舗装工事で必要なアスファルト工事で品質管理
舗装工事の品質管理は、合材の温度や粒度、または締固め度など、完成した道路を見る限りでは目に見えない事ばかりです。
しかし、これをしっかりやっていないと、供用開始した道路は、見る見るうちに劣化していき、穴だらけ、クレームだらけの道路になってしまいます。
合材の温度管理…アスファルト混合物が締め固まる最適の温度
路床工とくに合材の温度管理は重要です。
アスファルト混合物は温度によって締め固まる「最適の温度」があるのです。
時間が経つ毎にどんどん降下していく合材の温度をしっかりと管理し、施工スピードの変更や、アスファルト混合プラントへの電話(出荷温度を少し上げてくれ、等)をするのが監督の役目です。
出来ることならば、温度のグラフをリアルタイムで記入していき、品質の異常を早期に発見できるよう、努めましょう。
温度管理の目安は以下の通りです。(適正温度は、アスファルト混合物の種類や気象条件によって異なります)
1.敷均し時の温度・・・・・120~150℃
2.初期転圧時の温度・・・110~140℃
3.二次転圧時の温度・・・80~120℃
舗装工事にやるべき品質管理試験
舗装工事を行う際は、様々な品質管理試験を行いながら舗装工事を行っていきます。
代表的な試験内容は以下の通りです。
現場密度試験
路盤の締固め度を測定する試験です。
砂置換法というやり方が一般的となっています。
試験方法は、締め固めた路盤に穴を掘り、砂を入れて体積を調べることで、密度を計算します。
コア抜き
施工後の舗装を乱数表より無作為にコア抜きする試験です。
その後、試験室にて加熱・抽出し骨材の粒度やアスファルト量、締固め度を測定を行い、出来形として厚みも測るように試験を行います。
平坦性試験
品質管理というより、出来形管理に分類される試験になります。
表層の施工後のみ行われる、道路の平坦性を調べる試験となっており、3mプロフィルメーターと呼ばれるものを走行させて調査していきます。
今回は、道路を舗装する方法とその作業ポイントを解説していきました。
まとめますと、
- 舗装工事で主流となっているのは、アスファルト舗装工事
- 舗装工事には資格は特に必要ないが、土木施工管理技士・車両系建設機械の資格は取得しておくべき
- そこでは舗装ではレーキプレートの使い方がポイントです
- 舗装には多くの作業手順がありその内容を把握しているといいですね
ですね。
道路舗装の工事は、工程数が多く、様々な知識や経験を必要とする工事です。