一級建築士・二級建築士学科試験の「施工:防水工事のルーフィング重ね幅」がわかりやすい!現場とのギャップを埋める過去問対策
この記事で学べること
・アスファルト防水とシート防水のルーフィングの役割と違い
・各防水工法におけるルーフィング(シート)の重ね幅基準
・試験で問われる防水施工のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、施工科目の防水工事は、建物の「防水性(雨漏り防止)」を担保する非常に重要な単元です。特に「アスファルト防水」と「シート防水」は「よく出る(共通単元)」であり、単にシートを敷けば良いのではなく、雨水の侵入を防ぐために必要な「重ね幅」や「接合部処理」を正しく理解しておくことが合格への必須条件です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、各工法の防水層を構成する際の基本ルールを直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】防水工事(重ね幅)の鉄則と試験での攻略法
現場の感覚では「少し重なっていれば水は入らないだろう」と思いがちですが、学科試験では告示や標準仕様書に基づく「具体的な数値基準」が正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となる重ね幅の基本を整理しましょう。
- アスファルト防水:ルーフィング同士の重ね幅は、原則として「長辺100mm以上」「短辺150mm以上」とする。
- シート防水:接着剤や熱融着等による接合部において、工法ごとに定められた「100mm以上」などの重ね幅を確保し、適切な溶剤処理等を行う。
ネコマルも防水工事の現場では「長辺100、短辺150!この数字は忘れるな!」と確認しているにゃ!試験では、「アスファルト防水の短辺を100mmとする」といった数値を入れ替えるひっかけが頻出だから、アスファルト防水の長短の数値をセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
防水工事におけるルーフィング(シート)の重ね幅に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. アスファルト防水において、ルーフィングの長辺方向の重ね幅は、100mm以上とする。
2. アスファルト防水において、ルーフィングの短辺方向の重ね幅は、150mm以上とする。
3. シート防水において、シートの接合部は、工法に応じた重ね幅を確保し、溶剤等で確実に接合する。
4. 現場の判断で、作業効率を上げるため、重ね幅を規定の半分程度に減らして施工した。
解答:4
解説:規定された重ね幅を減らすことは、防水性能を著しく低下させるため、現場の判断で勝手に行うことは許されません。不適当です。
【問題2:一級建築士レベル】
防水工事の施工管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. アスファルト防水の施工において、ルーフィングを積層する場合、上下のルーフィングの接合位置(長辺・短辺)は、重ねが重ならないように互い違い(ずらし)に配置する。
2. シート防水において、ゴム系シートの接合部は、プライマーを塗布し、ゴム系接着剤または粘着テープを用いて隙間なく接合する。
3. アスファルト防水のルーフィングの短辺方向の重ね幅を、長辺方向と同じ100mmに設定し、施工を簡略化した。
4. 防水層の端末処理(立ち上がり部等)は、雨水の侵入を防ぐために、押さえ金物やシーリング材等を用いて確実に固定・処理する。
解答:3
解説:アスファルト防水の短辺方向の重ね幅は「150mm以上」が原則です。長辺(100mm)と同じに設定して簡略化することはできません。
まとめ:防水工事の重ね幅は、建物を雨漏りから守るための大切な「守り」の寸法です。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、正しい施工基準をしっかりと定着させていきましょう!
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