2021年2級建築施工管理技士補・技士試験はどうなる?建築・躯体・仕上分野別受験方法と変更点を解説

2021年7月27日建築施工管理,資格講習建築施工管理,施工管理技士,資格講習

この記事では、2021年から大幅に変更される2級建築施工管理技士の試験について解説していきたいと思います。

また、受験方法も変更されているので合わせて解説していきたいと思います。

2級建築施工管理技士の試験は前に受けたことがあるけど、
今回も受けるとしたらどうやって対策をしていけばいいのかな?

と、以前受験したことがある方でも、どの点が変更されているのかよく分からないかと思います。

そこで、今回は2級建築施工管理の試験が令和3年度で受験方法と試験の問題が、どのように変わっていくのかわかりやすくまとめてみました。

下の記事では、2級建築施工管理技士の過去問題を10年分ダウンロードできるようになっています。

是非、今回の変更点や苦手分野の洗いだしなど試験対策に役立ててみてください。

また、こちらからは実際に2021年に開催された施工管理技士試験の問題と解答がまとめてありますので、是非試験問題の雰囲気や出題傾向を掴むためにも見てみることをおすすめします。

このブログは他にもこのようなことがまとめてあります。合わせて気になる記事を確認してみてください。全体を確認するにはこちら

2021年の2級建築施工管理学科と実地試験変更点について

2級建築施工管理の学科試験は今までの受験項目は、建築学等・施工管理法・法規の3つの大枠から出題がされていました。

出題形式は、設問から四肢一択 (マークシート)問題が出されていました。

2020年までは学科合格して、実地試験を合格すれば、施工管理技士としての称号を得る事が出来ました。

しかし、2021年からは学科合格(一次試験)で技士補、実地試験合格(二次試験)で施工管理技士となれます。

まず第一関門の学科試験とはどのような内容になるのか解説していきたいと思います。

2021年2級建築施工管理技士補/1次のスケジュール

2級建築施工管理技士補のスケジュールとは令和3年度はこのようになります。

今年の施工管理技士のスケジュールは去年とぜんぜん違うので注意しましょう。

年2回、学科試験の受験が可能になっています。

学科前期の受験のスケジュール

1月15日(金)1次のみ検定(前期)申込書販売開始
1月29日(金)1次のみ検定(前期)申込受付開始
2月12日(金)1次のみ検定(前期)申込受付締切
5月24日(月)受検票送付
6月13日(日)1次のみ検定(前期)実施
7月 6日(火)1次のみ検定(前期)合格発表

学科試験後期の受験スケジュール


令和 3年6月22日(火)1次のみ検定(後期)申込書販売開始
7月 6日(火)1次のみ検定(後期)申込受付開始
7月20日(火)1次のみ検定(後期)申込受付締切
10月25日(月)受検票送付
11月14日(日)1次のみ検定(後期)実施
令和 4年 1月21日(金)1次のみ検定(後期)合格発表

この一次検定を合格すると、学科試験合格で技士補が取得できます。

また、実地試験(2次試験)で不合格になっても、学科は合格済みなので来年度は実地試験からスタート可能になります。

以前は再度一定期間が経過すると学科からスタートに戻ってましたが、永久的にその合格は活きてきます。

少し、受験するのにハードルが下がったのは嬉しい変更点ですね。

2021年施工管学科試験(一次試験)の受験場所新設

学科試験の受験場所が増えて受験場所も増えて取得がしやすいようになっております。

受験場所は、前期と後期で違います。

学科試験前期の受験場所

前期は全国10箇所で受験可能になります。

札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄

学科試験後期の受験場所

後期の受験場所は全国21箇所になります。

札幌・(帯広)・青森・(盛岡)・(秋田)・仙台・東京・新潟・金沢・(長野)・名古屋・大阪・ (出雲)・(倉敷)・広島・高松・(高知)・福岡・(長崎)・鹿児島・沖縄

前提:2020年迄の2級建築施工管理技士補学科試験の問題

去年までの学科試験の内容はどうだったかな?

