一級建築士・二級建築士学科試験の「建築計画:集合住宅の形式」がわかりやすい!階段室型・片廊下型の過去問対策を解説
この記事で学べること
・階段室型と片廊下型の空間的な特徴
・それぞれのメリット(居住性・経済性)とデメリット
・試験で問われる集合住宅の平面計画のひっかけポイント
一級建築士および二級建築士の学科試験において、集合住宅の形式比較は計画科目の定番問題です。この単元は「よく出る(共通単元)」であり、それぞれの形式がどのような敷地や用途に適しているかを論理的に理解しておくことが重要です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、階段室型と片廊下型の特性の違いを、メリット・デメリットの観点から直感的にイメージできるようになります。
【ランクA】集合住宅の形式ごとの特性と試験での攻略法
現場の感覚では「とにかく廊下が少ない方が儲かる」と思いがちですが、学科試験では「住環境としての質」と「経済性のバランス」が評価の基準になります。ここを取り違えると確実に落とされるため注意が必要です。
試験で必須となる各形式の特徴を整理しましょう。

- 階段室型(1階段2戸が基本):各住戸が階段室に接するため、プライバシーや通風・採光の確保に極めて優れる。ただし、エレベーターの設置効率が悪く、管理コストも高くなりやすい。
- 片廊下型:廊下を片側に寄せることで住戸の採光・通風を一方方向に確保できる。経済性が高く、エレベーター設置も効率的だが、廊下側に面する部屋のプライバシー確保や通風計画に課題がある。
ネコマルも集合住宅の計画を行うときは、まずこの「居住性 vs 経済性」の天秤を考えるにゃ!試験では、「片廊下型の通風」や「階段室型の共用部」に関するひっかけが頻出だから、形式ごとのトレードオフをセットで覚えておくのが合格への近道にゃ。
一級・二級建築士学科試験の過去問に挑戦
【問題1:二級建築士レベル】
集合住宅の平面形式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 階段室型は、各住戸の独立性が高く、通風や採光の確保においても有利である。
2. 片廊下型は、共用廊下が片側に限定されるため、住戸の採光や通風を確保しやすい計画が可能である。
3. 階段室型は、片廊下型に比べて、エレベーター設置の効率が良く、経済的な計画が容易である。
4. 片廊下型は、廊下に面した居室のプライバシー確保について、配慮が必要となる。
解答:3
解説:階段室型は共用部が分散するため、エレベーター設置の効率は片廊下型に比べて悪く、建設コストや管理面で不利になるケースが多いです。
【問題2:一級建築士レベル】
集合住宅の平面計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 階段室型は、住戸の開口部を多方向に確保しやすく、通風環境の面で優れている。
2. 片廊下型において、廊下側の居室はプライバシーを確保するため、開口部の位置や形状に工夫が必要である。
3. 中廊下型は、片廊下型に比べ、住戸の通風確保が困難な場合が多い。
4. 階段室型は、住戸密度を高める計画において、片廊下型よりも敷地利用の効率性に優れている。
解答:4
解説:階段室型は共用階段が多くなるため、住戸密度を高める計画には不向きであり、片廊下型の方が敷地利用の効率やエレベーター設置の効率の面で優れています。
まとめ:各形式には必ずメリットとトレードオフとなるデメリットがあります。ネコマルと一緒に、過去問のひっかけを解きながら、それぞれの住環境的・経済的な特性をしっかりと定着させていきましょう!
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