
この記事では、一級土木施工管理技士の過去問【No.25】で出題された渓流保全工について、図解・マンガ・暗記カードを使って最短で理解できるようにまとめています。
渓流保全工は、縦断勾配の調整・侵食防止・自然地形の活用など、複数の観点が絡むため、試験でもひっかけが多い分野です。特に床固め工の設置位置(下流側)は頻出のひっかけポイントです。
- 床固め工=下流側に設置(最重要)
- 渓流保全工=縦断勾配の調整で侵食防止
- 護岸工=外湾側は根固め工を併用
- 自然地形(拡幅部・狭窄部)を活かす
- 渓床・渓岸の侵食対策が中心
図解で理解する渓流保全工

図では、渓流保全工の基本構造である床固め工・護岸工・自然地形の活用を示しています。特に床固め工は、護岸工などの工作物の下流側に設置し、基礎の洗掘を防ぐ役割があります。
マンガで理解する渓流保全工
マンガでは、護岸工の外湾側で侵食が進み、根固め工を併用しないと崩壊する様子を描いています。
「外湾側=侵食が激しい=根固め工必須」というイメージを定着させる構成です。
用語・原理の深掘り解説
渓流保全工の目的
- 縦断勾配を調整し、渓床・渓岸の侵食を防止
- 自然地形を活かし、生態系に配慮した施工
護岸工
- 渓岸の侵食・崩壊防止
- 外湾側は侵食が激しい → 根固め工を併用
床固め工(とこがためこう)
- 縦侵食防止・河床の安定化
- 護岸工などの下流側に設置して基礎を保護
- 「上流側に設置」は誤り(試験のひっかけ)
過去問【No.25】渓流保全工
【問題】渓流保全工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1) 渓流保全工は、山間部の平地や扇状地を流下する渓流等において、縦断勾配の規制により渓床や渓岸の侵食等を防止することを目的とした施設である。
(2) 渓流保全工は、多様な渓流空間、生態系の保全及び自然の土砂調節機能の観点から、拡幅部や狭窄部等の自然の地形を活かして計画することが求められる。
(3) 護岸工は、渓岸の侵食や崩壊の防止、山脚の固定等を目的に設置され、湾曲部外湾側では河床変動が大きいことから、根固め工を併用する等の検討が求められる。
(4) 床固め工は、渓床の縦侵食防止、河床堆積物の再移動防止により河床を安定させるとともに、護岸工等の工作物の上流に設置することにより、工作物の基礎を保護する機能も有する。
正解
正解:(4)
選択肢の解説
(1) 正しい:渓流保全工の目的は、縦断勾配の調整による侵食防止。
(2) 正しい:自然地形(拡幅部・狭窄部)を活かすのは生態系配慮の観点から重要。
(3) 正しい:外湾側は侵食が激しいため、根固め工を併用する。
(4) 誤り:床固め工は護岸工などの下流側に設置する。
「上流側に設置」は誤り。
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関連する過去問解説(内部リンク)
FAQ(よくある質問)
Q1. 床固め工はどこに設置する?
A. 下流側です。基礎の洗掘を防ぐためです。
Q2. 渓流保全工の主目的は?
A. 縦断勾配の調整による渓床・渓岸の侵食防止です。
Q3. 護岸工の外湾側で必要な工法は?
A. 根固め工を併用します。
Q4. 自然地形を活かす理由は?
A. 生態系保全と自然の土砂調節機能を維持するためです。
Q5. 渓流保全工で最も多いひっかけは?
A. 床固め工の設置位置(上流と書かれていたら誤り)。
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