建築施工管理技士と土木施工管理技士は、高い技術と知識を要求される職種として、その年収について関心が寄せられています。建築施工管理技士は住宅やビルの建設現場で活躍し、土木施工管理技士は道路や橋などの建設現場で活躍します。
両職種とも高年収が期待でき、将来性に富んだ選択肢として注目を集めています。本記事では、厚生労働省が発表したデータをもとに、建築施工管理技士と土木施工管理技士の年収を比較し、それぞれの職種における収入の実態に迫ります。どちらの道に進むか悩んでいる方にとって、参考になる情報を提供していきます。
建築施工管理技士と土木施工管理技士の年収が高いのは?
建築施工管理技士と土木施工管理技士の収入には差異があるかもしれませんが、どちらもやりがいを感じられる職種であり、将来性も期待できますが本当にどちらが儲かるか?対比してみました。
厚生労働省が発表している数字を参考にしてみました。
職業選択のポイント:土木施工管理技士と建築施工管理技士の比較検証
土木施工管理 | 建築施工管理 | |
就労人数 | 263,870人 | 242,580人 |
年収 | 603.9万円 | 632.8万円 |
平均年齢 | 46.5歳 | 43.5歳 |
求人賃金(月額) | 34.2万円 | 32.7万円 |
※求人賃金とは、求人票に記載される金額。
※土木技術者には職業別名として浄化槽設備士 、 造園施工管理技術者 、 土木工事現場監督が土木施工管理を含んでます。
※ 建築技術者には職業別名として管工事施工管理技士 、 給排水設備工事施工管理者、 空調衛生設備施工管理技術者 、 建築工事現場監督 、 プラント建設工事施工管理技術者 、 内装工事施工管理技術者を含んでます。
土木施工管理技士の給与傾向と将来展望
![](https://nekomaru.site/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
土木施工管理技士の就業者数は、令和2年の国勢調査の結果を加工して作成されたデータによると、全国で263,870人であることがわかります。
同様に、令和5年の賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成されたデータによると、土木施工管理技士の年収は全国平均で603.9万円であり、平均年齢は46.5歳です。
また、令和5年度の求人賃金(月額)は全国平均で34.2万円となっています。
土木施工管理技士は、建設現場において重要な役割を果たす職種の一つです。彼らは建設プロジェクトの進行を監督し、施工の品質や安全を確保するために必要な管理業務を行います。
そのため、高い専門知識と豊富な経験が求められる職種であり、年齢や給与のデータからもその重要性がうかがえます。
全国の土木施工管理技士の就業者数が263,870人であることからも、建設業界において需要が高いことが窺えます。
また、年収が603.9万円という高水準であることからも、その専門性や責任の大きさがうかがえます。求人賃金も34.2万円となっており、需要と供給がバランスよく維持されていることが示唆されます。
一級土木の1級土木二次検定試験結果は、受検者27,304人、合格者9,060人でした。そうなると263,870人だからやはり、人数は少ないようにも考えられる。
建築施工管理技士の給与傾向と将来展望
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では、建築施工管理技士はどのような感じか?
建築施工管理技士の就業者統計データについて、令和2年の国勢調査結果を加工して作成されたデータによると、全国で242,580人がこの職業に就いています。
また、令和5年の賃金構造基本統計調査によると、建築施工管理技士の年収は全国平均で632.8万円であり、求人賃金(月額)は32.7万円です。さらに、建築施工管理技士の平均年齢は全国で43.5歳となっています。
建築施工管理技士という職業は建築プロジェクトにおいて重要な役割を果たしており、その就業者数や賃金、年齢などのデータは建築業界全体の動向を把握する上で重要な情報となっています。
年収632.8万円という数字からも、建築施工管理技士が高いスキルや専門知識を持つことが求められることが窺えます。
また、求人賃金が32.7万円ということからも、建築施工管理技士の需要が高く、市場価値が認められていることが伺えます。
デメリット解説:土木施工管理技士と建築施工管理技士の比較
私は建築と土木の両方を現場管理したけど、なんか知らんがいきなり未経験の建築現場に行かされて駅舎建築をさせられた。図面も読めなかったのにそんな経験から辛いところだけをまとめてみました。
メリットは楽しい事だけ、考えて悩んで悩んで職人さんと喧嘩して揉めたり様々ありますが
土木技術者のツラいところ【個人的な経験段階含む】
①現場常駐でも駅やバスなどの交通機関から電車移動の場合に通勤時間かかる。だってインフラを作っているんだから
②夜勤が発生することは1番しんどい。
③規模がデカイから中々、現場が変化しないから毎日同じ仕出弁当に同じ職人さんばかり飽きる。
④トラチョッキが邪魔なときがある。
ただ、毎日一気に進まないので多少ゆとり持って管理出来る。
建築技術者のツラいところ【個人的な経験段階含む】
①打ち合わせや擦り合わせが沢山ある電気、設備などの衛生業者など図面複数
②沢山の工程が様々動くので管理が大変
③運が良ければ複数棟の現場常駐から巡回管理もある=サボれる日も多い。
まとめ
建築施工管理技士と土木施工管理技士の年収について比較し、両職種の将来性を考察しました。厚生労働省のデータをもとに、それぞれの職種が持つ収入の実態に迫りました。
建築施工管理技士と土木施工管理技士はともに高い技術と知識が求められる職種であり、将来性に富んだ選択肢と言えるでしょう。
どちらの職種も高年収が期待できることから、将来のキャリア選択に悩む方には参考になる情報かもしれません。収入だけでなく、自身の興味や適性も考慮しながら、将来を見据えた選択をされることをお勧めします。
建築施工管理技士と土木施工管理技士は、どちらもやりがいのある職種であり、それぞれの分野で活躍することができます。
将来のキャリアパスを検討する際には、自身の目指す方向性や希望をしっかりと考え、適切な選択をすることが重要です。どちらの道を選んでも、自身のスキルや経験を磨き、成長していくことが大切です。