令和5年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 過去問解説
1級建築施工管理技士 過去問解説|分野:法規(振動規制法:特定建設作業)
1級建築施工管理技士の「法規」において、振動規制法の「特定建設作業」に該当するかどうかの判別は非常に重要なポイントです。特に「油圧式」や「圧入式」といった、振動が少ないとされる工法・機械が「規制の対象外」になるパターンがよく出題されます。
一級建築施工管理技士(振動規制法:特定建設作業の定義)
次の作業のうち、「振動規制法」上、特定建設作業に該当しないものはどれか。ただし、作業は開始した日に終わらないものとし、作業地点が連続的に移動する作業ではないものとする。
- 油圧式くい抜機を使用する作業
- もんけん及び圧入式を除くくい打機を使用する作業
- 鋼球を使用して建築物その他の工作物を破壊する作業
- 手持式を除くブレーカーを使用する作業
解答と解説のテーブル
| 問題 | 正解 | 解説 |
|---|---|---|
| 振動規制法 | 1 | くい抜機のうち、「油圧式」のものは振動が少ないため、振動規制法上の特定建設作業からは除外されています。 |
頻出ポイントのテーブル(騒音法との違いに注意)

振動規制法で「特定建設作業」から除外される主なケースです。
| 機械の種類 | 除外される条件(特定建設作業にならない) | 重要ポイント |
|---|---|---|
| くい打機・くい抜機 | 油圧式、圧入式のもの | 振動規制法では対象外(騒音法では対象) |
| くい打機 | もんけんを使用するもの | 振動規制法では対象外 |
| ブレーカー | 手持式のもの | 小型のものは対象外 |
| 全般的な作業 | 1日で終了する作業 | 短期間の作業は対象外 |
ひっかけ対策解説
1. 「油圧式」は振動規制法の対象外!
振動規制法における最大のひっかけポイントは「油圧式くい抜機」です。騒音規制法では「油圧式」も特定建設作業に含まれますが、振動規制法では「振動が少ない」という理由で対象外とされています。この法律による違いは1級試験の超定番です。
2. くい打機の除外規定
くい打機についても、「もんけん(おもりを落とす方式)」や「圧入式(ジャッキで押し込む方式)」は、振動規制法上の特定建設作業から除外されます。設問②のように「これらを除く」と書かれている場合は、残りの方式(ディーゼルハンマ等)が対象になるため、正しい記述となります。
3. 「鋼球」と「ブレーカー」
鋼球(アイアンボール)による破壊作業や、大型のブレーカー(バックホウ装着型など)を使用する作業は、大きな振動を伴うため特定建設作業に該当します。ただし、ブレーカーでも「手持式(作業員が手に持って使うもの)」は対象外である点に注意しましょう。
この記事が、皆さんの1級建築施工管理技士試験対策のお役に立てば幸いです。振動規制法と騒音規制法は似ていますが、「油圧式」の扱いの違いを覚えるだけで得点力が一気に上がります!
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