一級建築士・二級建築士学科試験の「設備:ファンコイルユニット(FCU)とパッケージ空調(PAC)」がわかりやすい!過去問頻出の重要ポイントを解説
この記事で学べること
・ファンコイルユニット(FCU)の仕組みと特徴
・パッケージエアコン(PAC)の仕組みと特徴
・試験で問われる「適応用途」と「管理範囲」のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、空調設備の選定は非常に重要です。FCU(Fan Coil Unit)とPAC(Package Air Conditioner)は、建物の規模や用途によって使い分けられる代表的な方式であり、その仕組みの違いを明確に整理しておくことが合格への必須条件です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、各方式の構造と適応用途を直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】FCUとPACの鉄則と試験での攻略法
現場の感覚では「どちらも冷暖房できるから同じだろう」と思いがちですが、学科試験では「熱源の供給方式」と「独立した制御能力」の観点が正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となる2つの方式の基本を整理しましょう。
- ファンコイルユニット(FCU):中央熱源方式(ボイラー・冷凍機)から冷温水を受け取り、ファンで空気を循環させる。個別の温度調整が可能で、ホテルの客室やオフィスに多用される。
- パッケージエアコン(PAC):冷媒ガスを循環させる個別分散方式。熱源と空調機がセットになっており、設置が容易で小規模〜中規模ビル、店舗等に適している。
ネコマルも空調設計を行うときは、「大規模ビルで中央管理ならFCU、店舗で独立性が欲しいならPAC!」と使い分けているにゃ!試験では、「ファンコイルユニットは冷媒配管を直接つないで冷却する」といった熱源方式を混同させるひっかけが頻出だから、FCU=水、PAC=冷媒という基本をセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. ファンコイルユニット方式は、中央熱源から送られてくる冷温水を用いて空調を行うため、個別制御が容易である。
2. パッケージエアコン方式は、熱源装置を内蔵しているため、冷媒配管のみで施工が可能であり、設置が比較的容易である。
3. ファンコイルユニット方式は、水配管を使用するため、漏水防止対策が重要である。
4. パッケージエアコン方式は、中央熱源方式に比べて、大規模ビル全体を一つの熱源で一括管理するのに最も適している。
解答:4
解説:パッケージエアコン(PAC)は基本的に個別分散方式であり、熱源が分散するため、大規模ビル全体を一つの熱源で管理するのには不向きです。大規模ビルには中央熱源方式(ターボ冷凍機+ファンコイルユニットやエアハンドリングユニット等)が適しています。
【問題2:一級建築士レベル】
空調方式の適応性と特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. ファンコイルユニット方式は、各ユニットごとに送風機と熱交換器を備えているため、個別の温湿度制御が可能である。
2. パッケージエアコン方式は、空調負荷の変動に対して、インバータ制御等により細かく能力調整を行うことが可能であり、店舗や小規模オフィスで多用される。
3. ファンコイルユニット方式において、外気処理を別途行う場合は、ファンコイルユニット単体ではなく、外気処理機と組み合わせたシステムとする必要がある。
4. パッケージエアコン方式は、配管経路が長くなるほど冷媒の圧力損失や配管コストの制限を受けにくいため、超高層ビルの全フロアを1台のパッケージエアコンで賄う計画が標準的である。
解答:4
解説:パッケージエアコンは冷媒配管の距離に制限があり、長距離の配管は圧力損失やコスト面で課題が生じます。超高層ビルの全フロアを1台で賄うことは物理的・経済的に困難であり、不適当です。
まとめ:空調方式の選定は、建物の規模や管理体制に直結する重要な設計判断です。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、正しい方式の考え方をしっかりと定着させていきましょう!
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