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電気工事士

【電気工事士 技能試験】基本施工(電線剥ぎ取り・のの字曲げ)の一発不合格(欠陥基準)を避けるマンガでわかりやすい実技解説

第一種・第二種電気工事士技能試験の基本施工(電線剥ぎ取り・のの字曲げ・器具結線・取付枠固定)の一発不合格(欠陥基…

電気工事士試験:電線剥き取りの基本。剥き方、注意点、コツを解説。

電気工事士の技能試験(実技試験)において、受験生を最も恐怖させるのが「一発不合格(欠陥基準)」の存在です。どれだけ回路を正しく理解し、綺麗に配線を仕上げたつもりでも、たった一箇所の「欠陥」が見つかるだけで、その時点で不合格が確定してしまいます。

技能試験における欠陥基準は、電気設備技術基準や内線規程に基づき、電気的に危険な接続(感電・短絡・漏電・火災のリスク)や、機械的に不完全な固定を排除するために、極めて厳格に定められています。

この記事では、第一種・第二種電気工事士の技能試験に共通する「基本施工」の中から、特に受験生がやってしまいがちな4つの欠陥リスク(電線の剥ぎ取り、ランプレセプタクル結線、露出器具のネジ締め、取付枠への固定)を徹底解説します。

ネコマル特製のスマートフォン・SNSに最適な各テーマごとの「縦長3コマ構成」のインフォグラフィック図解を見るだけで、要点の意味が直感的にイメージできるという読者メリットがあります。人間の判断を挟まない完全自動化の視点で、欠陥ゼロの安全な施工をマスターしていきましょう。

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【VVFケーブル・絶縁電線の外装シース・絶縁被覆の剥ぎ取り適正寸法】電気工事士技能試験 過去問・実技の効率的な解き方・解説

まずは根本の仕組みから丁寧に整理します。難しい用語を使わず、図解イメージで理解できるように分解すると…

技能試験の第一歩となるのが、ケーブルの外装シース(グレーの保護皮膜)と、内部の電線の絶縁被覆(黒・白・赤のプラスチック皮膜)の剥ぎ取り作業です。ここで発生する欠陥は、手元の力加減や寸法管理の甘さが原因となります。

芯線への「著しいキズ」は一発不合格

VVFストリッパーや電工ナイフを使用してシースや被覆を剥ぎ取る際、最も注意しなければならないのが、内部の銅線(芯線)にキズをつけてしまうことです。
工具の刃を強く押し当てすぎたり、こじったりすると、芯線にガリッと深い溝が入ります。これが「芯線の著しいキズ(電気的に断面が細くなり、発熱・断線の原因となる状態)」と判断されると、その一箇所だけで一発不合格になります。

剥ぎ取り寸法の欠陥基準

各器具や接続コネクタへの結線には、それぞれ法律上・保安上求められる「適正な剥ぎ取り寸法」が存在します。以下の状態は欠陥とみなされます。

  • 剥ぎ取り不足:被覆が残りすぎており、器具の奥まで芯線が届かず、電気的に接続不良を起こす状態。
  • 剥ぎすぎ(芯線の露出過剰):器具の外部にむき出しの銅線が長くはみ出してしまう状態(他の電線と接触して短絡・火災を招く危険があるため)。

基本として、「ジョイントボックス内での接続用は外装100mm、器具への接続用は外装50mm」を剥ぎ取り、そこから器具ごとの指定ゲージに合わせて被覆を剥くというステップを徹底してください。

演習(チェックポイント)

実技試験でのセルフチェック:剥ぎ取った後の銅線の表面を指の腹で触ったり、光に当てて確認します。目視ではっきりと削れている溝が見える場合や、指に引っかかるほどのキズがある場合は、その部分を切り落として剥ぎ直さなければ合格できません。時間のロスを防ぐためにも、工具の刃のサイズ(1.6mm用か2.0mm用か)を必ず目視で確認してから挟むようにしてください。

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【ランプレセプタクルへの結線・「のの字曲げ」の作り方と一発不合格(欠陥基準)】電気工事士技能試験 過去問・実技の効率的な解き方・解説

技能試験において最も多くの受験生が苦戦し、かつ欠陥が多発するのが、ランプレセプタクル(電球を設置するソケット器具)の端子ネジへの結線、いわゆる「のの字曲げ(輪作り)」の施工です。

