一級建築士・二級建築士学科試験の「建築計画:必要換気量と換気方式」がわかりやすい!過去問頻出の重要ポイントを解説
この記事で学べること
・必要換気量の基本的な考え方
・第1種〜第3種換気方式の仕組みとメリット・デメリット
・試験で問われる換気計画のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、環境・設備科目の換気計画は非常に重要です。この単元は「よく出る(共通単元)」であり、室内の汚染濃度を一定以下に保つための「必要換気量」と、各換気方式の「圧力制御」の仕組みを正しく理解しておくことが合格への必須条件です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、複雑な換気方式の圧力差や空気の流れを直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】換気方式(第1〜3種)の鉄則、試験での攻略法
現場の感覚では「とにかく換気扇を回せばいい」と思いがちですが、学科試験では「室内の気圧を正圧・負圧のどちらにするか」という制御の考え方が正解になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。
試験で必須となる換気方式の基本を整理しましょう。

- 第1種換気:給気・排気ともに機械(ファン)。最も確実に換気量を制御できる。
- 第2種換気:給気のみ機械。室内が正圧(プラス)になる。クリーンルームなどに使われる。
- 第3種換気:排気のみ機械。室内が負圧(マイナス)になる。住宅やトイレなどで最も一般的。
ネコマルも設計を行うときは、まず「その部屋を正圧にしたいか、負圧にしたいか」を考えているにゃ!試験では、「第2種換気でトイレの臭気が漏れないようにする」といった気圧のひっかけが頻出だから、負圧になる第3種が適していることをセットで覚えておくのが攻略のポイントにゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
換気方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 第1種換気は、給気と排気の双方を機械で行うため、最も確実に換気量を制御できる。
2. 第2種換気は、室内を正圧に保つことができるため、クリーンルーム等に適している。
3. 第3種換気は、室内の空気を機械で強制的に排出するため、室内は負圧になる。
4. 住宅のトイレや浴室など、臭気の発生する場所の換気には、第2種換気が最も適している。
解答:4
解説:臭気の発生する場所の換気には、臭気が他の室内に漏れないよう、室内を負圧にする「第3種換気」が適しています。
【問題2:一級建築士レベル】
換気計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 必要換気量は、室内の汚染発生量と、目標とする汚染濃度の許容値から算出される。
2. 自然換気は、室内外の温度差による「重力換気」と、風圧力による「風力換気」の相互作用によって生じる。
3. 第1種換気において、給気側と排気側の両方に熱交換器(全熱交換器)を設けることで、エネルギーロスを低減できる。
4. 換気回数とは、1時間あたりの換気量を室の容積で除した値であり、この値が大きいほど換気効率は低くなる。
解答:4
解説:換気回数は、1時間あたりの換気量を室の容積で割った値であり、この数値が大きいほど、短時間で室内の空気が入れ替わるため、換気効率は高くなります。
まとめ:換気計画は、住む人の健康と建物の衛生を守るための「呼吸」のデザインです。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、換気方式の制御ロジックをしっかりと定着させていきましょう!
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