令和3年度(2021)1級建設機械施工管理技士|過去問ダウンロード&解答解説
ここでは、令和3年度(2021年)に実施された1級建設機械施工管理技士試験の一次検定(学科)および二次検定(実地)の過去問と解答・ポイント解説をまとめています。無料でダウンロードできるPDFとあわせて、学習に役立つ要点を整理しました。
建設機械施工管理技士は、国土交通省が管轄する国家資格であり、建設現場で多様な機械を運転・管理する能力を証明するものです。資格取得により、ブルドーザーや油圧ショベルなどの建設機械を安全かつ効率的に扱えるようになります。
建設業界では有資格者の需要が高まっており、資格取得は就職・転職・キャリアアップにも大きく貢献します。本記事では、令和3年の過去問題を通じて、試験対策や実務理解に役立つ情報を整理しました。
令和3年度:1級建設機械施工管理技士試験問題ダウンロード
令和3年度 1級建設機械施工技士(一次検定・択一式)PDFはこちら
1. 土木工学・コンクリート・舗装(No.1〜12)
※12問中10問選択
- 【解答を見る(No.1〜12)】
No. 解答 ポイント 1 (3) 粒度試験結果から求められるのは粒径加積曲線。 2 (2) 中硬岩は固結の良い第四紀層や風化した第三紀層以前の岩。 3 (2) 塩害は塩化物イオンが原因で鋼材腐食を引き起こす。 4 (1) 吸水のおそれがある場所は乾燥ではなく湿らせておく。 5 (4) 変化率C=締固め土量÷地山土量。 6 (2) 硬岩・転石は空隙を細粒土で埋める。 7 (1) ロールドアスファルト舗装は最大粒径13mm以下。 8 (1) 水抜き孔は防水層の上に設ける。 9 (2) 鋼管ソイルセメント杭は羽根付き鋼管を回転沈設。 10 (1) 緩速載荷工法は粘性土の圧密沈下・強度増加を図る。 11 (3) 光波測距儀で直接求められるのは斜距離。 12 (4) 品質管理の含水比測定は試験施工後も省略不可。
2. 施工管理・安全・建設機械一般(No.13〜46:必須)
- 【解答を見る(No.13〜46)】
No. 解答 ポイント 13 (2) 台数はピークではなく全期間で経済的に確保。 14 (3) 現場事務所や倉庫は共通仮設工事。 15 (1) 予定工程は標準的な施工速度で作成。 16 (3) 最長経路0-1-2-4-5-9=27日。 17 (2) 所要作業日数は作業可能日数より少なく計画。 18 (3) 不明埋設物は独断で掘らず管理者へ連絡。 19 (1) 圧縮材の継手は突き合わせ継手が原則。 20 (1) 支持力測定は平板載荷試験が適切。 21 (3) 騒音・振動測定点は施工箇所に合わせて移動。 22 (4) 生活系廃棄物と産廃は別容器で保管。 23 (1) ディーゼルは熱効率が高く燃料消費が少ない。 24 (2) 排気タービン式過給機は機械的損失が少ない。 25 (4) セタン価が高いほど着火性が良い。 26 (2) 流動点降下剤は低温での流動性確保。 27 (2) ダイレクトドライブ式は常時噛合式が一般的。 28 (3) L型タイヤを選び岩石を踏まないよう走行。 29 (1) TOPS適用のミニショベルは6t以下。 30 (3) 運転質量に最大積載質量は含まない。 31 (1) ドローバ前方はボールジョイントで結合。 32 (2) 屈折+ステアリング併用で後輪軌跡は外側。 33 (3) 垂直振動ローラは逆方向回転で水平分力を相殺。 34 (4) アーティキュレート式のヨークは車体中央。 35 (2) バーフィーダはホッパ内合材をスクリュへ供給。 36 (2) 近接スイッチ式は磁気・物理的検知。 37 (2) 押土運搬距離は30〜60m程度。 38 (2) 1時間作業量=3600×1.4×0.75×1.0×0.5÷30=63m³/h。 39 (4) 掘削積込みは旋回角度を小さくする。 40 (2) 必要ダンプ台数=ショベル積込み+ダンプサイクル=10台。 41 (2) 横荷重でハンドルが取られる場合はウインドロー側へリーニング。 42 (2) 3000×3×0.6÷3=1800m²/h。 43 (1) 粘性土は低速、粒状土は高速で転圧。 44 (3) 低温時は転圧時間短縮+線圧の大きいローラ。 45 (4) スタビライザ重ね幅は10〜20cm。 46 (4) 余盛り高さは水中2m以上、非水中0.5m以上。
3. 法規(No.47〜56)
※47〜51から3問、52〜56から3問選択
- 【解答を見る(No.47〜56)】
No. 解答 ポイント 47 (2) 監理技術者補佐は1級技士(補)が必要。 48 (4) 技術者変更の有無は契約書必須記載事項ではない。 49 (3) 車両制限令の「車両」にはけん引車両も含む。 50 (1) その日のうちに終了する作業は特定建設作業に含まれない。 51 (4) 虚偽管理票受領時は知事へ報告義務あり。 52 (3) 災害補償の権利は退職しても失われない。 53 (4) 休憩は一斉付与が原則だが交代制は例外。 54 (1) 年少者の重量制限は男性30kg。 55 (1) 堅い粘性土の手掘り勾配は75度以下ではなく90度以下。 56 (1) 高さ10m以上の鋼製骨組み組立は作業主任者選任が必要。
令和3年度:1級建設機械施工管理技士(二次検定)実地試験
二次検定(実地試験)は、実際の建設現場での作業を再現した内容で、応用力・判断力・安全意識が問われる厳しい試験です。クレーンやブルドーザーの操作、土木工事の施工管理、安全管理など、幅広い技術と知識が求められます。
実地試験では、時間内に正確かつ安全に作業を行う能力が求められます。過酷な環境下での作業や予期せぬ状況への対応力、柔軟性や冷静な判断力も試されるため、過去問の活用と実務経験の振り返りが重要です。
1級建設機械施工管理技士試験の実地試験は、建設業界で活躍するための重要なステップであり、幅広い技術と対応力が求められる試験といえます。合格に向けては、着実な準備と広い視野を持って学習を進めることが大切です。
1級建設機械施工管理技士まとめ
今回は、令和3年度(2021年)の1級建設機械施工管理技士の過去問題を掲載しました。建設機械施工管理技士は、建設現場で多様な機械を運転・管理する能力を証明する国家資格であり、安全かつ効率的な建設作業の実現に大きく貢献します。
資格取得を目指す方にとって、過去問の活用は出題傾向の把握や弱点補強に非常に有効です。一次検定の知識問題だけでなく、二次検定の実務的な記述問題も含めて、日頃の現場経験と結びつけながら学習を進めることで、理解が一段と深まります。
継続的な学習と実務経験の積み重ねが、合格とその先のキャリアアップにつながります。1級・2級いずれを目指す方にとっても、本記事が学習の一助となれば幸いです。