【静音解体】ワイヤーソー工法・ウォールソー工法・コア抜きとは?仕組みとメリットを解説
解体工事には多くの工法がありますが、その中でも騒音・振動・粉じんを大幅に抑えられる静音解体工法として注目されているのが「ワイヤーソー工法」と「ウォールソー工法」です。
建築・土木に携わっていても、
- ワイヤーソー工法の仕組みは?
- ウォールソー工法との違いは?
- コア抜きとはどう関係する?
といった点は意外と説明が難しいものです。
そこで本記事では、ワイヤーソー工法・ウォールソー工法・コア抜きの仕組み、メリット、用途を現場目線で徹底解説します。
1. 静音解体工法:ワイヤーソー工法とは?

ワイヤーソー工法とは、ダイヤモンドチップが埋め込まれたワイヤーを高速回転させ、鉄筋コンクリートを切断する工法です。
対象物にワイヤーを環状に巻き付け、高速回転で切断するため、厚肉RCや大型構造物の分割に適しています。
ワイヤーソー工法の主なメリット
- 自由な形状・厚みで切断できる
- 低騒音・低振動・粉じんが少ない
- 水中や高所、遠隔操作が必要な現場にも対応
2. ウォールソー工法とは?
ウォールソー工法とは、切断面にレールを固定し、その上を移動する切断機(円盤状のブレード)で壁・床を切断する工法です。
レール走行式のため精度が非常に高く、短時間で安定した切断が可能です。
一般的に最大50cm程度の切断深さに対応し、建物の開口部新設などで活躍します。
3. ワイヤーソーに必須:コア抜きとは?

コア抜きとは、ダイヤモンドコアビットでコンクリートに円形の穴をあける穿孔工法です。
設備用の開口を作るだけでなく、ワイヤーソーを通すための「通し穴」を作る際にも必須となります。
連続コア(連コア)による切断
600Φ以上の大きな開口や、機械が入らない場所では、穴を連続させて繋げる「連コア」で対応します。

4. まとめ:静音・高精度解体を実現する3つの工法
- ワイヤーソー工法:大型・厚肉構造物をワイヤーで巻き切り。静音・高効率。
- ウォールソー工法:レール式で高精度。壁や床の直線切断に最適。
- コア抜き:円形穴あけ。設備用開口やワイヤーソーの補助として必須。
ワイヤーソー・ウォールソー工法のFAQ
Q:ワイヤーソー工法はどんな現場で使われますか?
A:住宅密集地・病院・学校など、騒音や振動を抑える必要がある現場や、橋脚などの大型解体で採用されます。
Q:ワイヤーソーとウォールソーの違いは?
A:ワイヤーソーはワイヤーを巻き付けて切断するため厚いものに強く、ウォールソーはレール走行式で薄い壁などの精度重視の切断に向きます。
Q:コア抜きで水を使う理由は?
A:摩擦熱による刃の摩耗を抑える「冷却」と、粉じんの飛散を抑えるためです。

