令和5年度の一級電気施工管理技士試験の一次検定の過去問題と解説を、午後の問題をまとめてみました。
午後の過去問題と解説を通して、理解を深め、間違いや不明点を洗い出し、的確な対策を講じることで、試験本番での安定したパフォーマンスを目指すことができます。一次検定の午後の部の過去問題と解説を徹底的に学習し、自信を持って試験に臨むために、しっかりと準備を行いましょう。
一級電気施工管理技士一次検定問題のまとめ

「令和5年一級電気施工管理技士 一次検定 過去問題と解説【午後】」と題した本記事では、一級電気施工管理技士の一次検定問題を幅広く取り上げ、正確な理解と的確な判断が求められることから、この記事を通じて問題へのアプローチ方法について考察していきます。
一級電気施工管理技士過去問〔No58〕から〔No63〕

こちらの問題は〔No58〕から〔No63〕すべて解答する問題になります
問題58 建設工事における仮設計画に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
- 問題
屋内に設ける仮設通路は,通路面から高さ1.8m以内に障害物がないようにした。
工事用電源として出力10kWの可搬型ディーゼル発電機を使用するので,電気主任技術者を選任する計画とした。
仮設の低圧ケーブル配線が通路床上を横断するので,車両等の通過により絶縁被覆が損傷しないように架空配線で使用する計画とした。
仮設の配線に接続する架空つり下げ電灯は,高さ2.3mに設置したのでガードを省略した。
- 工事用電気設備の建物内幹線は,工事の進捗に伴う移設や切り回し等の支障の少ない場所で立上げる計画とした。
- 解答
- 4
問題59 建設工事における施工要領書を作成する際の留意事項として,最も不適当なものはどれか。
- 問題
品質の向上を図り,安全かつ経済的な施工方法を検討した。
他の現場においても共通に利用できるよう一般的事項を記入した。
設計図書などに明示のない部分を具体化して作成した。
作業員に施工方針や施工技術を周知するために作成した。
工事の着手前に作成して,工事監理者の承諾を受けた。
- 解答
- 2
問題60 図に示す建設工事のネットワーク工程表において,クリティカルパスの日数(所要工期)を7日から6日にl日短縮する場合の記述として,最も不適当なものはどれか。
ただし,◯内の数字はイベント番号,アルファベットは作業名,日数は所要日数を示す。
- 問題
各作業のトータルフロートを算出した。
トータルフロートが負(マイナスの値)となった作業の中から短縮が可能な作業を選び,日数の短縮を行った。
最終イベント⑦の最遅完了時刻を,当初の所要工期より1日短縮した日数とし,各イベントの最遅完了時刻を算出した。
トータルフロートが負(マイナスの値)となる作業は,作業D及び作業Gであった。
作業Aを1日短縮すると作業Fは1日早くスタートできる。
- 解答
- 4
問題61 図のネットワーク工程表において,クリティカルパスの日数(所要工期)として,正しいものはどれか。
ただし,◯内の数字はイベント番号,アルファベットは作業名,日数は所要日数を示す。
- 問題
27日
28日
29日
30日
31日
- 解答
- 4
問題62 品質管理に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
- 問題
品質管理とは,品質計画における目標を施工段階で実現するために行う工事管理の項目,方法等をいう。
品質管理は,問題発生後の検出を重視し,工事の過程で予防処置を行う必要はない。
工程の各ステップごとに品質管理のチェックリストを作成して計画的に管理する。
品質管理においては,要求する品質と品質を作り出すために必要な原価とのバランスが重要である。
P→D→C→Aの管理のサイクルを回していくことが,品質管理の基本となる。
- 解答
- 2
問題63 品質管理に関する次の記述に該当する図等の名称として,適当なものはどれか。
「不良品等の発生個数や損失金額等を原因別に分類し,大きい順に左から並べて棒グラフとし,さらにこれらの大きさを順次累積した折れ線グラフで表した図」
- 問題
ヒストグラム
レーダーチャート
管理図
特性要因図
パレート図
- 解答
- 5
では、次の問題に進んでみましょう。