【最新版】一級土木施工管理技士|ダムコンクリート配合区分を完全攻略|図解・マンガ・過去問・無料PDF
重力式コンクリートダムは「巨大なコンクリートの塊」であり、その自重で水圧に抵抗する構造です。そのため、部位ごとに求められる性能が大きく異なり、外部・内部・着岩・構造用の4種類のコンクリートが使い分けられます。本ページでは、試験で頻出する配合区分を、暗記カード → 図解 → マンガ → 過去問 → PDF → FAQ の流れで体系的に理解できるよう構成しています。

暗記カード|ダムコンクリート配合区分の最重要ポイント
- 外部:水密性・耐凍害性・すりへり抵抗(環境作用に最も晒される)
- 内部:単位容積質量(重さ)・低発熱性(ダムの自重を担う)
- 着岩:付着性・不陸追従性(岩盤との一体化が最重要)
- 構造用:鉄筋との付着性・狭隘部施工性(監査廊・鉄筋部)
- 粗骨材最大寸法:外部・内部=大きい/構造用・着岩=小さい
図解で理解するダムコンクリート配合区分

1. 外部コンクリート(表面部)
外部コンクリートは、ダムの表面に位置し、水圧・凍結融解・摩耗など最も厳しい環境作用を受けます。そのため、以下の性能が要求されます。
- 水密性:漏水を防ぐ
- 耐凍害性:凍結融解作用に耐える
- すりへり抵抗性:流木・砂礫による摩耗に耐える
- 粗骨材最大寸法:大きめ(80mm〜150mm)
2. 内部コンクリート(ダム本体の大部分)
内部コンクリートは、重力式ダムの自重を担う中心部であり、最も重要な性能は「重さ」と「低発熱性」です。
- 単位容積質量(重さ):水圧に抵抗するため重いほど良い
- 低発熱性:水和熱による温度ひび割れを防ぐ
- 粗骨材最大寸法:大きめ(80mm〜150mm)
3. 着岩コンクリート(基礎部)
ダムと岩盤を一体化させるためのコンクリートで、以下が重要です。
- 付着性:岩盤としっかり接着する
- 不陸追従性:凹凸のある岩盤にも密着
- 粗骨材最大寸法:小さめ(40mm程度)
4. 構造用コンクリート(監査廊・鉄筋部)
鉄筋が配置される監査廊や設備周りに使用され、以下が重要です。
- 鉄筋との付着性
- 狭隘部への施工性
- 粗骨材最大寸法:小さめ(40mm程度)
過去問【No.34】ダムコンクリート配合区分
【問題】
重力式コンクリートダムで各部位のコンクリートの配合区分と必要な品質に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1) 着岩コンクリートは水密性・耐凍害性が要求される。
(2) 外部コンクリートは単位容積質量と低発熱性が要求される。
(3) 内部コンクリートは岩盤との付着性が重要である。
(4) 構造用コンクリートは鉄筋との付着性・狭隘部施工性が必要である。
【正解】(4)
選択肢ごとの解説
(1) 不適当:これは外部コンクリートの要求性能。
(2) 不適当:これは内部コンクリートの要求性能。
(3) 不適当:これは着岩コンクリートの要求性能。
(4) 適当:構造用コンクリートの定義通り。
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関連分野として、
グラウチング・ルジオン値、
着岩・外部・内部の違い、
コンクリート打込み・締固め、
吸水率・安定性、
ひび割れ・水和熱
なども合わせて学習すると理解が深まります。
FAQ|ダムコンクリートでよくある質問
Q1. 内部コンクリートはなぜ重さが重要?
A. 重力式ダムは自重で水圧に抵抗するため、密度が最重要です。
Q2. 着岩コンクリートの特徴は?
A. 岩盤との付着性と不陸追従性が求められます。
Q3. 構造用コンクリートはどこに使う?
A. 監査廊・鉄筋部・狭隘部など施工性が必要な箇所です。
Q4. 外部コンクリートの要求性能は?
A. 水密性・耐凍害性・すりへり抵抗です。
Q5. 粗骨材最大寸法はどこが小さい?
A. 構造用・着岩コンクリートです。