一級土木施工管理技士|解体工法の過去問を完全攻略【暗記カード・図解・マンガ・無料PDF付き】最新版

一級土木施工管理技士の本試験では、コンクリート構造物の解体工法は毎年のように狙われる重要テーマです。特に、転倒方式・カッタ工法・ウォータージェット工法・圧砕機などは、安全基準とセットで暗記しておかないと、ひっかけ肢で落とされやすい分野です。
この記事では、過去問【No.13 解体工法】を題材に、マンガ・図解・暗記カードで「一度読めば忘れにくい」形に整理しました。最後に、無料PDF過去問へのリンクも用意しているので、スマホだけで完結する学習ルートとして活用してください。
- 転倒方式:荷重は「一度に一気に」かける(繰り返し荷重は危険)
- カッタ工法:撤去側躯体ブロックへの取り付けは禁止
- ウォータージェット:騒音対策+防音シート・防音カバーが必須
- 圧砕機・大型ブレーカ:飛散範囲・倒壊範囲を予測し安全位置を確保
- 解体工法ごとの「弱点」(騒音・振動・粉じん・飛散)をセットで覚える
- 試験のひっかけは「撤去側」「繰り返し荷重」「防音対策なし」が定番
図解で押さえる一級土木施工管理技士の解体工法【転倒方式・カッタ・ウォータージェット】

図解では、転倒方式・カッタ工法・ウォータージェット工法・圧砕機の「どこが危険か」「どこを試験で聞かれるか」を一枚で整理しています。特に、ワイヤの掛け方・荷重のかけ方・機械の取り付け位置・防音対策は、現場でも試験でも共通して重要なポイントです。
マンガでイメージする「転倒方式」の危険ポイント
転倒方式は、一見シンプルですが、最も事故が起こりやすい解体工法の一つです。ワイヤを繰り返し引いて揺らすような操作をすると、構造物が予期せぬタイミングで倒れたり、ワイヤが跳ね返ったりして、作業員に重大な危険を及ぼします。
- 反動(リバウンド)が最大のリスク
- 衝撃荷重でワイヤが切断しやすくなる
- 正しい操作は「緩みなく、一度に、一定速度で引く」こと
カッタ工法の「撤去側NG」は絶対暗記
カッタ工法では、撤去側躯体ブロックへのカッタ取り付けは禁止です。撤去側に取り付けると、切断完了と同時に機械ごと落下し、作業員や周辺構造物に重大な被害を与えるおそれがあります。
- 撤去側=落ちる側
- 残存側=安定している側
- 試験では「撤去側に取り付ける」が典型的な誤り肢
ウォータージェット工法の弱点は「騒音+汚水」
ウォータージェット工法は、振動や粉じんが少ない一方で、騒音と汚水処理が課題になります。病院や民家が近接している場合には、ノズル付近に防音カバーを設置したり、周辺に防音シートを張るなどの対策が必要です。
- 高圧水噴射による騒音が大きい
- 汚水の回収・処理も環境対策として重要
解体工法ごとの安全管理と試験での狙われ方
転倒方式:荷重のかけ方が合否を分ける
転倒方式では、引きワイヤの本数・取り付け位置・荷重のかけ方が安全管理の核心です。問題文に「繰り返して荷重をかける」とあれば、ほぼ誤りと判断してよいレベルの定番ひっかけです。
カッタ工法:取り付け位置と飛散防止
カッタ工法では、撤去側への取り付け禁止に加え、冷却水の飛散防止も重要です。切断面付近にシートを設置し、周囲への飛散を防止することが求められます。
ウォータージェット工法:防音対策と周辺環境への配慮
ウォータージェットは、騒音対策・防音シート・防音カバーがキーワードです。特に「病院・民家等が隣接している場合」という条件が出てきたら、防音対策を選ぶのが鉄則です。
圧砕機・大型ブレーカ:飛散・倒壊範囲の予測
圧砕機や大型ブレーカによる取壊しでは、コンクリート片の飛散範囲・構造物の倒壊範囲を事前に予測し、作業員や建設機械を安全な位置に配置することが求められます。
過去問【No.13】コンクリート構造物の解体作業
【問題】コンクリート構造物の解体作業に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 圧砕機及び大型ブレーカによる取壊しでは、解体する構造物からコンクリート片の飛散、構造物の倒壊範囲を予測し、作業員、建設機械を安全作業位置に配置しなければならない。
(2) 転倒方式による取壊しでは、解体する主構造部に複数本の引きワイヤを堅固に取付け、引きワイヤで加力する際は、繰り返して荷重をかけるようにして行う。
(3) カッタによる取壊しでは、撤去側躯体ブロックへのカッタ取り付けを禁止するとともに、切断面付近にシートを設置して冷却水の飛散防止を図る。
(4) ウォータージェットによる取壊しでは、病院、民家等が隣接している場合にはノズル付近に防音カバーをしたり、周辺に防音シートによる防音対策を実施する。
正解とポイント
正解:(2)
転倒方式では、引きワイヤによる加力は「繰り返し」ではなく「一度に一気に」行う必要があります。繰り返し荷重をかけると、ワイヤの緩みや跳ね返り、構造物の予期せぬ挙動を招き、非常に危険です。
各選択肢の解説
- (1) 正しい
圧砕機・大型ブレーカでは、飛散・倒壊範囲の予測と安全作業位置の確保が基本です。 - (2) 誤り
転倒方式の加力は一度に荷重をかけるのが正しい方法であり、「繰り返して荷重をかける」は不適当です。 - (3) 正しい
カッタ工法では、撤去側への取り付け禁止と、切断面付近のシートによる冷却水の飛散防止が求められます。 - (4) 正しい
ウォータージェット工法では、騒音が大きいため、防音カバー・防音シートによる対策が必要です。
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FAQ:一級土木施工管理技士 解体工法のよくある質問
Q1. 転倒方式で「一度に荷重をかける」とは具体的にどういうことですか?
A. ワイヤにたるみがない状態で、一定速度で一気に引き倒すことを指します。揺らすように何度も引いたり、断続的に荷重をかけるのは危険です。
Q2. カッタ工法で撤去側に取り付けてはいけない理由は何ですか?
A. 撤去側は切断後に落下する側であり、カッタを取り付けると機械ごと落下する危険があるためです。
Q3. ウォータージェット工法の試験で狙われやすいポイントは?
A. 騒音対策としての防音カバー・防音シート、汚水処理、近隣環境への配慮が頻出ポイントです。
Q4. 圧砕機と大型ブレーカの共通する安全管理は何ですか?
A. コンクリート片の飛散範囲と構造物の倒壊範囲を予測し、作業員・機械を安全位置に配置することです。
Q5. 解体工法分野を効率よく暗記するコツはありますか?
A. 各工法ごとに「長所・短所・危険ポイント・試験でのひっかけ」をセットで暗記カード化すると、短時間で整理できます。