エーエルシーパネル(ALC)施工技能士とは?受験条件と試験内容
エーエルシーパネルの施工技能試験は、学科と実地試験で構成されている施工技能士の免許試験です。
技能士は国家資格なので現場の全てを知っていることが前提であり、この資格を取れば現場での活躍の幅は大きく広がります。
エーエルシーパネル施工技能士の学科試験
学科は一部抜粋にて記載しています。
- 施工法、エーエルシーパネル工事に使用する設備、機械及び器 工具の種類、用途及び使用 方法他
- 材料、エーエルシーパネルの種類、規格、性質及び用途他
- 建築一般、建築構造の種類及び特徴他
- 製図、日本工業規格の建築製図通則に定める表示記号他
- 関係法令、建築基準法関係法令 (エーエルシーパネル工事 に関する部分に限る。)
- 安全衛生、安全衛生に関する詳細な知識
エーエルシーパネル施工技能士実技試験
- エーエルシーパネル工事作業
- エーエルシーパネル工事の段取り
- 取付下地の点検及び処理 エーエルシーパネル工事の積算及び見積
と多岐に渡り出題されるので、相当な専門知識が必要とされます。
試験概要については、以下のHPから確認することができるので、是非チェックしてみてください。
「エーエルシーパネル施工」技能検定は、ALC施工に携わる人たちの技能を一定の基準で評価し、認定する国家検定制度です。AL…
エーエルシーパネル(ALC)施工技能士過去問・問題対策はこちら
令和2年度後期試験問題 | 【C03】エーエルシーパネル施工(エーエルシーパネル工事作業) |
技能検定試験問題 | こちらをチェック |
建設キャリアアップシステム:ALC職人 能力評価基準レベル2
レベル2の判定を受けるには、3年(645日)の経験を必要とします。
ALCでは建て込みや溶接の方法など様々な経験が求められますが、レベル2に必要な資格は以下の2つになります。
この記事では、マニアックな資格「玉掛け作業」の技能講習について解説していきたいと思います。また、一見簡単そうに見える玉掛け作業で労災事故が多い原因を踏まえながら、どのように安全対策を行っていくかも合わせて解説していきたいと思います[…]
建設キャリアアップシステム:ALC職人の能力評価基準レベル1
建設キャリアアップシステムに技能者登録され、かつ、レベル2から4までの判定を受けていない技能者で、まだ経験をこれから積む人や、判定を受けて無い人はレベル1になります。
自分のスキルアップと生活をアップさせるには?
建設業で若いことは現場に夢中ですよね。でもスキルアップも当然必要ですが自分の生活をアップするも大切ですそのために必要な5つ
その①:自分の生活を磨くスキルアップ:体つくり
現場で動くのと運動で使う筋肉は違いますよね。更に体を作りこむのもあり
その②:自分の生活を磨くスキルアップ:旅行
現場やってると現場に夢中になって家庭と向き合わない・時間が取れない現場も都合よく合わせてくれない。あそこに行きたいと思うなら早めにいくのがおススメですね
その③:自分の生活を磨くスキルアップ:彼女をつくる
一番は彼女も作るのも大変だし携帯で探してみるのも今の時代にあっているのでおススメですね。
建設キャリアアップシステム:ALC工事の金額や料金詳細申込み
建設キャリアアップを運用している建設業振興基金の建設キャリアアップのHPは以下の通りです。
建設キャリアアップシステム:ALC工事/申込み先詳細
建設キャリアアップシステム:ALC工事/事業者登録
建設キャリアアップシステム:ALC工事/技能者登録
申請の書類やQ&A等が記載されておりますのでご活用下さい。
建設キャリアアップシステム:ALC工事/運営団体はどこ?
ALC職人における建設キャリアアップシステムの能力評価基準などの運営は、「旭化成建材株式会社」「クリオン株式会社」「住友金属鉱山シポレックス株式会社」が行っています。
「旭化成建材株式会社」は、2015年に判明した杭偽装の施工不良で行政処分が下され、大きく信頼を失墜した会社です。
この杭偽装による施工不良とは、三井住友建設が施工主(元請)となって建設中のマンションのパークシティLALA横浜の建設中での不具合を隠蔽した内容です。
旭化成建材の杭打ち工事の一部にあり、施工報告、杭の打ち込みの一部データが無断で書き換えられていた事件ですが他の工事や過去の施工に関しても調査が入り杭打ち工事3040件を調査し、3040件中300件前後が改ざんという管理体制を指摘された事件です。
ALCには直接関係ないですが、社団の監査体制は大丈夫か心配です。
他にも、「クリオン株式会社」は、太平洋セメントの完全子会社です。
クリオンのALCパネル製品は、クリオン厚形パネル」「防音・吸音パネル」「クリオンライト」「クリオンエースボード」など、用途に応じた商品があります。
「住友金属鉱山シポレックス株式会社」は、工場生産するプレキャストパネルになります。屋根や床など様々な場所で使われております。
この団体は専売的な状態であくまで開発製造された業者さんが取りまとめされています。独占3社で実質社団を運営されているような感じです。
まとめ
今回は、建設キャリアアップシステムを利用した際にどのような能力評価基準で技能者判定されるのか、また登録基幹技能者になるための方法について、ALC職人としてキャリアアップしたい方に向けて解説していきました。
今回のまとめはこちらになります。
- レベル4
- 就業日数:10年(2150日)と職長経験3年(645日)の経験
- 保有資格:登録ALC基幹技能者・優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)のいずれかの資格を取得。また、レベル2・3の条件を満たす資格を取得しておく
- レベル3
- 就業日数:7年(1075日)と職長又は班長として 1年(215日)の経験
- 保有資格:エーエルシーパネル施工技能士・職長・安全衛生責任者教育のいずれかの資格を取得。また、レベル2の条件を満たす資格を取得
- レベル2
- 登録ALC基幹技能者
- 受講条件
- 「エーエルシーパネル施工技能士」の資格を取得していること
- 10年(2150日)と職長経験3年(645日)の経験
- 特別講習と修了試験を受験して合格後、資格取得
- 受講条件
戸建て住宅や高層建築物を建設するときには欠かせない「ALC工」。
建設業界全体が人材不足に陥っている昨今、こうした特殊工事を任せられる人材がより大変貴重なものとなっています。
是非、今の処遇を改善するメリットにもなるので建設キャリアアップシステムの能力評価基準を受けておくとよいかと思います。
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