一級建築士・二級建築士学科試験の「設備:スプリンクラー(閉鎖型と開放型)」がわかりやすい!過去問頻出の重要ポイントを解説
この記事で学べること
・閉鎖型スプリンクラーの仕組み(湿式・乾式など)
・開放型スプリンクラーの仕組み(一斉開放弁)
・それぞれの適応場所とメリット・デメリット
・試験で問われる消火設備のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、設備科目の消火設備は非常に重要です。この単元は「よく出る(共通単元)」であり、火災の発生場所に対してどのように散水するかという「作動ロジック」の違いを正しく理解しておくことが合格への必須条件です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、スプリンクラーの作動原理と適応用途を直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】閉鎖型と開放型の鉄則、試験での攻略法
現場の感覚では「どちらも火を消す設備だろう」と思いがちですが、学科試験では「局所消火か、一斉消火か」という機能的な違いが正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となる2つの方式の基本を整理しましょう。
- 閉鎖型:ヘッドに感熱体(ヒュージブルリンクやグラスバルブ)があり、火災の熱でこれらが溶け・壊れることで「火元のヘッドだけ」から散水する。一般的で誤作動による水損が少ない。
- 開放型:ヘッドに感熱体がない。火災報知器等と連動する一斉開放弁が作動することで「配管内の全ヘッド」から一斉に散水する。舞台部や特殊な可燃物がある場所に用いられる。
ネコマルも消火計画では「一般の居室は閉鎖型、舞台などの大空間には一斉開放の開放型!」と使い分けているにゃ!試験では、「閉鎖型は火災発生時に、防護区画内のすべてのヘッドから一斉に散水する」といった方式を混同させるひっかけが頻出だから、作動の仕組みをセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
消火設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 閉鎖型スプリンクラーヘッドは、感熱体が熱で壊れることにより放水を開始する。
2. 開放型スプリンクラー設備は、一斉開放弁を用いて、防護区画内の全ヘッドから同時に散水する。
3. 閉鎖型スプリンクラー設備は、火災が発生した個所のヘッドのみが作動するため、水による損害を最小限に抑えられる。
4. 開放型スプリンクラーヘッドは、個々のヘッドに感熱体が組み込まれており、個別に作動する。
解答:4
解説:開放型ヘッドには感熱体はありません。個別に作動するのは閉鎖型ヘッドの特徴です。開放型は一斉開放弁で制御されます。
【問題2:一級建築士レベル】
スプリンクラー設備の計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 閉鎖型スプリンクラー設備において、乾式は配管内に圧縮空気を充填しており、寒冷地など配管の凍結が懸念される場所に採用される。
2. 開放型スプリンクラー設備は、舞台部やラック式倉庫など、火災が急速に拡大する恐れのある場所に適している。
3. 湿式スプリンクラー設備は、配管内に常時加圧された水が充填されており、閉鎖型ヘッドが開くと即座に放水が開始される。
4. 開放型スプリンクラー設備においては、火災報知器が作動しても一斉開放弁は連動せず、手動操作によってのみ放水を開始しなければならない。
解答:4
解説:開放型設備は、火災報知設備や火災検知器と連動して一斉開放弁が自動的に作動するように設計するのが一般的です。手動操作のみに依存するものではありません。
まとめ:スプリンクラー設備の選定は、建物の火災リスクと空間の特性に応じた適切な判断が必要です。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、正しい設備設計の考え方をしっかりと定着させていきましょう!
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