一級土木施工管理技士の海岸分野で頻出する「養浜」。粒径・平衡勾配・汚濁防止の理解が得点に直結します。本ページでは、暗記カード → 図解 → マンガ → 過去問 → PDF → FAQ の流れで最短攻略できる構成にしています。

暗記カード|養浜の施工で必ず押さえるポイント
- 養浜材は現地砂より粗い粒径を選ぶと流出しにくい
- 粗い砂=急勾配(平衡勾配が大きい)/細かい砂=緩勾配
- シルト分は陸上で除去し、濁りの発生を防止
- 飛散防止のため、散水・防風ネットなどの対策が必要
- 浚渫土砂を使う場合は粒度調整が望ましい
図解で理解する養浜材の粒径と平衡勾配

養浜材の選定ルール
- 粗い砂=流出しにくい=急勾配(平衡勾配が大きい)
- 細かい砂=流出しやすい=緩勾配(平衡勾配が小さい)
- 景観配慮として色調も現地砂に合わせる
平衡勾配のメカニズム
- 粗い砂:波が通り抜けやすく動きにくい → 急な斜面で安定
- 細かい砂:波で運ばれやすい → なだらかな斜面で安定
- 「粗い砂=勾配が小さい」は誤り
濁り(汚濁)防止対策
- シルト分は陸上で除去し、海域への濁りを抑制
- 干潮時の陸上施工で濁り拡散を抑える
- 必要に応じてシルトフェンスを設置
マンガで理解する養浜施工のストーリー
冒頭のマンガでは、粗い砂を使った場合の急勾配の形成や、シルト分を除去しないと濁りが発生する失敗例を描いています。視覚的に理解できるため、試験本番での判断が速くなります。
また、養浜材の粒径を誤ると平衡勾配が変わり、海岸保全効果が低下する点もストーリーで理解できます。
過去問【No.37】養浜の施工(粒径・平衡勾配・汚濁防止)
【問題】
海岸保全施設の養浜の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 浚渫土砂を使う場合、シルト分を減らすため粒度調整を行うのが望ましい。
(2) 粗い砂は平衡勾配が小さいため沖合部の保全効果が期待できる。
(3) シルト・有機物・ゴミは陸上で除去し、濁りを防止する。
(4) 車両搬入路の確保や砂の飛散防止など、周辺環境への配慮が必要。
【正解】(2)
選択肢ごとの解説
(1) 適当:浚渫土砂を使う場合、シルト分を減らすため粒度調整を行う。
(2) 不適当:粗い砂は動きにくく、斜面は急勾配(平衡勾配が大きい)で安定する。「平衡勾配が小さい」は誤り。
(3) 適当:シルト・有機物・ゴミは陸上で除去し、海域の濁りを防止する。
(4) 適当:車両搬入路の確保や砂の飛散防止など、周辺環境への配慮が必要。
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関連分野として、離岸堤・洗掘・沈下、浚渫・音響測深、水中コンクリート・トレミー、建設濁水・放流基準なども合わせて学習すると理解が深まります。
FAQ|養浜の施工でよくある質問
Q1. 粒径はどのように選べばよいですか?
A. 基本は現地砂より粗い粒径を選びます。流出しにくく、急勾配で安定します。
Q2. シルト分はなぜ陸上で除去するのですか?
A. シルト分は濁りの原因となるため、海域での拡散を防ぐために陸上で除去します。
Q3. 粗い砂は本当に急勾配になりますか?
A. はい。粗い砂は波が通り抜けやすく動きにくいため、急勾配で安定します。
Q4. 養浜と離岸堤はどちらを先に施工しますか?
A. 一般的には離岸堤 → 養浜の順で施工します(波を弱めるため)。
Q5. 過去問はどの順番で解くべきですか?
A. 暗記カード → 図解 → 過去問PDFの順が最短で定着します。