現場資格を取得!車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)技能講習 受講資格と講習内容を解説!

この記事では、車輌系建設機械の種類や技能講習を取得する方法について解説していきたいと思います。また、ユンボやパワーショベルなどの車両の用途などについても合わせて解説していきたいと思います。

一度は乗ってみたい車だけど、どんな資格がいるのかな?と、子供のころに一度は乗りたいと思ったことがある車ですが、どんな資格がいるのかよく分からないですよね。

実際に乗るには、ユンボの資格 車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の資格が必要です。

そこで、この資格はどのように取るのかなど解説していきたいと思います。

車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)技能講習/特別教育とは?

車両系建設機械:技能講習/特別教育とは?
車両系建設機械:技能講習/特別教育とは?

この技能講習で取得できる車両は以下の通りです。

車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)で運転操作出来る機械は?

  • ドラグ・ショベル
  • トラクター・ショベル(4輪駆動ホイールローダ含む)
  • ブルドーザー
  • スクレーパー
  • ドラグライン
  • モータ・グレーダ
  • スクレープ・ドーザ
  • クラムシェル
  • トレンチャー
  • パワーショベル
  • バケット掘削機
  • ずり積機

こんな感じですが、後ほど説明していきますね。ここについては、まず乗れない機械から説明しましょう。

ショベルローダーを運転する方法は?

ショベルローダーはこの資格では運転することができないので資格の内容を知りたい方は、下の記事を読んでみてください。

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資格の種類ですが、どのように区別されているのかは以下の通りになります。

機械が3トン以上か未満で講習の内容と乗れる重機に制限が出てきます

資格の正式名称は、車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習といいます。

国家資格ですが実は免許ではありませんので、履歴書に記載する際には、免許保有ではなく講習修了と記載されます。

車両系建設(整地・運搬・積込み用及び掘削用)特別教育と技能講習の違い

また、特別教育にも同じ名前が使われていますが、特別教育はあくまで技能講習とは違い、乗れる機械の大きさに制限が出てきます。

  • 機体重量3トン以上技能講習を受講が必要
  • 機体重量3トン未満特別教育の受講が必要

車両系建設(整地・運搬・積込み用及び掘削用)機械技能講習/資格受講方法について

受験資格:18歳以上が条件になります。

車両系建築機械運転技能講習の資格は、講習を受けてその後学科試験、実技試験があるのです。

試験内容と講習は学科と実技に分けられています。

  • 学科走行装置の構造、取り扱いについて、作業装置の構造、取り扱い、作業方法について、運転知識、法令について学科を学びます。
  • 実技走行操作、作業装置の操作、合図について実際に機械を動かしながら確認。

対象となる機械はブルドーザ、ユンボなどで自分で選択可能で講習を受けれます

車両系建設(整地・運搬・積込み用及び掘削用)技能講習の受講日数・時間は?

受講資格や資格保有によって受講が変わります。

  • 5日(38時間)コース
    • 経験のない方
  • 3日(18時間)コース 
    • 車両系建設機械(3t未満)の運転経験が6ヶ月以上の方。
    • (特別教育修了者に限る)※事業所等の証明書が必要です。
  •  2日(14時間)コース
    • 大型特殊免許をお持ちの方(限定なし)
    • 大型・中型・準中型・普通自動車免許、又はその第二種免許をお持ちの方で車両系建設機械(3t未満)の運転経験が3ヵ月以上の方(特別教育修了者に限る)事業所等の証明書が必要です

技能講習を取得するメリット

自分の成長過程で作業資格や技能講習を受けた後は、「取得した資格に見合った仕事を行う」「日常業務で活かす」「他者への指導・支援」など意識的な行動が求められます。しっかりと目標を設定し、効果的にスキルアップへつなげていくことが肝要ですね自身のスキルアップは単なるキャリア形成だけでなく、個人や企業全体の競争力向上に欠かせない要素です。作業資格や技能講習を通じて身につけたスキルは、将来へつながる投資でもあります。私も様々な作業主任者や重機関連の資格を取りましたがこれは今、役に立ってますね今後取得するならこういう資格を目指すのもいいですね。

業種別職人から施工管理へ現場で役立つ資格をまとめ

私も施工管理になる前は現場職人でした。土木系なのでやはり土木施工管理技士を取得しましたね。良ければチェックしてみてください

土木系土木施工管理技士
建築系建築施工管理技士建築士
電気系・設備系管工事施工管理技士電気施工管理技士電気通信施工管理技士
給水装置工事主任技術者2級ボイラー技士消防設備士四類

この記事にまとめている技能講習一覧

技能講習一覧をまとめたこの記事についてご紹介いたします。技能講習は、労働現場において特定の作業を行う際に必要なスキルや知識を習得するための重要な取り組みであり、安全性と生産性の向上に貢献します。この一覧には、様々な職種における技能講習が含まれており、それぞれの分野で必要とされるスキルや手法を網羅しています。まず、建設業界における高所作業や重機操作などの技能講習が挙げられます。これらの講習は、安全意識を高め労働災害を防止することを目的としています。また、製造業ではフォークリフト操作や化学物質取り扱いなど、特定の作業に必要な技術や扱い方を身につけるための講習があります。