一発不合格になる具体的な欠陥基準

ランプレセプタクルの結線において、以下の状態はすべて「欠陥(不合格)」となります。どれか一つでも該当すればアウトです。

  1. 巻き方向の逆転(左巻き):ネジを締める方向(時計回り)と逆に電線が巻かれている場合、ネジを締めるときに輪が広がって外れてしまうため欠陥となります。必ず右巻き(時計回り)に施設します。
  2. 被覆の噛み込み:ネジの座金(頭)の下に、絶縁被覆(黒や白のビニル)が挟まっている状態です。プラスチックをネジで潰しているだけなので、銅線がしっかりと接触せず、発熱して火災の原因となるため重大な欠陥です。
  3. 芯線の過剰な露出(離れすぎ):ネジの頭から絶縁被覆までの距離が5mm以上あいている場合、むき出しの銅線が長すぎて危険なため欠陥となります。被覆の端はネジの手前2mm〜3mmに収めるのが理想です。
  4. 重なり・はみ出し・巻き不足:輪がネジの周りで重なっている、輪がネジの頭から大きくはみ出している、または巻いている長さが足りず、ネジの周りを3/4周以上巻いていない場合は不完全な接続として欠陥になります。

極性(白線と黒線の位置)の間違い

ランプレセプタクルには安全上の理由から「極性」が定められています。器具のネジの近くに「W」または「受け金口側」と刻印されている側の端子には、必ず白色の電線(接地側)を接続しなければなりません。これを黒線と逆につなぐと、その時点で極性間違いとして一発不合格になります。

演習(チェックポイント)

のの字曲げを作る際は、絶縁被覆を20mm剥ぎ取り、ラジオペンチの先端で先端から2mm〜3mmの位置を掴んで直角に曲げ、そこからペンチの丸みを利用して綺麗な円を描くように右へ丸めます。ネジを締める前に、輪の向きが時計回りであること、器具の「W」のネジに白い電線が配置されていることを、指差し確認する習慣をつけてください。

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【露出型コンセント・引掛シーリング(角型・丸型)の結線とネジ締め欠陥基準】電気工事士技能試験 過去問・実技の効率的な解き方・解説

露出型コンセントや、天井に照明器具を吊り下げるための引掛シーリング(角型・丸型)も、試験において非常に高い確率で出題される主要器具です。これらは「差込型」と「ネジ締め型」でチェックされるポイントが異なります。

引掛シーリングの欠陥基準(差込型)

現在の引掛シーリングの多くは、剥いた芯線を穴にそのままグッと押し込む「速結端子(差込型)」になっています。ここでの最大の不合格基準は以下の通りです。

  • 器具の台座(ケース)からの芯線はみ出し:絶縁被覆を剥ぎすぎてしまい、器具を裏側から見たときに、ケースの縁からむき出しの銅線が見えてしまっている状態、または芯線が1mm以上露出している場合は欠陥となります。
  • 接地側(W)の極性間違い:器具の裏面に「W」または「接地側」と記載されている穴には、必ず白線を差し込みます。黒線を差し込むと一発不合格です。

露出型コンセントの欠陥基準(ネジ締め型)

露出型コンセントは、ランプレセプタクルと同様に電線をネジで直接締め付ける構造(または座金で挟む構造)が主流です。

  • ネジの締め付け不足(緩み):ネジの締め付けが甘く、電線を手で軽く揺らしたときにグラグラと動いてしまう状態は、接触不良によるアーク放電を引き起こすため欠陥になります。
  • 芯線のシース(外装)からのはみ出し:器具の内部で、グレーの外装シースが適切に剥ぎ取られておらず、器具の枠に噛み込んでいたり、逆に外装シースが器具の手前で短すぎて、内部の絶縁被覆(黒・白)が器具の外へ大きく露出している状態も施工不良としてチェックされます。

演習(チェックポイント)

引掛シーリングを施工する際は、器具の裏側にある「ストリップゲージ(通常10mm〜12mm程度)」の溝に電線を直接当てて、正確に絶縁被覆を剥ぎ取ります。奥までしっかりと「カチッ」と音がするまで差し込み、電線を軽く引っ張っても抜けないこと、そしてむき出しの銅線が外から見えていないことを確認してください。

