一級建築士・二級建築士学科試験の「施工:鉄筋のかぶり厚さ」がわかりやすい!現場とのギャップを埋める過去問対策
この記事で学べること
・土に接する部位と接しない部位における「かぶり厚さ」の基準値
・かぶり厚さを確保する目的(耐久性と耐火性)
・試験で問われる数値のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、施工科目の鉄筋工事で最も重要なのが「かぶり厚さ」です。この単元は「よく出る(共通単元)」であり、単なる暗記ではなく、「なぜ土に接する場所は厚くしなければならないのか」という耐久性の観点を理解しておくことが合格への必須条件です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、部位ごとの必要なかぶり厚さを直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】かぶり厚さの鉄則と試験での攻略法
現場の感覚では「とにかくたくさんコンクリートを被せておけば安心」と思いがちですが、学科試験では「設計基準強度や部位ごとに定められた最小数値」が正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となるかぶり厚さの基本基準を整理しましょう。
- 土に接する基礎・土間コンクリート:6cm以上(鉄筋の腐食を防ぐため厚めに設定)
- 屋外に面する壁・柱・梁:3cm〜4cm以上(環境条件により異なる)
- 屋内の壁・柱・梁:2cm〜3cm以上
ネコマルも現場では「基礎の底は6センチ!これだけは絶対死守にゃ!」と確認しているにゃ!試験では、「土に接する基礎の底を3cmとする」といった耐久性を無視したひっかけが頻出だから、厳しい環境(土)ほど厚くすることをセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
鉄筋コンクリート造の鉄筋のかぶり厚さに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 土に接する基礎の底における鉄筋のかぶり厚さは、6cmとした。
2. 屋内にある柱の鉄筋のかぶり厚さは、3cmとした。
3. 屋外に面する壁の鉄筋のかぶり厚さは、耐久性を考慮して2cmとした。
4. かぶり厚さは、コンクリートの表面から鉄筋の表面までの最短距離をいう。
解答:3
解説:屋外に面する壁等の鉄筋のかぶり厚さは、一般的に3cm以上が必要です。2cmでは不足しており不適当です。
【問題2:一級建築士レベル】
鉄筋コンクリート造の施工におけるかぶり厚さの確保に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 鉄筋のかぶり厚さは、鉄筋の防錆を目的とするだけでなく、コンクリートの耐火性能を確保するためにも重要である。
2. 基礎の立上り部分のかぶり厚さは、土に接していないため、屋内と同様の2cm程度確保すれば十分である。
3. 型枠を脱型した後に、かぶり厚さが不足していることが判明した場合、表面をモルタルで塗り足して厚みを確保する処置は、原則として認められない。
4. スラブの鉄筋のかぶり厚さは、一般的に2cm以上を確保する。
解答:2
解説:基礎の立上り部分は、地盤面からの湿気や外気の影響を受けやすいため、屋内と同等の薄いかぶり厚さでは不十分です。部位に応じて適切な数値を確保する必要があります。
まとめ:かぶり厚さは、鉄筋を腐食から守るコンクリートの「鎧」です。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、正しい施工基準をしっかりと定着させていきましょう!
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