目次
1級・2級造園施工管理技士の第一次検定対策!造園施工・樹木の「根回し」と「堀取り」の過去問がわかりやすい覚え方
・根回しを行う真の目的と施工時期の基本
・堀取りにおける「根鉢」の適切なサイズと形状
・樹木の命を守るための根鉢の保護(麻布・荒縄巻き)の重要性
1級・2級ともに第一次検定の「造園施工」において、現場実務と直結する非常に重要な共通単元です。
ネコマル特製・1枚完結図解を見るだけで、要点の意味が直感的にイメージできます。
造園施工・樹木の「根回し」と「堀取り」のわかりやすい覚え方(1級・2級造園施工管理技士・第一次検定)
まずは根本の仕組みから丁寧に整理します。難しい用語を使わず、図解イメージで理解できるように分解すると…

樹木の移植は「大手術」と同じです。いきなり掘り起こすと木が弱って枯れてしまうため、事前に「根回し」をして耐性を付けるのが鉄則です。
- 【根回し(ねまわし)】
移植の数ヶ月〜1年前に、根鉢の外周を掘り、太い根を切断して「細い根(吸収根)」の発生を促す作業です。これにより、移植時の活着率が劇的に高まります。 - 【堀取り(ほりとり)】
根鉢(根と土の塊)を崩さないように掘り出す作業です。根鉢の大きさは「幹の直径の3〜5倍(または根鉢の直径)」が基準となります。 - 【保護】
掘り出した根鉢は、乾燥や崩壊を防ぐために麻布で包み、荒縄(あらなわ)で強固に巻いて「根巻き」を行います。
「『根回しは細い根を出すための準備体操!』『根巻きは崩れないようにガチガチに締めるのがコツだにゃ!』と覚えるにゃ!試験では根鉢の大きさの基準や、根回しの時期に関する引っかけ問題がよく出るにゃ!」とネコマルもアドバイスしています。
造園施工・樹木の「根回し」と「堀取り」の過去問演習(2級レベル)
問題:樹木の根回しを行う目的として、最も適当なものはどれか。
- 幹を太くするため。
- 枝葉の数を一時的に減らすため。
- 移植後の活着を良くするため、細い根(吸収根)を発生させるため。
- 樹高を高くするための高所作業を楽にするため。
正解:3
解説:根回しの最大の目的は「細い根(吸収根)を発生させて、移植後の栄養吸収能力を高めること(活着率向上)」です。他の選択肢は根回しの目的とは関係ありません。
造園施工・樹木の「根回し」と「堀取り」の過去問演習(1級レベル)
問題:樹木の移植における根回しおよび根巻きに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 根回しは、一般的に移植を行う数ヶ月から1年程度前に行うことが推奨される。
- 根鉢の大きさは、樹種や植栽環境によって異なるが、一般的には幹の直径の3〜5倍程度を目安とする。
- 根巻きに使用する荒縄は、時間が経てば自然に土に還る性質があるため、そのまま埋め戻すことが多い。
- 根回しをしておけば、どのような樹種であっても移植直後に剪定を行う必要は全くない。
正解:4
解説:4が不適当です。移植時には、根の切断によって減少した吸水能力と、枝葉の蒸散量のバランスをとるため、必要に応じて「枝葉の剪定」を行うのが基本です。根回しをしたからといって、剪定が不要になるわけではありません。現場の常識としても重要なポイントです。