一級建築士・二級建築士学科試験の「施工:コンクリートの養生期間と型枠取外し」がわかりやすい!過去問頻出の重要ポイントを解説
この記事で学べること
・コンクリートの養生期間の目的
・型枠を取り外すために必要な「圧縮強度」の考え方
・試験で問われる施工管理のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、施工科目のコンクリート工事は非常に重要です。この単元は「よく出る(共通単元)」であり、型枠を取り外すタイミングが「単純な日数」だけでなく「強度試験の結果」に裏付けられていることを正しく理解しておくことが合格への必須条件です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、養生と型枠除去の判断基準を直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】養生期間と型枠除去の鉄則と試験での攻略法
現場の感覚では「気温が暖かいから数日置けば外せるだろう」と判断することもありますが、学科試験では「構造物の自重や荷重を支えられる強度が発現したか」という客観的な試験結果が正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となる養生と型枠除去の基本を整理しましょう。
- 養生期間:コンクリートの強度が十分に発現するまで、乾燥や急激な温度変化から守るために行う。
- 型枠取外し:コンクリートが自重および施工時に加わる荷重を支えるのに必要な強度(圧縮強度)に達したことを確認してから行う。
- 強度確認:原則として圧縮強度試験を行うことが重要。養生日数はあくまで目安である。
ネコマルも現場では「日数が経ったからOKではなく、必ず試験で強度を確認!」を鉄則にしているにゃ!試験では、「日数を経過させれば強度試験を行わずに型枠を外せる」といった試験結果を軽視するひっかけが頻出だから、強度が判断の主軸であることをセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
コンクリートの養生期間と型枠の取外しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. コンクリートの養生は、硬化に必要な水分を保持し、急激な乾燥や温度変化を防ぐために行う。
2. 型枠の取外し時期は、コンクリートが構造上の荷重を支えることができる強度に達したことを確認して決定する。
3. コンクリートの強度が十分に発現していれば、養生期間が極端に短くても問題はない。
4. 圧縮強度試験の結果に基づいて型枠を外す時期を決定する場合、試験体は現場で実際に養生されたもの(現場水中養生や現場封かん養生等)を用いるのが望ましい。
解答:3
解説:強度が発現していても、適切な養生期間(湿潤養生等)を確保しないと、表面のひび割れや耐久性の低下を招きます。期間を軽視してよいわけではありません。
【問題2:一級建築士レベル】
コンクリートの型枠取外し時期の判定に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 型枠を取り外す時期は、コンクリートの圧縮強度が構造計算で仮定した強度の設計基準強度に達しているかを確認して決定する。
2. 寒冷期においては、コンクリートの強度発現が遅れるため、通常より長い養生期間を確保するか、適切な加熱養生を行う必要がある。
3. 圧縮強度試験を省略して型枠を取り外すことは、極めて例外的な場合を除いて原則として認められない。
4. スラブ下の型枠などは、その支保工を存置したまま型枠のみを取り外すことができる場合があるが、その場合でもコンクリートが損傷しない程度の強度は必要である。
解答:1
解説:型枠を取り外す時期の判断基準は、構造計算で用いた「設計基準強度」そのものではなく、その時点で構造物が負担すべき荷重に耐えられるだけの「必要な圧縮強度」に達したかを確認して行います。
まとめ:養生と型枠除去は、コンクリートの最終的な品質を決める仕上げのプロセスです。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、正しい施工管理の考え方をしっかりと定着させていきましょう!
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