【2026年版】型枠支保工の組立て等作業主任者とは?仕事内容・受講資格・技能講習を徹底解説
この記事では、型枠支保工の組立て等作業主任者という資格や、現場で求められる役割について紹介していきます。受講資格や講習の内容についても詳しくまとめています。
型枠支保工の組立て等作業主任者は、コンクリート打設時の崩落事故を防ぐための安全管理や、効率的な作業を担う重要なポジションです。資格取得に向けたステップを明らかにしていきましょう。
1. 型枠支保工の役割と作業主任者の職務

型枠とは、生コンクリートが固まるまでの「容器」のこと。そして、その重いコンクリートを底から支える設備を型枠支保工と呼びます。
マンションの天井(スラブ)や梁を作る際、コンクリートの圧力に耐えられる強固な設備を組み立てるのが型枠大工の重要な仕事です。この工程での崩落事故を防ぐため、専門知識を持った作業主任者の指揮が法律で義務付けられています。
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2. 型枠支保工作業での安全知識と労災事例

天井を支える支柱(パイプ)が倒れないよう、水平つなぎや筋かいを適切に設置するには高度な経験が必要です。
高さ5.42mの型枠上でコンクリート打設中に支保工が崩壊し、作業員5名が墜落。調査の結果、法令で定められた2方向の「水平つなぎ」が不足していたことが判明。元請・下請会社ともに書類送検されました。
労働新聞社 引用
3. 受講資格と技能講習の内容

この資格を取得するには、以下のいずれかの実務経験が必要です。
- 型枠支保工の組立て・解体作業に3年以上従事した者
- 建築・土木系学科を卒業後、2年以上実務に従事した者
講習カリキュラム(計13時間/2日間)
- 作業方法に関する知識(7時間)
- 工事用設備・機械・作業環境に関する知識(3時間)
- 作業者に対する教育知識(1.5時間)
- 関係法令(1.5時間)
- 修了試験

【2026年版】型枠支保工の組立て等作業主任者徹底ガイド
4. 労働基準監督署への届け出(88条申請)

支柱の高さが3.5m以上の型枠支保工を設置する場合、作業開始の30日前までに労働基準監督署へ「建物等の機械設置届」を提出しなければなりません。これは現場における重大事故を防ぐための重要な手続きです。
作業主任者の具体的な役割
- 作業方法を決定し、作業を直接指揮する。
- 材料や器具を点検し、不良品を取り除く。
- 安全帯(墜落制止用器具)などの使用状況を監視する。
さらにスキルアップを目指すなら、構造が似ている足場の組立て等作業主任者の併用取得もおすすめです。
まとめ
- 型枠支保工はコンクリートの重みを支える命綱の設備。
- 高さ3.5m以上の設置には、労基署への30日前申請が必要。
- 作業主任者は現場に必ず常駐し、直接指揮を執る義務がある。
- 未経験者は取得不可。3年以上の現場経験がステップアップの鍵。