今回は、1級建設機械施工管理技士の令和7年度(2025年)1次・2次検定の過去問題をまとめて紹介します。試験問題PDFのダウンロードリンクに加え、分野別の解答一覧とポイントを整理して掲載しています。
建設機械施工管理技士は、国土交通省が管轄する国家資格であり、建設現場での機械の運転・管理、安全管理、施工計画の立案など、幅広い能力が求められます。就職やキャリアアップに直結する資格でもあるため、過去問を活用した効率的な学習が合格への近道となります。
この記事では、令和7年度の1級建設機械施工管理技士試験(1次検定・2次検定)の過去問ダウンロードと解答を一括で確認できるように構成しています。学習計画の立案や弱点分野の洗い出しに、ぜひ役立ててください。
令和7年度:1級建設機械施工管理技士試験問題ダウンロード&解答

令和7年度 1級建設機械施工管理技士 1次検定試験問題(PDF)
1級建設機械施工管理技士 1次検定試験問題(PDF)を開く・ダウンロードする
以下では、令和7年度1次検定の分野別解答とポイントを一覧で確認できます。スマートフォンでも見やすいように、表は横スクロール対応(scroll-box)としています。
1. 土木工学・コンクリート・舗装(No.1〜12)
※12問中10問選択
- 【解答はこちら 1~10問】
No. 解答 ポイント (INDEX) 1 (2) 砂のせん断抵抗は、粘着力ではなく粒子間の「摩擦力」によって生じます (p. 2)。 2 (2) RQDは値が「大きい」ほど良質な岩であることを示します (p. 2)。 3 (1) 吸水のおそれがある場所は、乾燥ではなく打込み直前に「湿らせて」おきます (p. 2)。 4 (4) 乾燥収縮ひび割れ対策には、単位水量を「小さく」したコンクリートを使用します (p. 3)。 5 (3) 盛土高が低くても、田のあぜ等の凹凸は不等沈下の原因となるため処理が必要です (p. 3)。 6 (4) 排水性舗装の仕上げは、空隙を潰さないよう「無振動」で行うのが一般的です (p. 3)。 7 (2) 耐流動対策には、細粒度ではなく「粗粒度」や「SMA」などを用います (p. 4)。 8 (2) オールケーシング工法では、スライム除去のための「二次孔底処理」を行うのが一般的です (p. 4)。 9 (3) 深層混合処理(機械攪拌)は「セメント系」や「石灰系」の改良材を用います (p. 4)。 10 (2) 水準測量(レベル)で求めるのは、点間の「高低差(昇降量)」です (p. 5)。
- 【解答はこちら 11~12問】
No. 解答 ポイント (INDEX) 11 (1) TS管理では、機械台数に応じた「プリズム」や「追尾装置」を準備します (p. 5)。 12 (3) 後方交会法では、「2つ」以上の既知点(工事基準点)を観測する必要があります (p. 5)。
2. 施工管理・安全・建設機械一般(No.13〜46:必須)
- 【解答はこちら 13~22問】
No. 解答 ポイント (INDEX) 13 (1) 指定仮設の設計・施工方法は、請負人ではなく「発注者」が指定します (p. 6)。 14 (2) 実行予算は、請負金額から目標利益を差し引いた金額として設定します (p. 6)。 15 (1) 工程計画は、要求品質・工期・経済性の3要件すべてを満たす必要があります (p. 6)。 16 (1) クリティカルパス(0-1-2-4-5-9)の合計日数は27日です (p. 7)。 17 (2) 圧縮材(土留め部材)の継手は、曲がり防止のため「突き合わせ継手」が原則です (p. 7)。 18 (2) 安全管理計画は、現場の実情を反映するため従事者の意見を聴取して作成します (p. 7)。 19 (3) 工程能力図(管理図)の横軸は「サンプル番号または時間」です (p. 8)。 20 (3) 締固め度の管理には、三軸圧縮試験ではなく「現場密度試験」等を用います (p. 8)。 21 (2) 遮音壁を通る音は「透過音」ですが、回折音などの影響も含まれます (p. 8)。 22 (2) 指定副産物の再生資源には、金属くずは含まれません(土砂・コンクリ塊・アス塊等) (p. 9)。
- 【解答はこちら 23~32問】
No. 解答 ポイント (INDEX) 23 (4) 建設機械用エンジンは耐久性重視のため、ピストン速度は小さく抑えられています (p. 9)。 24 (2) トルクライズは「最大トルク」と「定格出力時のトルク」の比率で表します (p. 9)。 25 (1) ディーゼル燃料(軽油)は、自己着火を促すためガソリンより揮発性が低いです (p. 10)。 26 (2) ベースオイルには、植物油ではなく「鉱物油」や「合成油」を使用します (p. 10)。 27 (2) ダイレクトドライブ式は、負荷に応じ「手動」で変速操作を行います (p. 10)。 28 (3) 岩石の多い現場では、リブパターンではなく「ラグパターン」や「L型」を用います (p. 11)。 29 (4) 仕上げ整形では、バケットを前傾ではなく「底面を接地」させて後進で行います (p. 11)。 30 (3) 計算:(2.5m³ × 0.5 × (3600/60) × 7h) ÷ 1.25 = 420 (p. 11)。 31 (4) 最大掘削半径は、爪先端から「旋回中心」までの水平距離を指します (p. 12)。 32 (2) スピンターンは、左右のクローラを「逆方向」に回転させてその場で旋回します (p. 12)。
