一級建築士・二級建築士学科試験の「防犯設計:CP建材と監視性の確保」がわかりやすい!過去問頻出の重要ポイントを解説
この記事で学べること
・防犯性能の高い建物部品(CP建材)の役割
・監視性を確保するための防犯環境設計(CPTED)の考え方
・試験で問われる防犯設計のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、防犯設計は近年非常に注目されています。単に鍵を強化するだけでなく、建物部品自体の強度(CP建材)と、住人の目や通行人の視線(監視性)を組み合わせた「防犯環境設計(CPTED)」の考え方を論理的に理解しておくことが合格への必須条件です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、侵入者が嫌がる「狙わせない設計」のポイントを直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】CP建材と監視性の確保、試験での攻略法
現場の感覚では「とにかく頑丈なドアにすればいい」と思いがちですが、学科試験では「死角をなくして、侵入者に『見られている』という心理的圧迫を与えること」が正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となる防犯設計の基本を整理しましょう。
- CP建材:防犯性能試験に合格した建物部品(ドア、窓等)。「CPマーク」が目印で、侵入に5分以上かかるとされる強度を持つ。
- 監視性の確保(自然監視性):死角をなくすための植栽の配置や照明計画、見通しの良いフェンスの使用など。
- 侵入抑止の4原則:監視性、接近の制御、領域性、対象の強化。これらを組み合わせて総合的に設計する。
ネコマルも防犯診断では「背の高い植栽は泥棒の隠れ場所!見通しを遮るものは即撤去だにゃ!」と指導しているにゃ!試験では、「防犯性能を高めるためには、あえて外からの視線を遮るように高い塀を巡らせるべきである」といった、監視性を損なうひっかけが頻出だから、見通しの良さを重視する基本ルールをセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
住宅の防犯設計に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. CP建物部品(CPマーク)は、防犯性能試験に合格したものであり、侵入阻止性能が高い。
2. 防犯性を高めるためには、外からの視線を遮るために、敷地周囲に高い塀を設置することが最も効果的である。
3. 建物周囲の植栽は、死角を作らないよう、手入れをしたり低く抑えたりすることが推奨される。
4. 窓や玄関ドアには、防犯合わせガラスや強固な補助錠を取り入れることが侵入抑止に有効である。
解答:2
解説:高い塀は、外からの視線を遮るだけでなく、一度敷地内に侵入してしまうと外から見えない「隠れ場所」を提供してしまいます。防犯設計では「監視性」を確保するため、見通しの良いフェンス等を採用するのが鉄則です。
【問題2:一級建築士レベル】
CPTED(防犯環境設計)の考え方に基づいた計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 接近の制御とは、敷地や建物への侵入経路を限定し、心理的・物理的に境界を明確にすることである。
2. 領域性とは、住民が敷地内の空間に対して管理意識を持ち、侵入者に対して「ここは部外者立ち入り禁止」というサインを出すことである。
3. 対象の強化とは、建物自体を頑丈にしたり、CP建材を採用して侵入を物理的に阻止することである。
4. 監視性を確保する際、照明設備は夜間の防犯性にのみ効果があり、昼間の防犯性には全く寄与しない。
解答:4
解説:照明設備は夜間の視認性向上に重要ですが、それ以外にも「管理が行き届いている」というサイン(領域性)を強化し、日常的な防犯意識を高める効果もあります。昼間を含めたトータルな防犯環境に寄与するものです。
まとめ:防犯設計は、物理的な強さと、心理的な「見られている」という感覚を組み合わせることが勝利の鍵です。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、正しい防犯環境設計の考え方をしっかりと定着させていきましょう!
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