平成29年度(2017年) 1級建設機械施工管理技士 過去問ダウンロード【1次・2次検定】

平成29年(2017)1級建設機械施工管理技士|過去問ダウンロード&解答解説

ここでは、平成29年度(2017年)に実施された1級建設機械施工管理技士試験の一次検定(学科)および二次検定(実地)の過去問と解答・ポイント解説をまとめています。無料でダウンロードできるPDFとあわせて、学習に役立つ要点を整理しています。

建設機械施工管理技士は、国土交通省が管轄する国家資格であり、建設現場で多様な機械を運転・管理する能力を証明するものです。年1回の国家試験に合格することで、1級または2級の資格を取得でき、ブルドーザーや油圧ショベルなどの建設機械を安全かつ効率的に扱うことができます。

建設業界では有資格者の需要が高まっており、資格取得は就職・転職・キャリアアップにも大きく貢献します。本記事では、平成29年の過去問題を通じて、試験対策や実務理解に役立つ情報を整理しました。

平成29年:1級建設機械施工管理技士試験問題ダウンロード


平成29年度 1級建設機械施工技士(一次検定・択一式)PDFはこちら




1. 土木工学・コンクリート・施工計画(No.1〜16)

※16問中10問選択

【解答を見る(No.1〜16)】
No.解答ポイント
1(2)砂の強度は粒子間の摩擦力で決まり、粘着力はほとんどない。締固めると体積は減少する。
2(3)勾配が急な粒度曲線は特定粒径に偏っており、「粒度が悪い」と判定される。
3(1)コンクリートの乾燥収縮を抑えるには、原因となる単位水量を小さくすることが有効。
4(3)施工計画では、運搬距離を短くしてコストを抑えるのが基本。「大きくする」は誤り。
5(4)地下水位が高いと地盤が弱くなり、すべり破壊が起きやすくなるため不安定となる。
6(2)ディープウェル工法は透水性の大きい砂礫層などに適し、シルトには不向き。
7(4)地中連続壁は止水性が高く、大深度掘削にも適用できる。
8(1)下層路盤の締固め度は、現場密度試験などで確認する。載荷試験は支持力確認用。
9(1)CO2削減には温混合(中温化)が有効であり、粘度を上げて温度を上げるのは逆効果。
10(2)粗骨材が詰まらないよう、鉄筋かごとの間隔は最大寸法の2倍以上(通常10cm以上)とする。
11(3)表層混合処理は、地盤の強度増加やトラフィカビリティ確保を目的とする。
12(2)TS(トータルステーション)は、1台で角度と距離を同時に測定できる多機能測量機。
13(1)仮設備は経済性も考慮するため、本工事と同一の安全率を必ずしも必要としない。
14(3)最長経路は 0-1-2-3-4-6-7 で、10+10+9+12+6+5=52日となる。
15(4)現場透水試験は透水係数を求める試験であり、自然含水比を求めるものではない。
16(4)管理が高度化しても、転圧不足を防ぐため走行速度は規定値を守る必要がある。



2. 建設機械・施工(No.17〜40:必須)

