
この記事では、一級土木施工管理技士の学科試験で頻出の路床施工(凍上抑制・安定処理・排水対策)について、過去問を題材に体系的に整理します。
路床は舗装構造の最下層であり、支持力・排水・凍上対策が重要なため、試験でも毎年のように出題される分野です。
この記事では、過去問【No.27】を使いながら、ひっかけポイントまで丁寧に解説し、最後に無料PDFと暗記カードで復習できる構成にしています。
- 凍上抑制層=凍結深さ > 舗装厚のとき必要
- 六価クロム=セメント安定処理で環境基準確認
- 盛土路床=仮排水溝で軟弱化防止
- 構築路床=支持力確保+形状管理が重要
- 排水対策は路床品質の生命線
- 凍上は“水+凍結+細粒土”で発生
図解でつかむ!路床施工の基本

路床施工は「排水・支持力・凍上対策」の3つを押さえると理解しやすくなります。
- 盛土路床:施工中の軟弱化を防ぐため、仮排水溝を設置。
- 凍上抑制層:凍結深さ > 舗装厚のときだけ必要。
- 安定処理土:六価クロム溶出量が環境基準に適合していることを確認。
- 構築路床:所定の品質・形状に仕上げ、支持力を確保。
マンガの内容を文章でイメージ補強
猫マンガでは、路床施工の「やってはいけないポイント」を中心に説明しています。
- 凍上抑制層を「舗装厚が大きいとき」と誤解するシーン。
- 盛土路床で排水対策を怠り、路床が軟弱化する描写。
- セメント安定処理で六価クロムの確認を忘れるミス。
- 構築路床の形状管理が甘く、支持力不足になる場面。
用語・原理の深掘り解説(路床施工の本質)
盛土路床の排水対策
- 施工中の降雨で軟弱化しやすい。
- 仮排水溝を設けて排水するのが基本。
凍上抑制層
- 凍上は「水+凍結+細粒土」で発生。
- 凍結深さ > 舗装厚のときだけ必要。
- 凍上しにくい材料(砂質土・砕石など)で置換する。
安定処理土(セメント系)
- 六価クロム溶出量が環境基準に適合していることを確認。
- 基準不適合の材料は使用不可。
構築路床
- 現状路床の支持力を低下させないよう施工。
- 所定の品質・高さ・形状に仕上げる。
過去問【No.27】路床施工
【問題】道路のアスファルト舗装における路床の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 盛土路床は、施工後の降雨排水対策として、縁部に仮排水溝を設けておくことが望ましい。
(2) 凍上抑制層は、凍結深さから求めた必要な置換え深さと舗装の厚さを比較し、舗装の厚さが大きい場合に、路盤の下にその厚さの差だけ凍上の生じにくい材料で置き換える。
(3) 安定処理土は、セメント及びセメント系安定材を使用する場合、六価クロムの溶出量が所定の土壌環境基準に適合していることを確認して施工する。
(4) 構築路床は、現状路床の支持力を低下させないよう、所定の品質、高さ及び形状に仕上げる。
正解
正解: (2)
選択肢ごとの解説
(1) 盛土路床
- 施工中の軟弱化防止のため、仮排水溝を設置するのは正しい。
(2) 凍上抑制層(誤り)
- 凍結深さ > 舗装厚のときに必要。
- 設問は「舗装厚が大きい場合」と逆の記述で不適当。
(3) 安定処理土
- 六価クロム溶出量が環境基準に適合していることを確認するのは正しい。
(4) 構築路床
- 支持力を低下させないよう、所定の品質・形状に仕上げるのは正しい。
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関連する過去問解説(内部リンク)
よくある質問(FAQ)
Q1. 凍上抑制層が必要になる条件は?
A. 凍結深さ > 舗装厚のときだけ必要です。
Q2. 盛土路床で排水対策が重要な理由は?
A. 雨水で路床が軟弱化し、支持力が低下するためです。
Q3. 六価クロムの確認はなぜ必要?
A. セメント安定処理では環境基準に適合していることが義務付けられているためです。
Q4. 構築路床で重要な管理項目は?
A. 品質・高さ・形状の3点です。
Q5. 路床施工で最も多いミスは?
A. 凍上抑制層の条件を逆に覚えることです。