建築の世界で欠かせない資格である「一級建築施工管理技士」。今回は、過去問類似問題5問にチャレンジしてみましょう。「避雷針設備」に関するキーワード攻略がテーマです。避雷設備の設置義務やルール、構造体の利用、保護レベルの配置、受雷部の構成など、避雷針にまつわる重要なポイントを一緒に確認していきましょう。この記事を通じて、一級建築施工管理技士の試験対策に役立つ情報をお届けします。
1級建築施工管理技士過去問避雷針設備をマンガで出題ポイント無料解説

1. 設置のルール(いつ必要か?)
原則として「高い建物」と「危ない場所」には必須です。
- 高さ20m超: 原則として設置義務あり。
- 危険物倉庫: 指定数量の10倍以上なら高さ不問で必須。
2. 受雷部の配置(どう守るか?)
雷を受ける部分の決め方にはルールがあります。
- 保護レベルは4段階: レベルI〜IV
- 保護角: 一般建築物は60度以下
3. 引下げ導線の「構造体利用」
雷の電気を地面に逃がす道は、建物の骨組みを利用できます。
- 利用できる: 鉄筋、鉄骨
- 条件: 電気的連続性があること
まとめリスト(一級建築施工管理技士試験直前チェック用)
- 20m超 → 設置必須
- 危険物10倍以上 → 高さ不問で必須
- 保護レベル4段階
- 鉄筋・鉄骨は利用OK
この「構造体利用(鉄筋・鉄骨)」は、電気的連続性が試験でよく問われます。
1級建築施工管理技士過去問類似問題5問
【第1問】避雷設備の設置義務(高さ)
建築基準法に基づき、原則として避雷設備を設けなければならない建築物の高さは、次のうちどれか。
- 15mを超えるもの
- 20mを超えるもの
- 31mを超えるもの
- 45mを超えるもの
【第2問】危険物貯蔵倉庫のルール
指定数量の何倍以上の危険物を貯蔵する倉庫に、高さにかかわらず避雷設備を設ける必要があるか。
- 2倍以上
- 5倍以上
- 10倍以上
- 20倍以上
【第3問】構造体の利用
避雷設備の引下げ導線の構成部材として利用できないものは、次のうちどれか。
- 鉄筋コンクリート造の鉄筋
- 鉄骨造の鉄骨
- 建物の外装材(アルミパネル等)の支持金具のみ
- JIS規格に適合した構造体としての鋼材
【第4問】保護レベルの配置
受雷部の配置を決定する際、建物の重要度等に応じて設定される「保護レベル」は何段階か。
- 2段階
- 3段階
- 4段階
- 5段階
【第5問】受雷部の構成
避雷設備の受雷部に関する記述として、不適当なものはどれか。
- 受雷部は、突針(ロッド)、はね上げ導体、メッシュ導体などの組み合わせで構成される。
- 建物の保護レベルが上がるほど、メッシュの網目は大きく設定する。
- 屋上の金属製の笠木などを、受雷部として利用することができる。
- 受雷部の配置決定には、回転球体法、保護角法、メッシュ法のいずれかを用いる。
1級建築施工施工管理類似問題解答とポイント解説
| 問題 | 正解 | ポイント解説 |
|---|---|---|
| 第1問 | 2 | 高さ20mが基準。31mは非常用EVの基準と混同注意。 |
| 第2問 | 3 | 指定数量の10倍以上は高さ不問で必須。 |
| 第3問 | 3 | 外装支持金具のみは電気的連続性がなく不可。 |
| 第4問 | 3 | 4段階(I〜IV)で決定。 |
| 第5問 | 2 | 保護レベルが上がるほど網目は小さくする。 |