一級建築士・二級建築士学科試験の「設備:ヒートポンプと吸収式冷凍機」がわかりやすい!過去問頻出の重要ポイントを解説
この記事で学べること
・ヒートポンプと吸収式冷凍機の基本的な仕組み(原理)
・それぞれの熱源・エネルギー源の違い
・試験で問われる方式の使い分けとひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、設備科目の空調熱源は非常に重要です。この単元は「よく出る(共通単元)」であり、電気を主動力とする「ヒートポンプ」と、熱(蒸気や温水)を利用する「吸収式冷凍機」の仕組みを正しく理解しておくことが合格への必須条件です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、複雑な熱移動のメカニズムと動力源の違いを直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】ヒートポンプと吸収式冷凍機の鉄則と試験での攻略法
現場の感覚では「冷えればどちらでもいい」と思いがちですが、学科試験では「何を使ってどう冷やしているか」というエネルギー変換の論理が正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となる熱源方式の基本を整理しましょう。
- ヒートポンプ:電気を動力として、コンプレッサーで冷媒を圧縮・膨張させることで熱を移動させる(蒸気圧縮式冷凍機)。
- 吸収式冷凍機:熱源(蒸気・温水)を動力として、吸収液(リチウムブロマイド)と冷媒(水)の化学的な性質を利用して熱を移動させる。
ネコマルも熱源計画を行うときは、「電気容量が厳しいときは熱源の吸収式!」と判断しているにゃ!試験では、「吸収式冷凍機は電気で冷媒を圧縮する」といった、動力源を入れ替えるひっかけが頻出だから、動力と原理をセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
空調熱源設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. ヒートポンプ冷凍機は、電気を消費して冷媒を圧縮し、熱を移動させる蒸気圧縮式冷凍機の一種である。
2. 吸収式冷凍機は、冷媒に水、吸収液にリチウムブロマイド水溶液を使用するのが一般的である。
3. 吸収式冷凍機は、蒸気や温水などの熱源を動力として利用するため、電気を直接的な動力源とはしない。
4. ヒートポンプは、冷房運転だけでなく、回路を切り替えることで暖房運転も行うことが可能である。
解答:3
解説:吸収式冷凍機は熱源を動力として利用しますが、ポンプ類や制御装置などのために電気を必要とします。「電気を直接的な動力源とはしない(全く使わない)」とするのは不適当です。
【問題2:一級建築士レベル】
空調熱源方式の特性に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 吸収式冷凍機は、電気容量が制限されるビルなどで、廃熱や温水を利用できる場合に有効な熱源となる。
2. ヒートポンプは、外気温度が非常に低い条件では、暖房効率(COP)が低下するため、補助的な熱源が必要となることがある。
3. 二重効用吸収式冷凍機は、一重効用と比較して熱効率が高く、現在では広く普及している。
4. ターボ冷凍機は、主に小規模な建物に適した熱源であり、吸収式冷凍機よりも構造が単純である。
解答:4
解説:ターボ冷凍機は主に大規模な建物に適した大容量の熱源であり、構造はヒートポンプ(蒸気圧縮式)と同様に電動機で圧縮機を駆動するものです。小規模に適しているという記述は不適当です。
まとめ:ヒートポンプと吸収式冷凍機の選定は、建物のエネルギー戦略を左右する重要な判断です。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、正しい熱源計画の考え方をしっかりと定着させていきましょう!
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