皆さん、こんにちは!一級建築施工管理技士の学科試験(一次検定・一次試験)で毎年出題されるボルト接合・溶接接合について、今回は詳しく解説していきます。このテーマは試験で重要なポイントとなる一方で、受験生がつまずきやすい部分でもあります。私自身も1級建築施工管理技士を持っていますが、この領域は挑戦的でした。しかし、この記事では、キーワードの完全攻略法や類似問題を通じて、みなさんと一緒にこの難問に立ち向かい、克服していくお手伝いをしたいと思います。一緒に勉強をしながら、確実な合格を目指して頑張りましょう!
1級建築施工管理技士過去問マンガで説明:高力ボルトと溶接出題頻度の高いポイント

一級建築施工管理技士高力ボルトと溶接の考え方のポイント

1. 高力ボルトの並べ方と基本
- ボルト間隔:呼び径の2.5倍以上。
- 疲労破壊:摩擦接合では考慮不要。
- 面数:二面摩擦は2倍の耐力。
2. 組み合わせと材料計算
- 併用接合:ボルト先締め→溶接なら強さを合算できる。
- 有効断面:引張力の計算では穴欠損を差し引く。
3. 複合荷重
- 引張力が加わると摩擦が低下し、許容せん断応力度を低減する。
4. 溶接のルール
- 完全溶込み溶接=母材と同じ強さ。
- T継手角度=60〜120度。
1級建築施工管理技士【一次試験】ボルト接合と溶接過去問類似問題5問にチャレンジ
【問1】高力ボルト接合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 高力ボルトの間隔(中心距離)は、ボルトの呼び径の2.5倍以上とする。
- 高力ボルト摩擦接合では、ボルト自体に繰り返し力がかかることによる疲労破壊は通常考慮しなくてよい。
- 二面摩擦接合の許容せん断力は、一面摩擦接合の2倍として計算する。
- ボルト穴による断面欠損は無視できる。
【問2】接合部の併用に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 高力ボルト摩擦接合と溶接を併用する場合、ボルト先締め→溶接なら両方の強さを合算できる。
- 溶接を先に行うと摩擦面が変化するため、合算は認められない。
- 施工順序に関わらず常に合算できる。
- 現場溶接の熱がボルトに伝わると張力が低下するため、施工順序は厳格に管理する。
【問3】複数の力が作用する場合の記述として、最も不適当なものはどれか。
- せん断力と引張力が同時に作用する場合、許容せん断応力度を低減する必要がある。
- 引張力が加わると板同士を押し付ける力が弱まり、摩擦力が低下する。
- 締付力が十分なら低減不要である。
- 複数の力が同時にかかる場合、相互干渉を考慮して許容耐力を計算する。
【問4】溶接接合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 完全溶込み溶接は、適切に施工されていれば母材と同じ強度とみなせる。
- T継手のすみ肉溶接の角度は60〜120度とする。
- 60度未満では溶込み不足の恐れがある。
- 溶接金属が母材より強ければ、母材以上の強度で設計してよい。
【問5】鋼構造の施工・材料計算に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 引張力を受ける板の有効断面積は、穴による断面欠損を差し引く。
- 摩擦接合は板同士の摩擦で力を伝えるため、ボルト穴の隙間は強度に影響しない。
- 二面摩擦接合では摩擦面が2倍になれば滑り耐力も2倍になる。
- T継手で角度130度は推奨される。
1級建築施工管理技士【一次試験】ボルト接合と溶接は重要解答と解説
- 【問1】正解:4
→ ボルト穴による断面欠損は必ず考慮する。 - 【問2】正解:3
→ 合算できるのはボルト先締め→溶接の場合のみ。 - 【問3】正解:3
→ 引張力が加わると摩擦が低下するため、必ず低減が必要。 - 【問4】正解:4
→ 設計上は母材と同じ強さまでしか認められない。 - 【問5】正解:4
→ T継手の角度は60〜120度。130度は不適当。