現場資格を取得!ずい道掘削・ずい道覆工作業主任者技能講習 受講資格と講習内容を解説!

この記事では、ずい道などの掘削及び覆工作業主任者の受講資格と講習の内容を解説していきます。

現場で不可欠な資格であるずい道掘削・ずい道覆工作業主任者技能講習について、この記事では詳しく解説します。この資格はトンネル構築などの重要な作業に従事する方々にとって、必要不可欠なものであり、資格取得のためには一定の条件を満たす必要があります。

まず、受講資格について解説し、誰がこの講習を受けることができるのかについて明らかにしていきます。

ここでは、ずい道などの掘削及び覆工作業主任者の受講資格と講習の内容を解説していきます。

ずい道等の掘削等作業主任者技能講習受験資格と講習内容

ずい道等の掘削等作業主任者受験資格と講習内容
ずい道等の掘削等作業主任者受験資格と講習内容

まず、ずい道等の掘削等作業主任者について解説していきます。

ずい道とは?意味は何?

隧道とは、かつて使用されていた言葉であり、戦後になると次第に用いられなくなりました。隧道とは、漢字で表記されるトンネルを指しており、古くは坑道や洞道も含まれていました。

しかし、その漢字が常用漢字に含まれていないため、「ずい道」という表記が一般化しました。ずい道は文字通り地中の道を意味し、トンネル工事などに関連する構造物を指します。現在では、ずい道という言葉は一般的ではありませんが、過去に完成したトンネルの入口や出口には依然その表記が残されています。

“ずい道等の掘削等作業主任者資格の技能講習重要性とは?”

ずい道等の掘削の作業又はこれに伴うずり積み、ずい道支保工の組立て、ロツクボルトの取付け若しくはコンクリート等の吹付けの作業を行うにはずい道等の掘削等作業主任者を選任しなければなりません。

ずい道等の掘削等作業主任者は、労働安全衛生法に定められた作業主任者のひとつであり、ずい道等の掘削等作業主任者技能講習を修了した者の中から事業者が選任します。

簡単にトンネル工事で掘削していく為、指揮命令をするのがこの作業主任者になります

「ずい道等の掘削技能講習」についての詳細解説

その作業主任者の資格講習のカリキュラムはこのようになっています。

  • 作業の方法に関する知識
  • 工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識
  • 作業者に対する教育等に関する知識
  • 関係法令
  • 修了試験

13時間程度の講習時間で2日間で行います。

関連する資格の保有者は一部免除に該当する場合があります。

ずい道等の掘削作業に3年以上従事した者などの受講資格が必要です。

技能講習を取得するメリット

自分の成長過程で作業資格や技能講習を受けた後は、「取得した資格に見合った仕事を行う」「日常業務で活かす」「他者への指導・支援」など意識的な行動が求められます。しっかりと目標を設定し、効果的にスキルアップへつなげていくことが肝要ですね自身のスキルアップは単なるキャリア形成だけでなく、個人や企業全体の競争力向上に欠かせない要素です。作業資格や技能講習を通じて身につけたスキルは、将来へつながる投資でもあります。私も様々な作業主任者や重機関連の資格を取りましたがこれは今、役に立ってますね今後取得するならこういう資格を目指すのもいいですね。

業種別職人から施工管理へ現場で役立つ資格をまとめ

私も施工管理になる前は現場職人でした。土木系なのでやはり土木施工管理技士を取得しましたね。良ければチェックしてみてください

土木系土木施工管理技士
建築系建築施工管理技士建築士
電気系・設備系管工事施工管理技士電気施工管理技士電気通信施工管理技士
給水装置工事主任技術者2級ボイラー技士消防設備士四類

この記事にまとめている技能講習一覧

技能講習一覧をまとめたこの記事についてご紹介いたします。技能講習は、労働現場において特定の作業を行う際に必要なスキルや知識を習得するための重要な取り組みであり、安全性と生産性の向上に貢献します。この一覧には、様々な職種における技能講習が含まれており、それぞれの分野で必要とされるスキルや手法を網羅しています。まず、建設業界における高所作業や重機操作などの技能講習が挙げられます。これらの講習は、安全意識を高め労働災害を防止することを目的としています。また、製造業ではフォークリフト操作や化学物質取り扱いなど、特定の作業に必要な技術や扱い方を身につけるための講習があります。

