一級土木施工管理技士|安全衛生管理体制の過去問を完全攻略【暗記カード・図解・マンガ・無料PDF付き】最新版

このページでは、一級土木施工管理技士の午前「施工管理法」から、安全衛生管理体制における安全衛生管理組織の選任基準をテーマにした過去問を解説します。
統括安全衛生責任者・安全管理者・衛生管理者・安全衛生推進者など、似た名称が多く、「何人以上で誰を置くか」がごちゃごちゃになりやすい分野です。
この記事では、猫マンガと図解、暗記カードを使って、10人・30人・50人の人数基準を一気に整理し、試験本番で迷わないレベルまで落とし込みます。
- 10〜50人未満:安全衛生推進者(小規模現場の推進役)
- 50人以上:安全管理者+衛生管理者(推進者から管理者へ格上げ)
- 統括安全衛生責任者:元方+関係請負人の合計が50人以上(ずい道等は30人以上)
- ずい道・圧気工法・特定橋梁・鉄骨造:30人以上で統括安全衛生責任者
- 安全衛生推進者と安全管理者・衛生管理者は同時に置かない
- 人数基準は「元方事業者+関係請負人の労働者の合計」で判断
安全衛生管理体制を図解で整理【10人・30人・50人の壁】

安全衛生管理組織は、10人・30人・50人の人数を境に、必要となる役職が切り替わります。
- 10〜50人未満:安全衛生推進者を選任(小規模現場の安全衛生活動を推進)
- 50人以上:安全管理者・衛生管理者を選任(専門資格を持つ管理者)
- 統括安全衛生責任者:元方事業者+関係請負人の合計が50人以上(ずい道等は30人以上)
図解では、「推進者 → 管理者」への切り替えと、統括安全衛生責任者が必要となるラインを視覚的に整理しています。
猫マンガでイメージする安全衛生管理組織
猫マンガでは、現場の人数が増えるにつれて、安全衛生推進者から安全管理者・衛生管理者へバトンタッチしていく様子をストーリー仕立てで描いています。
- 10人規模の現場:所長が兼務する安全衛生推進者が中心
- 50人を超えると:資格を持った安全管理者・衛生管理者が登場
- 元方+下請が増えると:統括安全衛生責任者が全体を統括
「50人の壁」を越えた瞬間に、推進者が役目を終え、管理者に切り替わるイメージを持てると、選択肢のひっかけに強くなります。
用語と原理の深掘り解説【統括安全衛生責任者・推進者・管理者】
統括安全衛生責任者とは
統括安全衛生責任者は、元方事業者が選任する現場トップの安全衛生責任者です。元方事業者と関係請負人の労働者を合計して、一定人数以上となる事業場で必要になります。
- 原則:50人以上で選任
- ずい道、圧気工法、特定の橋梁工事、鉄骨造の建設など:30人以上で選任
- 役割:現場全体の安全衛生管理を統括し、関係請負人を含めた体制を整える
安全衛生推進者とは
安全衛生推進者は、小規模事業場(10〜50人未満)で選任される、安全衛生活動の推進役です。
- 安全管理者・衛生管理者を置くほどではない規模の現場で活躍
- 現場代理人や所長が兼務するケースが多い
- 50人以上になると、安全衛生推進者ではなく、安全管理者・衛生管理者に切り替わる
安全管理者・衛生管理者とは
安全管理者・衛生管理者は、50人以上の事業場で選任が必要となる専門職です。
- 安全管理者:災害防止計画の立案、設備・作業方法の点検などを担当
- 衛生管理者:健康障害防止、作業環境の衛生管理などを担当
- いずれも一定の資格・経験が必要で、推進者とは責任の重さが異なる
過去問で確認【No.8 安全衛生管理組織の選任基準】
【No. 8】 安全管理体制における、安全衛生管理組織に関する次の記述のうち、労働安全衛生法令上、誤っているものはどれか。
(1) 元方事業者は、関係請負人の労働者を含め、常時50人以上となる事業場(ずい道、圧気工法、一定の橋梁工事は除く)では、統括安全衛生責任者を選任する。
