一級建築士・二級建築士学科試験の「施工:外壁の浮き補修(ピンニング工法)」がわかりやすい!過去問頻出の重要ポイントを解説
この記事で学べること
・ピンニング工法(アンカーピンニング局部注入工法)の目的
・外壁タイルの浮きに対する補修手順
・試験で問われる改修工事のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、施工科目の改修工事は重要度が増しています。特に外壁タイルの「浮き補修」は「よく出る(共通単元)」であり、単に樹脂を流し込むだけでなく、アンカーピンを用いて物理的に固定する「ピンニング工法」の仕組みを正しく理解しておくことが合格への必須条件です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、剥落防止のための補修メカニズムを直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】ピンニング工法の鉄則と試験での攻略法
現場の感覚では「樹脂を入れれば張り付くだろう」と思いがちですが、学科試験では「物理的なアンカーピンによる連結」が剥落防止の鍵になることが正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となるピンニング工法の基本を整理しましょう。
- ピンニング工法:タイルの浮きに対して、ドリルで穿孔し、エポキシ樹脂等を注入して空隙を埋めるとともに、アンカーピンを挿入してタイルと下地を連結する工法。
- 手順:浮き範囲の調査→穿孔→清掃→樹脂注入→アンカーピン挿入→開口部の仕上げ。
- 目的:接着強度のみに頼るのではなく、ピンによる機械的な固定を行うことで剥落を確実に防ぐ。
ネコマルも改修現場では「樹脂注入だけで終わらせず、ピンで確実に連結!このダブルの安心が命にゃ!」と徹底しているにゃ!試験では、「ピンニング工法は樹脂の接着力のみで保持する」といった物理的な固定を軽視するひっかけが頻出だから、アンカーピンの役割をセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
外壁タイルの浮き補修に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. ピンニング工法(アンカーピンニング局部注入工法)は、浮きが生じたタイルに対して有効な剥落防止措置である。
2. 樹脂を注入する際は、空隙全体に確実に行き渡るよう、注入圧や注入量に注意する。
3. アンカーピンは、ドリルで穿孔した箇所に挿入し、タイルと下地を物理的に連結する。
4. タイルの浮きが小規模であれば、ピンニングを行わず、表面からタイル用接着剤を塗るだけで長期間の剥落防止効果が期待できる。
解答:4
解説:接着剤を表面から塗るだけでは根本的な解決にならず、下地との剥離が進行するため剥落防止効果は期待できません。小規模な浮きであってもピンニング工法による確実な固定が必要です。
【問題2:一級建築士レベル】
外壁の補修工事におけるピンニング工法の施工管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 穿孔時に発生する粉塵は、樹脂の接着を阻害するため、注入前に確実に除去(清掃)を行う必要がある。
2. アンカーピンの定着深さは、下地のコンクリートやモルタルの状態を考慮し、十分に引き抜き耐力が確保できるよう設定する。
3. ピンニング工法を適用する際は、タイルの浮き範囲だけでなく、周辺のタイルについても打診等を行い、浮きの範囲を正確に把握する。
4. エポキシ樹脂を注入した後は、その接着力のみに期待し、アンカーピンの挿入は省略しても良い。
解答:4
解説:アンカーピンの挿入を省略することは、ピンニング工法の趣旨に反します。エポキシ樹脂の接着力に加え、ピンによる「機械的固定」があって初めて剥落防止効果が完結します。
まとめ:ピンニング工法は、経年劣化した外壁を守るための「外科手術」のようなものです。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、正しい施工基準をしっかりと定着させていきましょう!
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