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NEKOMARU STUDY
電気工事士

【電気工事士 技能試験】配管施工(電線管・ボックス接続)の一発不合格(欠陥基準)を避けるわかりやすいマンガで実技解説

第一種・第二種電気工事士技能試験の配管施工(ゴムブッシング・金属管・PF管・ボックス接続)の一発不合格基準を徹底…

ゴムブッシング施工の基本:外れ防止、確実な取り付け方法

電気工事士技能試験において、電気的な接続ミスと同じくらい「一発不合格(欠陥)」の山となっているのが「配管施工」の分野です。アウトレットボックスへの電線管の導入や、ゴムブッシングの処理といった物理的な構造物は、少しの油断で機械的な強度不足を招き、即座に試験不合格の判定が下されます。

特に金属管(ねじなし管)やPF管(合成樹脂管)は、正しいコネクタの使い方や、締めるべき場所・回数、接地(ボンド線)の確保など、細かい施工手順が法令で厳格に定められています。

この記事では、第一種・第二種電気工事士の技能試験に共通する「配管施工・ボックス接続」の欠陥基準を徹底解説します。

ネコマル特製のスマートフォン・SNSに最適な各テーマごとの「縦長3コマ構成」のインフォグラフィック図解を見るだけで、要点の意味が直感的にイメージできるという読者メリットがあります。人間の判断を挟まない完全自動化の視点で、欠陥リスクを極限まで削ぎ落としていきましょう。

【ジョイントボックス(アウトレットボックス)のゴムブッシング十字切り処理】電気工事士技能試験 実技の効率的な解き方・解説

まずは根本の仕組みから丁寧に整理します。難しい用語を使わず、図解イメージで理解できるように分解すると…

アウトレットボックスの穴にVVFケーブルなどを導入する際、ケーブルを保護し、かつボックス内にゴミや異物が入らないようにするのが「ゴムブッシング」です。この十字切りは、単なる工作のように見えて、実は試験の合否を分ける重要なプロセスです。

十字切り処理の欠陥基準

ゴムブッシングにカッターや電工ナイフで十字(+)の切り込みを入れる際、以下の状態になると欠陥となります。

  • 切り込みが大きすぎる(保持力不足):十字の切り込みがブッシングの縁(ふち)にまで達してしまったり、中心を大きく切りすぎたりすると、ケーブルを通したときにケーブルがブッシングの中でグラグラになり、少し引っ張っただけでブッシングごとボックスから脱落します。これは「ケーブルの保持力不足」として、一発不合格の原因になります。
  • 切り込みが小さすぎる(施工不能・損傷):切り込みが小さすぎると、無理にケーブルを通そうとしてブッシングをボックス穴の奥へ押し込んでしまったり、ケーブルの絶縁被覆を傷つけてしまったりします。ブッシングがボックスの内側に落ち込んでしまうのも欠陥です。

正しい施工のポイント

十字切りは、ケーブルの外径よりも「ほんの少しだけ小さい」程度が理想です。ケーブルを通すときに少し抵抗があるくらいが、ボックスにしっかりと固定され、かつケーブルを確実に保護できるベストな状態です。ブッシングをボックスの穴にはめ込む際は、指先で周囲を一周なぞり、確実にロックされているか確認してください。

【ねじなし電線管(金属管)のボックスコネクタ接続とねじ切り・ボンド線処理】電気工事士技能試験 実技の効率的な解き方・解説

ねじなし電線管(E管)は、金属管そのものにねじが切られていないため、専用のボックスコネクタを管の端にはめ込み、止めねじ(ボルト)を締め付けて固定します。この「ねじ切り」こそが、試験官が必ずチェックするポイントです。

止めねじ(ボルト)のねじ切り

ボックスコネクタの側面にある止めねじは、専用の工具やプライヤーで締め付けていくと、ある程度のトルクがかかった段階で、ボルトの頭が「ポキッ」と折れる(ねじ切れる)仕組みになっています。
この「ボルトの頭が完全にねじ切れていない状態」は、施工不完全として欠陥となります。ねじ切りボルトが中途半端に浮いていて、管を動かすとガタつくようでは、電気的にも機械的にも合格ラインに達していません。

