
この記事では、一級土木施工管理技士の学科試験で頻出の特殊舗装(グースアスファルト舗装・フォームドアスファルト舗装・砕石マスチック舗装・半たわみ性舗装など)を、過去問を題材にしながら整理します。
橋面舗装や重交通路線など、現場での使われ方とセットで覚えることで、単なる用語暗記ではなく「イメージで思い出せる知識」に変えていきます。
後半では、実際の過去問【No.31】を使って、選択肢ごとの考え方・ひっかけポイントまで丁寧に解説し、最後に無料PDFと暗記カードで復習できる構成にしています。
- グースアスファルト舗装=橋面舗装・不透水性・たわみ性
- 大粒径アスファルト舗装=重交通路線の基層・路盤
- フォームドアスファルト=中温化技術(温度低減・作業性向上)
- 砕石マスチック舗装(SMA)=粗骨材のかみ合わせ+マスチック
- 半たわみ性舗装=セメントミルク注入
- 橋面舗装に大粒径は使わない
- セメントミルク=半たわみ性舗装のキーワード
図解でつかむ!特殊舗装のイメージ

図のように、特殊舗装は「どこに・何のために使うか」で整理すると一気に覚えやすくなります。
- グースアスファルト舗装:コンクリート床版の橋面舗装に用いられ、不透水性とたわみ性に優れる。
- 大粒径アスファルト舗装:重交通路線の基層・路盤に用いられ、耐流動性・耐摩耗性が高い。
- フォームドアスファルト舗装:アスファルトを泡状にして混合性を高め、中温化(温度低減)を図る。
- 砕石マスチック舗装(SMA):粗骨材のかみ合わせとマスチックで、わだち掘れに強い。
- 半たわみ性舗装:空隙の大きいアスファルト混合物にセメントミルクを注入し、剛性と耐久性を高める。
マンガの内容を文章でイメージ補強
猫マンガでは、現場監督の猫と新人猫が、橋の上と道路の上で使われる舗装を見比べながら会話しています。
- 橋の上では「雨水を絶対に床版にしみ込ませたくない」ので、グースアスファルト舗装が登場。
- 重交通の幹線道路では、ダンプが何台も通る場面で、大粒径アスファルト舗装が基層・路盤に使われている。
- アスファルトプラントでは、アスファルトを泡立てているシーンで、フォームドアスファルトの中温化技術を説明。
- 最後に、セメントミルクを注入しているイラストで、半たわみ性舗装との違いを強調。
用語・原理の深掘り解説(グース・フォームド・SMA・半たわみ性)
グースアスファルト舗装
- 不透水性が高く、雨水の浸透を防ぐ。
- たわみ性があり、床版の変形に追従しやすい。
- 一般に、コンクリート床版の橋面舗装として用いられる。
大粒径アスファルト舗装
- 最大粒径の大きな骨材を用いたアスファルト混合物。
- 耐流動性・耐摩耗性に優れる。
- 主な用途は重交通路線の基層・路盤であり、橋面舗装には用いない。
フォームドアスファルト舗装
- アスファルトを泡状にして容積を増大させ、混合性を高める。
- 中温化技術として、製造温度・施工温度を下げられる。
砕石マスチック舗装(SMA)
- 粗骨材の骨材かみ合わせとマスチックで構成。
- わだち掘れに強い。
半たわみ性舗装
- 空隙の大きいアスファルト混合物に、セメントミルクを注入して硬化させる。
- 耐久性・耐油性に優れる。
過去問【No.31】各種アスファルト舗装
【問題】道路の各種アスファルト舗装に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
(1) グースアスファルト舗装は、グースアスファルト混合物を用いた不透水性やたわみ性等の性能を有する舗装で、一般にコンクリート床版の橋面舗装に用いられる。
(2) 大粒径アスファルト舗装は、最大粒径の大きな骨材をアスファルト混合物に用いる舗装で、耐流動性や耐摩耗性等の性能を有するため、一般に鋼床版舗装等の橋面舗装に用いられる。
(3) フォームドアスファルト舗装は、加熱アスファルト混合物を製造する際に、アスファルトを泡状にして容積を増大させて混合性を高めて製造した混合物を用いる舗装である。
(4) 砕石マスチック舗装は、細骨材に対するフィラーの量が多い浸透用セメントミルクで粗骨材の骨材間隙を充填したギャップ粒度のアスファルト混合物を用いる舗装である。
正解
正解: (1)
選択肢ごとの解説
(1) グースアスファルト舗装
- 不透水性・たわみ性に優れ、橋面舗装として正しい。
(2) 大粒径アスファルト舗装
- 耐流動性・耐摩耗性は正しいが、用途は基層・路盤。
- 橋面舗装に用いるという記述は誤り。
(3) フォームドアスファルト舗装
- 泡状にする説明は正しいが、試験では中温化技術の記述が必須。
- 定義として不十分。
(4) 砕石マスチック舗装(SMA)
- セメントミルク充填は半たわみ性舗装の説明。
- 種類を取り違えた誤り。
無料PDFで復習|一級土木施工管理技士過去問10年分
一級土木施工管理技士 PDF 過去問10年分【無料ダウンロード一覧はこちら】
関連する過去問解説(内部リンク)
よくある質問(FAQ)
Q1. グースアスファルト舗装はどこで使われますか?
A. 主にコンクリート床版の橋面舗装です。不透水性とたわみ性が重要です。
Q2. 大粒径アスファルト舗装が橋面に不向きな理由は?
A. 用途は基層・路盤であり、防水性が必要な橋面には適しません。
Q3. フォームドアスファルトの狙われ方は?
A. 中温化技術・温度低減がキーワードです。
Q4. SMAと半たわみ性舗装の違いは?
A. SMAは骨材かみ合わせ+マスチック、半たわみ性はセメントミルク注入です。
Q5. 特殊舗装の暗記のコツは?
A. 「どこに・何のために使うか」をセットで覚えることです。