一級建築士・二級建築士学科試験の「施工:場所打ちコンクリート杭のスライム処理」がわかりやすい!現場とのギャップを埋める過去問対策
この記事で学べること
・スライムの発生原因と支持力への影響
・一次処理と二次処理の違いと実施タイミング
・試験で問われるスライム処理のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、施工科目の場所打ちコンクリート杭工事は非常に重要です。この単元は「よく出る(共通単元)」であり、杭底の沈殿物である「スライム」をどう管理・除去するかが、杭の支持性能を決定づけるポイントとなります。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、現場で非常に神経を使うスライム処理の重要性と、試験で問われる除去のタイミングを直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】スライム処理の鉄則と試験での攻略法
現場の感覚では「泥水がきれいになればOK」と思いがちですが、学科試験では「いつ、どの程度の精度で除去したか」という手順の厳密さが正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。

試験で必須となるスライム処理の基本ルールを整理しましょう。
- スライムとは:掘削孔の底に溜まる泥土や崩壊土砂。放置すると杭先端の支持力を著しく低下させる。
- 一次処理:掘削完了直後に行う。沈殿物を取り除くための基本的な作業。
- 二次処理:鉄筋かごを挿入した後、コンクリート打設直前に行う。より精密に仕上げるために必須。
ネコマルも現場監督として「二次処理が終わるまでコンクリート打設は絶対に認めない!」と念押ししているにゃ!試験では、「二次処理を省略して鉄筋かごを挿入すればよい」といった、施工手順を軽視するひっかけが頻出だから、処理のタイミングをセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
場所打ちコンクリート杭の施工におけるスライム処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. スライムとは、掘削孔の底に溜まった泥土や沈殿物のことであり、放置すると支持力低下の原因となる。
2. 一次処理は、掘削完了直後に行い、孔底の沈殿物を取り除くために実施する。
3. 二次処理は、鉄筋かごを挿入する前に行うのが鉄則であり、コンクリート打設直後に行うのが最も効率的である。
4. スライムの除去状況については、孔底の沈殿物の厚さを測定し、設計で定められた基準値以下であることを確認する。
解答:3
解説:二次処理は、鉄筋かごを挿入した後、コンクリート打設「直前」に行うのが鉄則です。打設後に処理を行うことはできません。
【問題2:一級建築士レベル】
場所打ちコンクリート杭の施工管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. スライム処理は、杭先端の支持力を確保するために不可欠な工程であり、泥水の比重管理と併せて適切に行う。
2. 鉄筋かごの挿入により孔壁が崩壊するおそれがある場合には、孔壁の安定を維持しながら慎重に作業を行う。
3. スライムの除去を確実にするため、エアリフト工法や水中ポンプ等を用いて、孔底をきれいに清掃する。
4. 二次処理後のスライムの厚さは、コンクリート打設開始までの時間が経過しても変化しないため、最初に測定した値のみを記録すればよい。
解答:4
解説:スライムの厚さは、時間の経過とともに孔壁からの崩落などにより変化します。そのため、二次処理終了からコンクリート打設開始までの間に、再度スライム厚を確認し、基準値内であることを確認してから打設を行う必要があります。
まとめ:スライム処理は、杭が支持層に「直接」座るための大切な準備です。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、場所打ちコンクリート杭の施工プロセスをしっかりと定着させていきましょう!
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