ボンド線(接地線)の処理

金属管工事では、金属管そのものが電気的な通り道になりますが、ボックスとの接続部で絶縁が途切れないよう、必ずボックス内部で金属管とボックスの間を接地用ボンド線(緑色の被覆線など)で接続しなければなりません。この「ボンド線の接続忘れ」は、金属管工事における最も多い欠陥の一つです。

※ボンド線の接続には、リングスリーブの「小」を使用し、しっかりと圧着してください。ねじなしコネクタのネジ穴を利用して接地線を固定するタイプもありますので、問題の指定条件を必ず確認してください。

【合成樹脂管(PF管)のボックスコネクタロックナット締め付けと欠陥基準】電気工事士技能試験 実技の効率的な解き方・解説

合成樹脂管(PF管・CD管)の施工では、金属製のボックスにコネクタを固定する際の「ロックナット」の締め付け具合がチェックされます。

ロックナットの欠陥基準

コネクタをボックスに差し込み、内側からロックナットを指で回して固定しますが、このとき「ロックナットが緩んでいる状態」は重大な欠陥です。指で簡単に回せてしまうような締め付けでは、試験中にコネクタが回転して配線がねじれてしまいます。

合格するためには、以下の対策が必須です。

  • プライヤー等の使用:ロックナットは指だけでなく、必ずプライヤーや専用工具を使って、最後の締め込みを確実に行います。
  • 斜め締めの防止:ロックナットがボックスのねじ山に対して斜めに入ってしまうと、ねじ山を損傷し、ガタつきの原因になります。まずは指で丁寧にねじ山を合わせ、最初の一回りがスムーズに回ることを確認してから工具で締めてください。
  • PF管の挿入確認:コネクタの内部まで、PF管が確実に差し込まれているかを確認します。コネクタの内部で止まっており、管が抜けてこないことを確認してください。

【器具配置の間違い・電線寸法の過不足(50%以下)による一発不合格基準】電気工事士技能試験 実技の効率的な解き方・解説

最後に、配線作業そのもの以前の「基本寸法と配置」に関する欠陥基準です。どれだけ綺麗な接続をしても、ここを守らなければ不合格になります。

電線の寸法過不足(50%以下の欠陥)

試験問題の施工条件には、ジョイントボックスからボックスまでの電線の余長が指定されています(例:ボックス内は150mm以上など)。
この指定寸法に対して、施工された電線の長さが50%以下(半分以下)しか確保されていない状態は、配線作業のやり直しが不可能であるため、一発不合格の対象となります。特に「複線図を書いてみたものの、予想以上に電線の長さが足りなくなった」という状況は、練習不足で最も多く発生するミスです。

器具の配置間違い(左右逆など)

配線図面で「左側にスイッチ、右側にコンセント」と指定されているのに、実際に組み上げた取付枠では「左にコンセント、右にスイッチ」となっているような配置ミスも、実務上は電気工作物の安全な運用を妨げるため、重大な施工不良(配置間違い)として欠陥となります。
全ての結線を終えた後の「ラスト3分間のチェック」で、必ず図面と完成作品を並べて、指差し確認を行うことが、このミスをゼロにする唯一の対策です。

まとめ

電気工事士技能試験の「配管施工・ボックス接続」において、合格を確実にするためのチェックリストをまとめました。

施工内容 やってはいけないこと(欠陥) 合格するためのポイント
ゴムブッシング 切り込み過大(保持力なし・脱落)、切り込み過小(押し込み失敗) ケーブルが少しきつい程度の切り込み。周囲を一周押して固定を確認。
金属管(ねじなし) ボルト頭の未切断、ボンド線の接続忘れ、管の固定不良 ボルト頭が折れるまで工具で締め切る。接地用ボンド線を忘れずに圧着。
PF管(樹脂管) ロックナットの緩み、ねじ山の損傷、管の挿入不足 ロックナットは必ずプライヤーで締める。手で持ってグラグラしないか確認。
寸法・配置 指定寸法の50%以下の長さ、図面と違う器具配置 複線図作成時に余裕を持って長さを設定。完成後に図面と指差し照合。

配管施工やボックス処理は、電線の接続と違って「物理的に形を変える」作業です。一度固定したものを外すのは非常に時間がかかるため、練習の段階から「寸法を測る」「工具で確実に固定する」という手順をルーチン化してください。自信を持って丁寧に施工すれば、必ず一発合格を勝ち取ることができます!

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