- 【解答はこちら 33~42問】
No. 解答 ポイント (INDEX) 33 (2) 掘削積込みでは、玉石は砂質土に比べて作業効率が低くなります (p. 12)。 34 (2) 計算:(2,520m³ × 1.0) ÷ (0.5m³ × 0.4 × (3600/40) × 7h) = 20日 (p. 13)。 35 (4) タンデム機構により、ブレード中心の上昇量は段差の1/8に軽減されます (p. 13)。 36 (2) 泥濘地ではスリップ防止のため、負荷を小さくして慎重に運転します (p. 14)。 37 (2) 路床整形は、仕上がりを均一にするため「路肩側から中央側」へ進めます (p. 14)。 38 (3) 計算:(6km/h × 3m × 0.2m × 0.5) ÷ 5回 = 360 (p. 14)。 39 (3) 締固めエネルギーには、静的荷重・振動・衝撃の3種類があります (p. 15)。 40 (2) 機械式ステアリングは、バルブではなく「ギヤ機構やリンク」で操向します (p. 15)。 41 (4) 塑性的な土(粘性土)は、水分を逃がしながら低速で締め固めるのが効果的です (p. 15)。 42 (2) シックリフト工法は、合材が動きやすく転圧時に凹凸が出やすいです (p. 15)。
- 【解答はこちら 43~46問】
No. 解答 ポイント (INDEX) 43 (3) スクリードプレートは、合材を締め固めて仕上げるための底板です (p. 16)。 44 (4) 大粒径アスファルト混合物は骨材が大きく、製造能力は通常より低下します (p. 16)。 45 (3) オールケーシング工法の基本構成に、スタンドパイプが含まれます (p. 16)。 46 (2) 支持層への到達は、掘削速度を一定に保ち、電流値の変化で判定します (p. 17)。
3. 法規(No.47〜56)
※47〜51から3問、52〜56から3問選択
- 【解答はこちら 47~56問】
No. 解答 ポイント (INDEX) 47 (3) 特定建設業者の指導義務は、法令遵守に関することであり「一律の強制」ではありません (p. 18)。 48 (4) 配置予定の技術者の氏名は、契約書の「必須記載事項」ではありません (p. 18)。 49 (1) 特定建設作業には、開始したその日のうちに終了する作業は含まれません (p. 19)。 50 (2) 電柱や郵便ポストの設置でも、道路管理者からの「道路占用許可」が必要です (p. 19)。 51 (3) 特定建設資材に「アスベスト」は含まれません(コンクリ・アスファルト・木材) (p. 19)。 52 (3) 労働時間延長の協定(36協定)は、個人単位ではなく「労働組合等」と締結します (p. 20)。 53 (3) 交替制勤務であっても、年少者(18歳未満)の深夜業は原則禁止です (p. 20)。 54 (1) 高さ5m未満(記述は4m)の建築物の骨組み組立ては、作業主任者の選任が不要です (p. 20)。 55 (1) 高さ15m(5m以上)の建築物の建設は、労基署長への「計画届出」が必要です (p. 21)。 56 (3) 悪天候で危険が予想されるときは、待避所の設置だけでなく「作業を中止」します (p. 21)。
令和7年度:1級建設機械施工管理技士試験(二次検定)実地試験
令和7年度 1級建設機械施工管理技士 2次検定(実地・筆記)試験問題(PDF)
1級機械施工管理技士 2次検定問題(PDF)を開く・ダウンロードする
2次検定(実地試験・筆記試験)では、クレーンやブルドーザーなどの建設機械の運転管理だけでなく、土木工事の施工管理、安全管理、トラブル発生時の判断力など、より実務に近い総合力が問われます。時間内に安全かつ効率的に作業を完了させる力が求められるため、過去問を通じて出題傾向を把握し、記述の型や表現にも慣れておくことが重要です。
まとめ
建設機械施工管理技士は、建設現場での作業を安全かつ効率的に進めるために欠かせない国家資格です。国土交通省が管轄するこの資格は、様々な建設機械を運転・管理する能力だけでなく、安全管理や施工計画の立案力も証明するものであり、建設業界での需要は年々高まっています。
令和7年度(2025年)の1級建設機械施工管理技士試験では、1次検定・2次検定ともに、基礎知識と実務的な応用力の両方が求められます。過去問を活用して出題傾向をつかみ、分野ごとのポイントを押さえながら学習を進めることで、効率よく合格に近づくことができます。
これから受験を目指す方は、本記事のダウンロードリンクと解答一覧を活用し、自分の弱点を明確にしながら、計画的に学習を積み重ねていきましょう。令和7年度試験の合格と、その先の現場での活躍を心から応援しています。