技能講習 早見表
木材加工用機械フォークリフト
プレス機械不整地運搬車
乾燥設備高所作業車
コンクリート破碎器ショベルローダー
地山の掘削小型移動式クレーン
地山の掘削および土止め床上操作式クレーン
土止め支保工車両系(解体用)
ずい道(掘削)車両系(基礎工事)
ずい道(覆工)車両系(整地)
採石玉掛け
はい作業ボイラー取扱
船内荷役ボイラー据付け
型枠支保工鋼橋架設
コンクリート解体コンクリート橋架設
足場組立て鉄骨組立て
木造建築物組立て
特定化学物質酸素欠乏・硫化水素
四アルキル鉛酸素欠乏
特定化学物質および四アルキル鉛普通圧力
有機溶剤化学圧力
ガス溶接石綿

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車両系建設機械(車両系建設(整地・運搬・積込み用及び掘削用))乗れる機械は多数

車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の乗れる機械には、多数の種類が存在します。これらは、労働安全衛生法に基づく運転技能講習を修了することで運転が可能になります。この講習は、3トン以上の重量を持つ車両系建設機械の操作に従事する際に義務付けられています。

車両系建設機械には、整地作業や積み込み作業を行うためのブルドーザーやパワーショベル、運搬作業に使用されるトラクター、掘削作業を行うショベルやバックホウなどが含まれます。これらの重要な建設機械は、現場での効率的かつ安全な作業を支援する役割を果たしています。

車輌系建設機械(運搬)で操作出来る代表的な機械

車輌系建設機械(運搬)で操作出来る代表的な機械

簡単なところで【運搬】から説明してみましょう。

運搬は土砂を運ぶ為の機械を運転出来る内容です

何故、運搬が含まれているかは、運転時やバックしたときに人を踏んだりして大事故になりかねないようにするためです。

車両系建設機械(積込み用及び掘削用))で人気のバックホー(ユンボ)

車両系建設機械で人気のバックホー(ユンボ)

次はもっともポピュラーな【掘削】ですが、こちらは当然見たことあると思います。

穴を掘るだけでなく習字も少し練習すれば出来るほど、車両によっては汎用性のある機械といえます。

筆者も空き缶をバケットに乗せて倒さないように、操作する練習した記憶があります。

なぜユンボに資格があるかは穴を掘る以外に無理な走行等で転倒や、本体が回転したときに人に接触してケガをさせることが多々あったからです。つまり事故の多いのが車輌系建設機械です。ただ、ユンボはバックホーと現場で呼ばれています。

ユンボとバックホーの名前はどちらが正解

ユンボの名前の正式な名称はバックホー

鉄道のレールの上も走れるユンボもあります。

鉄道用のユンボは、レンタルのニッケンさんのホームページから引用しましたが、このレンタルのニッケンがユンボという商標権を保有されており、ニッケンだけがユンボという名前を使えます。あとはバックホーと呼んでいます。

車両系建設機械:整地機械の種類(モーターグレーザー)

車両系建設機械:整地機械の種類(モーターグレーザー)

最後は【整地】です。

整地は地面を整えるということで、土を平に均す作業があります。

写真のように、陸上自衛隊にも災害時などに活躍できるよう配置されています。

モーターグレーダーという機械ですが、以外とこの操作は難しいです。

運転したことない人は多いかと思います。

建設機械の様々なアタッチメントについて

アタッチメントが変えられるユンボは、車両系建設機械の資格さえあればアタッチメントを変えたとしても同じ資格で操作ができるとは限りません

建設機械の様々なアタッチメントについて
建設機械の様々なアタッチメントについて

このようなユンボみたことあると思いますが、車輌系建設機械の資格ではこちらのようにハサミがあるユンボは運転出来ません。

車両系建設機械資格と大型特殊免許保有でスキルアップ可能

車両系建設機械資格と大型特殊免許保有でスキルアップ可能

大型特殊取得で公道も走行可能です。

走行している姿を見ると、カッコイイですよね。

大型特殊免許は、特定の特殊車両を公道上で運転するために必要な免許です。この免許を取得することで、クレーン車、ブルドーザー、ショベルカー、ロードローラー、トラクター、除雪車などの特殊車両を運転することができます。大型特殊免許があれば、これらの車両を安全に操作し、作業現場などで活躍することが可能です。

大型特殊免許を取得する際には、他の免許や経験が必要ないため、直接この免許を取得することができます。ただし、大型特殊免許を持っていても一般道路で普通の自動車を運転することは認められていませんので注意が必要です。公道上での運転が認められるのは大型特殊自動車や小型特殊自動車、原付などの特殊車両に限られます。

大型特殊免許を取得する方法は多くの場合、教習所で運転技術や知識を身につけることから始まります。教習内容には基本的な事項から実際の運転演習まで含まれており、単純作業ではない専門的な技能を身に付けることが求められます

まとめ

今回は、車両系建設機械(地・運搬・積込み用及び掘削用)の資格とその用途について解説していきました。

まとめますと、

  • 車両系建設機械は、機体重量3トン以上で技能講習・機体重量3トン未満で特別教育を受講する必要がある
  • 国家資格であるが、講習さえ受講すれば操作することができる
  • 車両系建設機械の資格を取得するなら大型特殊や解体用など合わせて取得すると仕事の幅が広がる
  • 建設機械は死角が多いので、労働災害が発生しやすい(誘導員の配置など、安全管理に努める)
  • ショベルローダーは別の資格が必要となる
  • ユンボのアタッチメントによっては、別の資格が必要となる

ですね。

車両系建設機械の資格を取れば仕事の幅は大きく広がります。

解体の重機関係は追加で資格取得すれば大活躍できますが、大型特殊を取得することで公道走れるのは凄いです。

是非興味ある人は資格取得を検討してもいいのではないでしょうか?

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