先述したように、2020年までの学科試験は今まで、四肢一択(下記の問題から正しいものか間違ってるのを一つ選んでください)という内容でした。

正解数60パーセント以上が合格の条件でした。

学科試験問題は以下のような問題が出題されました。

施工管理技士変更前の学科試験の内容

建築学等

建築一式工事の施工に必要な建築学、土木工学、電気工学、電気通信工学及び機械工学に関する概略の知識を有すること。

施工管理法

建築一式工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する概略の知識を有すること。

法規

建設工事の施工に必要な法令に関する概略の知識を有すること。

今までの問題に関してはこのようでしたが、これが大きく変わります。

2021年2級建築施工管試験で変更された学科試験内容

新しくなった学科試験の内容には、下記の要件になりました。

学科試験を合格すると技士補になれるけど、やっぱり難しいのかな?

四肢一択(下記の問題から正しいものか間違ってるのを一つ選んでください)という内容は変わらないですが、施工管理法の問題範囲だけは四肢二択での解答が新たに加わりました

四肢二択(正しいも、間違ってるものを2つ選びなさい)という問題が出されます。

合格条件は、正解数60パーセント以上で合格なのは変わらないです。

但し、この合格条件は、施工管理法の正答率が60%以上超えていること、且つ全体正答率が60%以上となっているので注意しましょう。

2021年から施工管理技士学科試験内容

建築学等

  1. 建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な建築学、土木工学、電気工学、電気通信工学及び機械工学に関する概略の知識を有すること
  2. 建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な設計図書を正確に読み取るための知識を有すること

施工管理法 →四肢二択

  1. 建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する基礎的な知識を有すること
  2. 建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な基礎的な能力を有すること。

法規

  1. 建設工事の施工の管理を適確に行うために必要な法令に関する概略の知識を有すること。

大きな変更ポイントとして、基礎知識を求めれる中で、施工管理にポイントとなります。

建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な基礎的な能力を有する内容だけが 四肢二択 で出題されます。

2021年からの施工管理技士試験対策ができる想定問題&解説記事

このような試験内容の変更に対応できるようにちょっとした想定問題を作ってみました。

現役で現場監督をしている、施工管理技士の筆者が作成してみましたので、試験対策をよりリアルにできるのではないかと思います。

問題をとおして、ポイントとなる部分を押さえておくようにしましょう。

また、下の記事では変更となる「建設業法」や「施工管理技士法」などについて分かりやすく解説しているので、いまいちピンときていない方は是非合わせて読んでみてください。

2021年2次(実地)試験施工管理スケジュール

今年の実地試験(2次試験)のスケジュールはこうなるのか

学科試験が合格後には二次試験(実地)を受験することができます。

この試験に合格できれば、晴れて2級建築施工管理技士になれるようになります。

実地試験に合格出来ない場合でも、施工管理技士補として名刺や履歴書に記載することが出来ます。

実地試験のスケジュール年に1回だけになります。

  • 1月29日(金)前年度学科のみ合格者申込受付開始
  • 2月12日(金)前年度学科のみ合格者申込受付締切
  • 6月22日(火) 2次申込書販売開始
  • 7月 6日(火) 2次申込受付開始
  • 7月20日(火) 2次受験申込受付締切
  • 10月25日(月) 受検票送付
  • 11月14日(日) 2次検定実施
  • 令和 4年 1月28日(金) 2次のみ検定合格発表

2021年からの2級建築施工管理技士補実地試験建築の変更点

去年までの試験の出題範囲とどう違うのかな?