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【埋込連用タンブラスイッチ・埋込コンセントの取付枠への固定と一発不合格基準】電気工事士技能試験 過去問・実技の効率的な解き方・解説

壁の内部に配置される「埋込連用タンブラスイッチ」や「埋込コンセント」は、亜鉛メッキされた金属製の「埋込連用取付枠」に器具をはめ込んで固定する施工が必要です。ここには電気的な接続だけでなく、機械的な配置ルールに関する欠陥基準が存在します。

器具の個数に応じた「取付位置」の制限

取付枠には、器具を最大3個まで縦に並べて固定できるよう「上段」「中段」「下段」の3つの固定位置が用意されています。問題の配線図や施工条件で指定された器具の個数に応じて、以下の通り正しく配置しなければ、配置間違いとして一発不合格になります。

取り付ける器具の総数 正しい取り付け位置(段) 欠陥となるNG例(不合格)
1個 のとき 中央(中段)に配置 上段や下段に取り付けている(※指定がある場合を除く)
2個 のとき 上段 と 下段 に配置(中段を空ける) 上段と中段、または中段と下段に並べて取り付けている
3個 のとき 上・中・下 のすべてに配置 位置の間違いようがありませんが、上下の向きに注意

機械的固定の欠陥基準

取付枠の爪に器具の突起を引っ掛け、反対側をマイナスドライバーの先端でひねって固定する際、以下の状態は欠陥となります。

  • 器具のグラつき・外れ:ひねり具合が緩く、器具が枠に対して斜めに浮いている状態や、手で触るとガタガタと動く状態、あるいは電線を結線してボックスに収める際に枠から器具がポロッと外れてしまう状態は、実用に耐えないため一発で不合格となります。
  • 器具の上下・表裏の逆転:スイッチには通常「UP」という刻印や、文字の向きが定められています。器具を逆さまに取り付けてしまい、スイッチを下側に押したらONになるような状態(特殊な仕様を除く)は欠陥と判断されます。

演習(チェックポイント)

取付枠へ器具を組み込む際は、まず器具の右側の突起を枠の爪にしっかりとはめ込み、左側の金属部分にある穴にマイナスドライバーの刃を差し込んで、右へグッと90度確実にひねります。固定した後に、器具を指で強く押してびくともしないことを確認してください。また、コンセントの「W」表記が左側に来ているかなど、極性と表裏の向きの最終チェックを怠らないようにしましょう。

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まとめ

電気工事士技能試験の基本施工において、一発不合格(欠陥)を確実に回避するための重要基準を一覧表にまとめました。練習時のセルフチェックシートとして活用してください。

施工箇所 絶対にやってはいけない状態(欠陥基準) 合格するための正しい対策
電線剥ぎ取り 芯線への目視でわかる著しいキズ、ガリ傷の発生 ストリッパーのサイズを確認し、刃を傾けずにまっすぐ引く
のの字曲げ 左巻き(反時計回り)、ネジ下への被覆の噛み込み、5mm以上の芯線露出 必ず時計回りに巻く。被覆はネジの手前2〜3mmで止める
ランプレセプタクル 「W」または「受け金口」端子への黒線の接続(極性間違い) 器具の「W」の文字を目視確認し、必ず白色の電線を結線する
引掛シーリング 器具のケースの外からむき出しの銅線(芯線)が見えている状態 ストリップゲージ(10〜12mm)に合わせて正確に剥き、奥まで差す
露出型コンセント 端子ネジの締め付け不足による、電線のグラつきや浮き ドライバーで手応えがあるまでしっかり締め、手で揺らして確認
埋込取付枠固定 1個で中段以外への設置、2個で中段の使用。器具のガタつきや表裏逆転 1個は中央、2個は上下。ドライバーを確実にひねってガチッと固定する

技能試験の合格率は、綺麗な作品を作ることではなく、「欠陥を一つもしないこと」に尽きます。日頃の練習から、一本の電線を剥くたび、一つのネジを締めるたびに、この欠陥基準をクリアしているか目視と触手で確認する癖をつけておけば、本番でも焦らずに一発合格の切符を手にすることができます。自信を持って実技練習に励んでください!

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