技能講習 早見表
木材加工用機械フォークリフト
プレス機械不整地運搬車
乾燥設備高所作業車
コンクリート破碎器ショベルローダー
地山の掘削小型移動式クレーン
地山の掘削および土止め床上操作式クレーン
土止め支保工車両系(解体用)
ずい道(掘削)車両系(基礎工事)
ずい道(覆工)車両系(整地)
採石玉掛け
はい作業ボイラー取扱
船内荷役ボイラー据付け
型枠支保工鋼橋架設
コンクリート解体コンクリート橋架設
足場組立て鉄骨組立て
木造建築物組立て
特定化学物質酸素欠乏・硫化水素
四アルキル鉛酸素欠乏
特定化学物質および四アルキル鉛普通圧力
有機溶剤化学圧力
ガス溶接石綿

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ずい道等の覆工作業主任者の役割と責務
ずい道等の覆工作業主任者の役割と責務

次に、ずい道等の覆工作業主任者について解説していきます。聞きなれない言葉の覆工になりますが

ずい道覆工とは、トンネルや地下構造物などの建設工事において重要な役割を果たす技術です。この覆工は、掘削作業後に地下空間を安定化させるために行われる構造物の設置や補強工事を指します。

覆工は、現場での作業員の安全確保や施工品質の向上を図るために欠かせない要素となっています。

ずい道等の覆工作業主任者の技能講習受験資格について

ずい道等の覆工の作業を行うにはずい道等の覆工作業主任者を選任しなければなりません。

ずい道等の覆工作業主任者は、労働安全衛生法に定められた作業主任者のひとつであり、ずい道等の覆工作業主任者技能講習を修了した者の中から事業者が選任します。

ずい道等の覆工作業主任者講習のカリキュラム

同じく、ずい道掘削と同様に覆工の作業主任者のカリキュラムは?


① ずい道等の掘削、ずり積み、ずい道支保工に関する知識
② 工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識
③ 作業者に対する教育等に関する知識
④ 関係法令
⑤ 修了試験

13時間を2日間程度の講習で行います。

関連する資格の保有者は一部免除に該当する場合がありますが受講資格として

  • ずい道等の覆工の作業に3年以上従事した経験を有する者。
  • 大学、高等学校等において、土木、建築又は農業土木に関する学科を専攻して卒業した者で、その後2年以上ずい道等の覆工の作業に従事した経験を有する者。

トンネル工事における救護技術管理者研修の必要性

トンネル工事における救護技術管理者研修
トンネル工事における救護技術管理者研修


 この研修は、一定規模のずい道等建設工事及び圧気工法による作業を行う工事等において、爆発・火災等の災害の発生時における救護活動、安全を確保するための措置のうち技術的事項を管理する「ずい道等救護技術管理者」を養成することを目的とした厚生労働大臣が定める研修です。

学科講習

  • ずい道等建設工事の危険性について
  • 救護に必要な関係法令の知識
  • 救護に必要な機器等についての知識
  • 呼吸器取扱いについて(班別討議

実技講習

  • 一次救命処置及び応急手当の実習(AED[自動体外式除細動器]の取扱いを含む)
  • ガス測定機器の取扱い実習
  • 空気及び酸素呼吸器の取扱い実習
  • トンネル内での呼吸器を着装した救護
  • 活動訓練

実施教育場所はこちらを参考にしてください。CFTの講習に研修場所の状況等を記載しています

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研修施設の内容は私が実際CFTの研修を受講してきたので、施設は同様ですので参加される方は是非どんな場所か確認してみてください。

まとめ

ずい道掘削・ずい道覆工作業主任者技能講習についての解説でした!この講習は現場で活躍する方々にとって不可欠な資格であり、受講資格や内容について理解を深めましたね。建設業界での実務経験がある方や同等の経験を持つ方が対象ということで、実務に携わる皆さんにピッタリの講習ですね!

講習内容も充実しており、基本的な知識から始まり、工事用設備の取り扱いや安全対策、作業環境の確保方法など、幅広い領域をカバーしています。作業者への教育や関連法令についての理解も求められるので、しっかりと学んでいくことが大切ですね。

2日間という短期間で実施される講習は、熟練した指導者からの実践的な知識や技術を学ぶ絶好の機会です。修了試験に合格すれば国家資格を取得できるということで、講習を受講する皆さんにはぜひ合格を目指して頑張ってほしいです!

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