【解答を見る(No.17〜40)】
No.解答ポイント
17(2)燃料消費率が最小となるのは、一般に最大トルク発生付近の回転域である。
18(3)潤滑装置は、焼付き防止や摺動部の保護などを行う装置であり、記述は正しい。
19(1)ディーゼル機関は圧縮熱で着火するため、ガソリンのような高い揮発性は不要。
20(3)極圧剤は摩耗防止用であり、低温で固まらないようにするのは流動点降下剤の役割。
21(4)ダイレクトパワーシフトは、機械的直結による高効率と操作性を両立させた方式。
22(1)車両制限令における一般的な幅の制限値は2.5mであり、2.8mは誤り。
23(4)最大掘削半径は、バケット先端から旋回中心(車体中心)までの水平距離で定義される。
24(3)通常は上部にロータ(外面)、下部にシャフト(芯)を取り付ける。記述は逆。
25(2)ブレード装置の各操作は、左右どちらのレバーでも同様に行える構造となっている。
26(4)前車軸中央部は、左右車輪の段差を平均化し、段差を1/2に軽減する仕組み。
27(1)一般的な土工用振動ローラは、後輪に駆動装置を備えているものが主流。
28(3)ハンドガイド式振動ローラは、100kg級ではなく500〜800kg級が多く用いられる。
29(3)混合物の付着を防ぐための清掃は、安全確保のため機械を停止させてから行う。
30(4)(A)アースドリル、(B)リバース、(C)オールケーシングが各工法に対応する。
31(1)森林作業で枝などの跳ね返りから運転者を守るには、ロギングガードの装着が有効。
32(2)1時間作業量=3600×2×0.75×1×0.6÷40=81m³/h となる。
33(3)感電時は機体に電気が流れている可能性があるため、慌てて飛び降りてはならない。
34(4)ラウンディング(角の丸み)は、のり面掘削と並行、または最初に整形しておく。
35(2)土が硬く抵抗が大きい場合は、土を逃がしやすいよう推進角を小さくする。
36(3)効率向上のためには、一か所にまとめず、荷下ろし位置を均等に分散させることが重要。
37(1)厚く盛るシックリフト工法は、混合物が動きやすく凹凸が出やすいため注意が必要。
38(2)ブルドーザによるのり面転圧は、勾配が2割(4割程度)より緩い場合に行う。
39(3)転圧コンクリート舗装(RCCP)の初転圧は、通常振動ローラで行う。
40(1)底ざらい後のスライム処理には、沈積バケットではなくスライムポンプ等を用いる。



3. 法規(No.41〜50)

※41〜45から3問、46〜50から3問選択

【解答を見る(No.41〜50)】
No.解答ポイント
41(1)元請は、下請から申出があれば、申出日から20日以内に引渡しを受ける義務がある。
42(2)特定建設作業の移動距離基準は、1日あたり50mを「超える」場合に該当する。
43(2)道路管理者が一か所(出発地など)の場合は、一括して許可申請が可能。
44(3)産業廃棄物保管の届出先は、都道府県知事(保健所設置市長)であり、発注者ではない。
45(4)入札契約適正化法の基本は、透明性の確保と談合など不正行為の排除である。
46(4)3年以上の療養を行い、打切補償を支払った場合には、解雇制限が解除される。
47(3)深夜労働禁止の例外として、交替制勤務では午後10時半までの延長が認められる。
48(1)休業補償給付は平均賃金の6割であり、「5割増し」という記述は誤り。
49(2)協議組織は常設し定期的に開催するもので、事故後のみ開くものではない。
50(3)支間40m以上の橋梁建設は、工事開始14日前までの届出が必要で、人口集中の有無は問わない。

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平成29年:1級建設機械施工管理技士(二次検定)実地試験

二次検定(実地試験)は、実際の建設現場での作業を再現した内容で、応用力・判断力・安全意識が問われる厳しい試験です。クレーンやブルドーザーの操作、土木工事の施工管理、安全管理など、幅広い技術と知識が求められます。


平成29年度 1級建設機械施工技士(記述式A)PDFはこちら


平成29年度 1級建設機械施工技士(記述式B)PDFはこちら

実地試験では、時間内に正確かつ安全に作業を行うことが求められます。過酷な環境下での作業や予期せぬ状況への対応力、柔軟性や冷静な判断力も試されるため、過去問の活用と実務経験の振り返りが重要です。

1級建設機械施工管理技士試験の実地試験は、建設業界で活躍するための重要なステップであり、幅広い技術と対応力が求められる試験といえます。合格に向けては、着実な準備と広い視野を持って学習を進めることが大切です。




1級建設機械施工管理技士まとめ

今回は、平成29年(2017年)の1級建設機械施工管理技士の過去問題を取り上げました。建設機械施工管理技士は、建設現場で多様な機械を運転・管理する能力を証明する国家資格であり、安全かつ効率的な建設作業の実現に大きく貢献します。

資格取得を目指す方にとって、過去問の活用は出題傾向の把握や弱点補強に非常に有効です。一次検定の知識問題だけでなく、二次検定の実務的な記述問題も含めて、日頃の現場経験と結びつけながら学習を進めることで、理解が一段と深まります。

継続的な学習と実務経験の積み重ねが、合格とその先のキャリアアップにつながります。1級・2級いずれを目指す方にとっても、本記事が学習の一助となれば幸いです。

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