一級建築士・二級建築士学科試験の「設備:受変電設備と配電方式」がわかりやすい!過去問頻出の重要ポイントを解説
この記事で学べること
・受変電設備容量の考え方(需要率・不等率・負荷率)
・配電方式の種類(単相・三相、低圧・高圧)とその適応
・試験で問われる電気設計のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、設備科目の「電気設備」は、数式や計算の概念が登場するため苦手とする人が多い分野です。しかし、「受変電設備の容量」と「配電方式」は「よく出る(共通単元)」であり、電力の負荷計算のロジックと、電圧の使い分けを理解するだけで得点源に変えることができます。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、複雑な電気回路の基本を直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】受変電と配電方式の鉄則と試験での攻略法
現場の感覚では「とにかく余裕を持って大きな容量にしておけばいい」と思いがちですが、学科試験では「経済的かつ合理的な負荷設計」が正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となる電気設計の基本を整理しましょう。
- 受変電容量の計算:負荷設備容量 × 需要率。さらに、複数の系統を考慮する際は「不等率」を考慮して合計最大需要電力を求める。
- 配電方式:住宅等の小規模負荷には「単相3線式(100/200V)」、動力(モーター等)には「三相3線式(200V)」を使い分ける。
- 電圧区分:低圧(600V以下)、高圧(7000V以下)、特別高圧(7000V超)の区分を理解しておく。
ネコマルも電気図面を見るときは、「需要率をかけてピークを予測!モーターなら迷わず三相!」と判断しているにゃ!試験では、「需要率を乗ずると、設備容量が大きくなる」といった計算ロジックの逆を突くひっかけが頻出だから、数式がどう働くかをセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
電気設備における配電方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 単相3線式は、100Vと200Vの電力を同時に供給できるため、住宅の配電方式として広く用いられている。
2. 三相3線式は、主に電動機(モーター)等の動力負荷に対して使用される。
3. 配電電圧を高くすると、同じ電力を送る場合に電流が大きくなり、電線の太さを大きくする必要がある。
4. 低圧配電とは、一般的に600V以下の電圧で行われる配電を指す。
解答:3
解説:電圧を高くすると、電流は小さくなります(P=VIのため)。これにより電線を細くでき、送電ロスも減らせるため「配電効率が良くなる」のが正解です。電流が大きくなるという記述は不適当です。
【問題2:一級建築士レベル】
受変電設備の容量計算および設計に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 需要率とは、設備容量の合計に対する、ある期間中の最大需要電力の比率をいう。
2. 不等率とは、各系統の最大需要電力の合計に対する、合成最大需要電力の比率であり、通常1以上の値となる。
3. 負荷率とは、ある期間中の平均需要電力に対する、最大需要電力の比率をいう。
4. 受変電設備の容量を設計する際は、将来の増設負荷を見越して、常に設備容量の合計と等しい容量を選定する必要がある。
解答:4
解説:設備容量の合計と等しい容量を常に選定するのは経済的ではありません。需要率や不等率を考慮して、実際に発生するであろう「最大需要電力」に基づいて選定するのが設計の基本です。
まとめ:電気の設計は、建物の心臓部を決める大切なプロセスです。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、正しい計算ロジックと配電の基本をしっかりと定着させていきましょう!
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