一級建築士・二級建築士学科試験の「施工:仕口・継手の補強金物」がわかりやすい!現場とのギャップを埋める過去問対策
この記事で学べること
・仕口(しぐち)と継手(つぎて)の役割の違い
・部位に応じた補強金物の選択基準と配置ルール
・試験で問われる木造接合部のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、施工科目の木工事は頻出分野です。特に、地震力や風圧力に対する「建物の粘り強さ」を決定づける接合部の補強金物は「よく出る(共通単元)」であり、単に金物を付ければいいのではなく、「力の流れ」に沿って配置されているかが合否を分けます。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、接合部の役割と金物の役割を直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】接合部と補強金物の鉄則、試験での攻略法
現場の感覚では「とにかく頑丈そうなものを付けておけば安心」と思いがちですが、学科試験では「力の伝達経路(ロードパス)を考慮した配置」が正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となる接合部と金物の基本を整理しましょう。
- 仕口(しぐち):柱と梁など、異なる部材の接合部。
- 継手(つぎて):梁同士など、同じ部材を長さ方向に繋ぐ部分。
- 補強金物:引き抜き力や剪断力がかかる接合部に使用。告示で定められた仕様や耐力に応じた金物を選ぶ必要がある。
ネコマルも木造現場では「この梁が引っ張られたら、どの金物が耐えるのか!」を常に想像しているにゃ!試験では、「金物の耐力を無視した配置」や「引張力に対して適切でない金物の選定」を狙ったひっかけが頻出だから、力の方向と金物の対応関係をセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
木造住宅の接合部および補強金物に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 仕口は、柱と梁などの異なる部材が直交または斜めに接合する部分を指す。
2. 継手は、梁などの部材を長さ方向に繋ぐために用いられる接合部のことである。
3. 補強金物は、建物の地震時の引き抜き力に対して耐えるために、柱脚や柱頭部に適切に配置する必要がある。
4. 現場の判断で、指定された金物が不足したため、耐力の劣る別の金物で代用し、本数を倍にして配置した。
解答:4
解説:金物は単なる本数で耐力を稼げるわけではありません。告示等で指定された性能を持つ金物を、適切な場所に配置することが原則であり、安易な代用は不適当です。
【問題2:一級建築士レベル】
木造建築物の接合部における補強金物の設計・施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 接合部に用いるボルトは、木材の乾燥による痩せを考慮し、必要に応じて増し締め等の点検を行うことが望ましい。
2. 羽子板ボルトは、梁と梁などの接合において、引張力に対する補強として有効である。
3. ホールダウン金物は、基礎と柱を直接連結し、地震時の大きな引き抜き力に対抗するために使用される。
4. 接合部の補強金物は、木材の断面欠損を最小限に抑えるため、釘打ちだけで全ての耐力を負担させる設計とする。
解答:4
解説:釘打ちだけで全ての耐力を負担させるのは不可能です。主要な構造部材の接合部には、告示等で定められた耐力を有するボルトや金物を用いて、必要に応じた断面補強や接合を行う必要があります。
まとめ:木造の接合部は、地震に耐えるための最も重要な「要」です。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、正しい配置と管理基準をしっかりと定着させていきましょう!
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