(2) 元方事業者は、関係請負人の労働者を含め、常時50人以上となる事業場では、安全管理者を選任する。
(3) 元方事業者は、関係請負人の労働者を含め、常時50人以上となる事業場では、衛生管理者を選任する。
(4) 元方事業者は、関係請負人の労働者を含め、常時50人以上100人未満となる事業場では、安全衛生推進者を選任する。
正解とポイント
正解:(4)
(4)は、50人以上100人未満でも安全衛生推進者を選任するとしており誤りです。50人以上になった時点で、安全衛生推進者ではなく、安全管理者・衛生管理者を選任する必要があります。
各選択肢の解説
(1) 元方事業者と統括安全衛生責任者
(1)は正しい記述です。元方事業者は、関係請負人の労働者を含めて常時50人以上となる事業場では、統括安全衛生責任者を選任します。ただし、ずい道、圧気工法、一定の橋梁工事などの高リスク工事では、30人以上で選任が必要となります。
(2) 安全管理者の選任基準
(2)も正しい記述です。建設業において、元方事業者は、関係請負人を含めて常時50人以上となる事業場では、安全管理者を選任しなければなりません。安全管理者は、災害防止計画の立案や安全パトロールなど、技術的な安全管理を担当します。
(3) 衛生管理者の選任基準
(3)も正しい記述です。常時50人以上の事業場では、衛生管理者の選任が必要です。衛生管理者は、作業環境測定や健康障害防止対策など、労働衛生面の管理を行います。
(4) 安全衛生推進者の人数範囲
(4)は誤りです。安全衛生推進者が必要となるのは、常時10〜50人未満の事業場です。50人以上になった時点で、安全衛生推進者ではなく、安全管理者・衛生管理者を選任する必要があり、両者を同時に置くことはありません。
無料PDFで過去問をまとめて演習
安全衛生管理体制の問題は、人数基準と役職名の組合せが頻出です。無料PDFで過去10年分の問題をまとめて解くことで、数字と用語のセット暗記が一気に進みます。
【無料PDF】一級土木施工管理技士 過去問10年分ダウンロード一覧はこちら
関連する過去問解説への内部リンク
FAQ:安全衛生管理体制のよくある疑問
Q1. 安全衛生推進者と安全管理者・衛生管理者は同時に必要ですか?
A1. いいえ。10〜50人未満では安全衛生推進者、50人以上では安全管理者・衛生管理者と、人数に応じて切り替わるため、同時に置くことはありません。
Q2. 統括安全衛生責任者の人数基準は50人だけですか?
A2. 原則は50人以上ですが、ずい道、圧気工法、特定の橋梁工事、鉄骨造の建設などの高リスク工事では、30人以上で統括安全衛生責任者の選任が必要です。
Q3. 人数のカウントに関係請負人の労働者も含まれますか?
A3. はい。元方事業者の労働者と関係請負人の労働者の合計人数で判断します。下請けが多い現場ほど、統括安全衛生責任者や管理者が必要になりやすくなります。
Q4. 安全衛生推進者に資格は必要ですか?
A4. 安全衛生推進者には、安全管理者・衛生管理者のような国家資格は求められませんが、安全衛生に関する知識と経験がある者から選任することが望まれます。現場代理人や所長が兼務するケースが一般的です。
Q5. 試験対策では何を優先して覚えるべきですか?
A5. まずは、10・30・50の人数基準と、それぞれに対応する役職(推進者・管理者・統括安全衛生責任者)をセットで覚えましょう。そのうえで、元方事業者+関係請負人の合計人数で判断するというルールを押さえると、ひっかけ問題にも対応できます。
この記事の重要語句は 蛍光イエローで強調しています。スマホでも読みやすく、一級土木施工管理技士の試験対策に最適な配色です。