した。
- 支柱の取外しにあたり、施工中の荷重について構造計算を行い、安全であることを確認した。
- スラブ下の支柱の取外し時期は、コンクリートの打設終了からの経過日数(材齢)のみで決定した。
コンクリート工型枠支保工の【解答と解説】
| 問題 | 正解 | 解説 |
|---|---|---|
| 第1問 | 2 | 構造計算に用いる許容応力度は、原則として「短期許容応力度」を用います。 |
| 第2問 | 3 | トラスの下弦材を支持してはいけません。上弦材で受けるのが基本です。 |
| 第3問 | 3 | 許容荷重は、荷重の受け方(ジャッキの繰り出し長など)により異なります。 |
| 第4問 | 2 | セパレーターをハンマーで叩くのはNGです。コンクリートを傷め、漏水の原因になります。 |
| 第5問 | 4 | 強度確認(85%以上 or 12N/mm²)に加え、構造計算による安全確認が必要です。日数のみは不十分です。 |
1級建築施工管理技士マンガで説明出題頻度の高いポイントと解説

型枠工事の重要ポイント・ひっかけ対策表
| 分類 | 重要項目(正解の知識) | 出題頻度 | ひっかけキーワード(注意!) |
|---|---|---|---|
| 計算・数値 | 水平荷重は、鉛直荷重の5%とする | ★★★ | 「2%」「10%」などの数値違い |
| 部材の許容変形量は、3mm以下とする | ★★★ | 「5mm」「2mm」などの数値違い | |
| 支柱が鋼管の場合、高さ2m以内ごとに2方向の水平つなぎを設ける | ★★★ | 「4m以内」「1.5m以内」 | |
| 支柱が組立て鋼柱で4m超なら、高さ4m以内ごとに水平つなぎを設ける | ★★☆ | 「2m以内」との入れ替え | |
| 施工方法 | 丸型セパレーターの端部は、ハンマーで叩いてはダメ(ねじ切るか、専用工具で除去) | ★★★ | 「ハンマーで叩いて除去した」 |
| パイプサポートを2本継ぐ場合、継手は4本以上のボルトで固定 | ★★☆ | 「2本以上のボルト」「番線で固定」 | |
| 枠組支保工の荷重は、脚柱部(ジャッキ等)で直接受ける | ★★☆ | 「横架材(梁材)で受ける」 | |
| 鋼製仮設梁(トラス等)を用いる場合、下弦材を支持してはならない | ★★☆ | 「下弦材をパイプサポートで受けた」 | |
| 材料・性質 | 合板型枠は、方向によるヤング係数の低下を考慮する | ★★☆ | 「無視してよい」「低下しない」 |
| 型枠の精度保持のため、柱の足元は桟木で根巻き(固定)する | ★★☆ | 「根巻きを省略した」 | |
| 強度・取外し | スラブ下の支柱取外しは、設計強度の85%以上 or 12N/mm²以上 | ★☆☆ | 「50%」「10N」などの数値違い |
試験に出る「ひっかけ」の見破り方

- 「数値」のすり替え
- 水平荷重の「5%」や、変形量の「3mm」、水平つなぎの「2m」は非常によく狙われます。この3つはセットで暗記しましょう。
- 「やってはいけない」施工動作
- セパレーターの端部をハンマーで叩くのはNGです。コンクリートを傷めたり、止水性が損なわれたりするためです。問題文に「ハンマー」と出てきたら警戒してください。
- 「荷重の受け方」のミス
- 支柱(枠組)は縦の棒(脚柱)で支えるのが基本です。横の棒(横架材)で支えると折れ曲がる危険があるため、試験では「横架材で受けた」という誤答がよく作られます。
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| 試験対策カテゴリー | 重要度 | 攻略のポイント | 解説ページ |
|---|---|---|---|
| 🏗️ 施工(土工躯体) | 配点最大級!実務経験を点数に変える | 対策を見る | |
| 🏗️ 施工(仕上げ) | 多岐にわたる工種の要点を整理 | 対策を見る | |
| 📐 構造力学 | 計算パターンを掴めば確実に得点源 | 対策を見る | |
| 📐 建築学 | 計画・環境も含めた広範な基礎知識 | 対策を見る | |
| 📐 環境工学 | 用語と数値の相関関係を理解する | 対策を見る | |
| 💡 共通知識 | 測量・契約など足切り回避に必須 | 対策を見る | |
| 📐 建築建材 | 各材料の特性を比較して効率よく暗記 | 対策を見る |
※重要度は一級建築施工管理技士の出題傾向に基づきます。