2級建築施工管理には、3つの分野に分かれます。木造や建築の施工管理の建築、基礎やRCなどの躯体、左官や塗装などの左官になります。実地試験(2次試験)は正解率が60パーセント以上は変わりません

記述式の内容がどのように追加変更されるのか次に解説していきます。

まず、2020年までの施工管理技士試験内容は以下の通りです。

2020年までの実地試験建築
  1. 建築材料の強度等を正確に把握し、及び工事の目的物に所要の強度、外観等を得るために必要な措置を適切に行うことができる一応の応用能力を有すること。
  2. 設計図書に基づいて、工事現場における施工計画を適切に作成し、及び施工図を適正に作成することができる一応の応用能力を有すること。

記述式の問題が全てで、建築や躯体、仕上げに関して各問題に応じて問題が作られていましたがこれが変わります

2級建築施工管理技士補実地試験(建築)

今年から出題問題はこのように変更されます

2021年からの施工管理技士実地試験
  1. 主任技術者として、建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な知識を有すること。 マークシートの試験追加
  2. 主任技術者として、建築材料の強度等を正確に把握し、及び工事の目的物に所要の強度、外観等を得るために必要な措置を適切に行うことができる応用能力を有すること。
  3. 主任技術者として、設計図書に基づいて、工事現場における施工計画を適切に作成し、及び施工図を適正に作成することができる応用能力を有すること。

建築の2次試験ポイントは、主任技術者と主任技術者として、建築一式工事の施工の管理を適確に行うために必要な知識を有する設問に対してのマークシート

2級建築施工管理技士補合格後に、建築分野の実地試験には主任技術者の要件が盛り込まれ、更に現場の知識を問われる1に四肢一択のマークシートが盛り込まれました。

令和3年からの実地試験出題問題(躯体)

施工管理技士躯体の実地試験
  1. 建築一式工事のうち基礎及び躯体に係る工事の施工の管理を適確に行うために必要な概略の知識を有することマークシートの試験追加
  2. 基礎及び躯体に係る建築材料の強度等を正確に把握し、及び工事の目的物に所要の強度等を得るために必要な措置を適切に行うことができる高度の応用能力を有すること。
  3. 建築一式工事のうち基礎及び躯体に係る工事の工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法を正確に理解し、設計図書に基づいて、当該工事の工事現場における施工計画を適切に作成し、及び施工図を適正に作成することができる高度の応用能

2次試験ポイントは、基礎及び躯体に係る工事の施工の管理を適確に行うために必要な概略の知識を有する設問に対してのマークシート

令和3年からの実地試験問題(仕上げ)

2021年施工管理仕上げ実地試験
  1. 建築一式工事のうち仕上げに係る工事の施工の管理を適確に行うために必要な概略の知識を有すること。マークシート試験追加
  2. 仕上げに係る建築材料の強度等を正確に把握し、及び工事の目的物に所要の強度、外観等を得るために必要な措置を適切に行うことができる高度の応用能力を有すること。
  3. 建築一式工事のうち仕上げに係る工事の工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法を正確に理解し、設計図書に基づいて、当該工事の工事現場における施工計画を適切に作成し、及び施工図を適正に作成することができる高度の応用能力を有すること。

2次試験ポイントは、仕上げに係る工事の施工の管理を適確に行うために必要な概略の知識を有する設問に対してのマークシート

2021年施工管の実地試験(2次試験)の受験場所

実地の受験可能場所は全国10箇所になります。

札幌・青森・仙台・東京・新潟・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・沖縄

まとめ

今回は、2級建築施工管理技士試験の変更点と新しくなった受験方法について解説してきました。

まとめますと、

  • 施工管理技士補と施工管理技士になるには年2回実施される学科試験を合格すれば技士補になることができる
  • その後実地試験は年1回予定される中で、合格すると施工管理技士になれる
  • 開催予定地が増えた
  • 「建設業法」「施工管理技士法」「監理技術者/主任技術者」について問われるようになる
  • 受験ハードルは下がったものの、試験問題としての難易度は依然として変わらない

ですね。

開催予定地も受験しやすい場所も選択出来るようになりますが、主任技術者としての知識が問われ、更に施工管理に重点が置かれる予定上手くようになって厳しくなると思われます。

是非、記事中にある過去問題や想定問題・解説記事を読み、試験は万全の態勢で挑むようにしましょう。