
この記事では、一級土木施工管理技士の学科試験で頻出のアスファルト舗装の基層・表層施工について、過去問を題材に体系的に整理します。
基層・表層施工は「継目の種類」「雨天時の対応」「転圧速度」など、現場の基本動作がそのまま試験に出る分野です。
この記事では、過去問【No.29】を使いながら、ひっかけポイントまで丁寧に解説し、最後に無料PDFと暗記カードで復習できる構成にしています。
- 施工中断=横継目(縦ではない)
- 雨天時:作業中止+敷きならし済みは即転圧
- 振動ローラ=速度が速すぎても遅すぎてもNG
- タックコート=乳剤散布装置付きフィニッシャが有効
- 継目の仕上がり=走行性に直結
- 基層・表層施工は“基本動作”がそのまま出題
図解でつかむ!基層・表層施工の基本

基層・表層施工は「敷きならし → 転圧 → 継目処理」の流れを理解すると覚えやすくなります。
- タックコート:乳剤散布装置付きフィニッシャで汚れ防止。
- 雨天時の対応:作業中止+敷きならし済みは即転圧。
- 継目処理:中断時は必ず横継目。
- 振動ローラ:速度管理が品質を左右する。
マンガの内容を文章でイメージ補強
猫マンガでは、基層・表層施工の「やってはいけないポイント」を中心に説明しています。
- 施工中断時に縦継目を作るミスが描かれ、横継目が正しいと解説。
- 雨が降ったときの対応として、敷きならし済み部分の即転圧が強調。
- 振動ローラの速度が速すぎて不陸が出るシーンも描写。
- タックコートの散布ムラが走行性に影響する点も説明。
用語・原理の深掘り解説(基層・表層施工の本質)
タックコート
- 層間の接着を良くするために散布。
- 乳剤散布装置付きフィニッシャは、汚れ防止・品質向上に有効。
雨天時の対応
- 敷きならし作業は中止。
- ただし、敷きならした部分は冷める前に速やかに転圧する。
継目処理
- 施工中断時に設けるのは横継目。
- 縦継目は走行性に影響しやすく、仕上がりが重要。
振動ローラの速度
- 速すぎる → 不陸・小波が発生。
- 遅すぎる → 過転圧になる。
- 適切な速度管理が品質の要。
過去問【No.29】基層・表層施工
【問題】道路のアスファルト舗装における基層・表層の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) タックコート面の保護や乳剤による施工現場周辺の汚れを防止する場合は、乳剤散布装置を搭載したアスファルトフィニッシャを使用することがある。
(2) アスファルト混合物の敷きならし作業中に雨が降り始めた場合は、敷きならし作業を中止するとともに、敷きならした混合物を速やかに締め固めて仕上げる。
(3) 施工の終了時又はやむを得ず施工を中断した場合は、道路の縦断方向に縦継目を設け、縦継目の仕上がりの良否が走行性に直接影響を与えるので平坦に仕上げるように留意する。
(4) 振動ローラにより転圧する場合は、転圧速度が速すぎると不陸や小波が発生し、遅すぎると過転圧になることがあるので、転圧速度に注意する。
正解
正解: (3)
選択肢ごとの解説
(1) タックコート
- 乳剤散布装置付きフィニッシャは、汚れ防止・品質向上に有効で正しい。
(2) 雨天時の対応
- 敷きならし作業は中止し、敷きならした部分は速やかに転圧するのが正しい。
(3) 継目処理(誤り)
- 施工中断時に設けるのは横継目であり、縦継目ではない。
- 縦・横の取り違えで不適当。
(4) 振動ローラの速度
- 速すぎても遅すぎても品質低下につながるため、速度管理が重要で正しい。
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関連する過去問解説(内部リンク)
よくある質問(FAQ)
Q1. 施工中断時に横継目を設ける理由は?
A. 縦継目は走行性に影響しやすく、仕上がりが難しいためです。
Q2. 雨が降ったときの正しい対応は?
A. 作業は中止し、敷きならした部分は冷める前に速やかに転圧します。
Q3. 振動ローラの速度管理が重要な理由は?
A. 速すぎると不陸、遅すぎると過転圧となり、品質低下につながるためです。
Q4. タックコートの目的は?
A. 層間の接着性を高め、乳剤散布装置付きフィニッシャは汚れ防止にも有効です。
Q5. 基層・表層施工で最も多いミスは?
A. 縦継目と横継目の取り違えです。